「プロジェクトBB」を観る
2007年 03月 16日
大好きな尊敬する大俳優、ジャッキー・チェンの最新作「プロジェクトBB」を観てきました。
もう可笑しくって、泣かされて、アクションだって健在、あっちこっちに今やTopスターになった香港俳優がほんのチョイ役でも出ている、いかにも香港映画、「THE成龍ムービー」です。大満足の2時間6分(毎度おなじみエンドロールのNG集も必見)でした。
(↓ ここからネタばれ、但しHPにいったらほとんど判る)
サンダル(ジャッキー)とフリーパス(ルイス・クー)はボスの大家(マイケル・ホイ)と三人組のこそ泥。金庫破りが得意で、人様に迷惑はかけない(!?)主義の気のいい泥棒。今日も大病院の金庫を拝借。・・・それは結構な稼ぎのはずなのに、サンダルはいい歳して未だ博打三昧、フリーパスは若気の至りでした結婚を後悔し、色男(でもオンナに弱い)を謳歌しているし、大家はコツコツ貯めているけど、それにはちゃんと理由があって・・・。
ジャッキー、やっぱり歳とりました。モデル出身のルイスとは16歳違うけど、同じコソ泥衣装だと、アチコチにその歳の差がくっきり・・・(きっと自分もそうなんだろーなー嫌だ嫌だ)。しかも今回は正義の味方じゃないのよ。でも初めこそ、そう思えでも、どんどんテンポのいいジャッキー映画のリズムに引き込まれてしまいました。
泥棒に入った豪華な病院で警備員に見咎められるサンダル。長い階段の手すりを滑り降りるシーンはエンドロールのNG集でもフューチャーされているぐらい、序盤の見せ場で、命知らずのジャッキー魂が早速炸裂!
サンダルとフリーパスのだらしのない暮らしぶりはサクサクと沢山のカット割でテンポ良く表現、あのアイドルスター・シャーリーン・チョイがフリーパスの妻パッイン役で、なんと着ぐるみで登場(どんなで何でか?は劇場で!)、虐げられた、けなげな妻を可愛らしく好演です。
コソ泥三人組は、警察には常にマークされていて、そのモク警部こそ、ユン・ピョウ!(老けたわ~)なんだか、ルパンと銭形のとっつぁんの関係の様で笑えるー。
ジャッキー×ユン・ピョウ×マイケル・ホイといったら、もうヨダレものファンの方多しなんですよ、私も学生の頃から大のジャッキーファンなので、この組み合わせはもう大興奮!
いぶし銀の演技の中に、絶妙な間合いで、笑いあり、カンフーあり、そしてスクリーンにはないけど友情も・・・。安心して見てられるわぁ。
だらしのない二人と、老後を案ずる年長の大家さん、ひょんな事から割のいい泥棒依頼が。それはなんとお金持ちの家の赤ちゃん(5ケ月)をさらってくる事!
お金の為~!とロクに話も聞かないでひょいひょい仕事に繰り出したサンダルとフリーパスの驚きったらドロボウのくせして笑える笑える。
「人道に反する!」・・・ってアンタら泥棒じゃん。
それでも、人のいい二人は年長の大家さんを気遣い仕事をする。帰る途中アクシデントで大家さんは交通事故で拘留、詳細の判らない二人はとりあえず赤ちゃん(マシューちゃん、よだれが出るくらいカワイイ赤ちゃん。)を預かる事に。
しかし、駄目駄目コンビが乳飲み子の面倒なんて出来るのか?赤ちゃん目当てで襲ってくる、なぞの軍団、行方不明の赤ちゃん探しに奔走するモク警部の両方から逃げ回る二人、さぁさぁ大変大変!
この作品もう、ちょっとしたところにいい俳優を出してきます。
そして、毎度おなじみ香港注目スポットでの撮影。豪華な遊園地や、豪邸、赤ちゃんが出てくるから、最近ジャッキーの映画には多い「トイザらス」またまた登場。このシーンも大笑い出来ます。ここの注目はカオ・ユェンユェンという、若い時の吉永小百合さんか、酒井和歌子さんみたい、“リカちゃん人形”みたいな女優さんがメロディさんという看護婦で登場、可愛いです。他にも「ニコラスとダニエル(これで判った貴方はかなりの通)」が、「アノ時はあーだったのに、何よ今回は!(爆笑)」みたいなチョイ役で登場、会場はドッカンドッカン笑いの渦です。
ただ、あえて難を言えばこの山盛り沢山の出演者のせいか、カットが「ん?」って思う繋ぎ方の部分がちょっと気になりました。
ハリウッド作品にも、男共が突然現れた赤ちゃんに、戸惑い苦しみそして結果、愛していく・・・話は沢山あるのですが、今作は元々人のいいサンダルとフリーパスが翻弄&奔走の上、自らパパ役ママ役(オトコ二人で!)に役割分担して可愛がる様は、段々こっちにも伝染してきて、思わず泣いちゃったり、笑っちゃったり。悪いヤツらも赤ちゃんゆえに扱いが大事そうだったり。そういうトコって同じアジア人ならではの、慌てぶりとか親近感ありました。
ダメダメなサンダルとフリーパスが赤ちゃん(ベビィと呼んでいる)と一緒にいることで、今までないがしろにして来た家族を省みるようになるのですが、この部分笑いばっかでなく、思わず貰い泣き・・・いや大泣きしそうになります。、観賞後HPを見たら、成龍の実話、とも言えるエピソードだそうでHPにはちょっと詳しく書いてあるので、観賞後に読んだ方がいいかもしれませんよ。
話も終盤、結構なピンチの連続に、大丈夫(何が?かは劇場で)と判っていても(ジャッキー映画はある意味‘水戸黄門’)、ジャッキーの必死な感じに思わず会場中またまた貰い泣き・・・。
大詰めのオチなんかも、やっぱりジャッキーらしい終わり方で、十分楽しかったです。
ジャッキー映画お得意の、ちんぴらVSジャッキーの小道具アクションも健在、今回の‘飛び降り’はドコからどこ?
相変わらず今回も大怪我しちゃったみたいですが、ジャッキーの本領発揮の一本でした。
もう可笑しくって、泣かされて、アクションだって健在、あっちこっちに今やTopスターになった香港俳優がほんのチョイ役でも出ている、いかにも香港映画、「THE成龍ムービー」です。大満足の2時間6分(毎度おなじみエンドロールのNG集も必見)でした。
(↓ ここからネタばれ、但しHPにいったらほとんど判る)
サンダル(ジャッキー)とフリーパス(ルイス・クー)はボスの大家(マイケル・ホイ)と三人組のこそ泥。金庫破りが得意で、人様に迷惑はかけない(!?)主義の気のいい泥棒。今日も大病院の金庫を拝借。・・・それは結構な稼ぎのはずなのに、サンダルはいい歳して未だ博打三昧、フリーパスは若気の至りでした結婚を後悔し、色男(でもオンナに弱い)を謳歌しているし、大家はコツコツ貯めているけど、それにはちゃんと理由があって・・・。
ジャッキー、やっぱり歳とりました。モデル出身のルイスとは16歳違うけど、同じコソ泥衣装だと、アチコチにその歳の差がくっきり・・・(きっと自分もそうなんだろーなー嫌だ嫌だ)。しかも今回は正義の味方じゃないのよ。でも初めこそ、そう思えでも、どんどんテンポのいいジャッキー映画のリズムに引き込まれてしまいました。
泥棒に入った豪華な病院で警備員に見咎められるサンダル。長い階段の手すりを滑り降りるシーンはエンドロールのNG集でもフューチャーされているぐらい、序盤の見せ場で、命知らずのジャッキー魂が早速炸裂!
サンダルとフリーパスのだらしのない暮らしぶりはサクサクと沢山のカット割でテンポ良く表現、あのアイドルスター・シャーリーン・チョイがフリーパスの妻パッイン役で、なんと着ぐるみで登場(どんなで何でか?は劇場で!)、虐げられた、けなげな妻を可愛らしく好演です。
コソ泥三人組は、警察には常にマークされていて、そのモク警部こそ、ユン・ピョウ!(老けたわ~)なんだか、ルパンと銭形のとっつぁんの関係の様で笑えるー。
ジャッキー×ユン・ピョウ×マイケル・ホイといったら、もうヨダレものファンの方多しなんですよ、私も学生の頃から大のジャッキーファンなので、この組み合わせはもう大興奮!
いぶし銀の演技の中に、絶妙な間合いで、笑いあり、カンフーあり、そしてスクリーンにはないけど友情も・・・。安心して見てられるわぁ。
だらしのない二人と、老後を案ずる年長の大家さん、ひょんな事から割のいい泥棒依頼が。それはなんとお金持ちの家の赤ちゃん(5ケ月)をさらってくる事!
お金の為~!とロクに話も聞かないでひょいひょい仕事に繰り出したサンダルとフリーパスの驚きったらドロボウのくせして笑える笑える。
「人道に反する!」・・・ってアンタら泥棒じゃん。
それでも、人のいい二人は年長の大家さんを気遣い仕事をする。帰る途中アクシデントで大家さんは交通事故で拘留、詳細の判らない二人はとりあえず赤ちゃん(マシューちゃん、よだれが出るくらいカワイイ赤ちゃん。)を預かる事に。
しかし、駄目駄目コンビが乳飲み子の面倒なんて出来るのか?赤ちゃん目当てで襲ってくる、なぞの軍団、行方不明の赤ちゃん探しに奔走するモク警部の両方から逃げ回る二人、さぁさぁ大変大変!
この作品もう、ちょっとしたところにいい俳優を出してきます。
そして、毎度おなじみ香港注目スポットでの撮影。豪華な遊園地や、豪邸、赤ちゃんが出てくるから、最近ジャッキーの映画には多い「トイザらス」またまた登場。このシーンも大笑い出来ます。ここの注目はカオ・ユェンユェンという、若い時の吉永小百合さんか、酒井和歌子さんみたい、“リカちゃん人形”みたいな女優さんがメロディさんという看護婦で登場、可愛いです。他にも「ニコラスとダニエル(これで判った貴方はかなりの通)」が、「アノ時はあーだったのに、何よ今回は!(爆笑)」みたいなチョイ役で登場、会場はドッカンドッカン笑いの渦です。
ただ、あえて難を言えばこの山盛り沢山の出演者のせいか、カットが「ん?」って思う繋ぎ方の部分がちょっと気になりました。
ハリウッド作品にも、男共が突然現れた赤ちゃんに、戸惑い苦しみそして結果、愛していく・・・話は沢山あるのですが、今作は元々人のいいサンダルとフリーパスが翻弄&奔走の上、自らパパ役ママ役(オトコ二人で!)に役割分担して可愛がる様は、段々こっちにも伝染してきて、思わず泣いちゃったり、笑っちゃったり。悪いヤツらも赤ちゃんゆえに扱いが大事そうだったり。そういうトコって同じアジア人ならではの、慌てぶりとか親近感ありました。
ダメダメなサンダルとフリーパスが赤ちゃん(ベビィと呼んでいる)と一緒にいることで、今までないがしろにして来た家族を省みるようになるのですが、この部分笑いばっかでなく、思わず貰い泣き・・・いや大泣きしそうになります。、観賞後HPを見たら、成龍の実話、とも言えるエピソードだそうでHPにはちょっと詳しく書いてあるので、観賞後に読んだ方がいいかもしれませんよ。
話も終盤、結構なピンチの連続に、大丈夫(何が?かは劇場で)と判っていても(ジャッキー映画はある意味‘水戸黄門’)、ジャッキーの必死な感じに思わず会場中またまた貰い泣き・・・。
大詰めのオチなんかも、やっぱりジャッキーらしい終わり方で、十分楽しかったです。
ジャッキー映画お得意の、ちんぴらVSジャッキーの小道具アクションも健在、今回の‘飛び降り’はドコからどこ?
相変わらず今回も大怪我しちゃったみたいですが、ジャッキーの本領発揮の一本でした。
by bijomaru0330am | 2007-03-16 23:45 | 試写会