“終わり”の気持ちを想像する。
2007年 02月 16日
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の日本公開日が7月21日と決定したそうです。
私が‘定価’で映画鑑賞する数少ない作品の一つ、いまから公開日が待ちどおしいです。
そして公開日発表の少し前1月11日(ロンドン時間)、J.K.ローリング氏(以下JKと記載)が、いよいよ「ハリーポッター・シリーズ」の最終巻を書き終えた、と報道されました。
マスコミ報道、並びにHP(2/6の日記)から察するに、達成感の喜びの中にも深い虚脱感もあるようです。
彼女は、かの「オリバーツイスト」を執筆したイギリスの国民的・作家チャールズ・ディケンズの言葉を拝借し、初めからわかっていた最終巻であっても、“さよならの悲しみ”は幾ばかりか知れず、と心境を吐露しています。
チャールズの言葉は、
「読者にとって・・・(中略)・・・ペンを置く悲しみなど知ったことではないかもしれない。だが作家にとっては、わが身の一部を影の世界に置き去りにするような心持なのだ。自らの頭から搾り出した登場人物たちに永遠のお別れを告げるのだから」(HPより引用)
というもので、ため息がでる・・・と、JKは本当に「ほぅ」とため息をつきながらタイピングしたような文章で心境を私達に語ってくれました。
チャールズは2年間の執筆でこの気持ちを語っているのですが、ハリーとJKの付き合いは17年。
17年と云えば、先日私の仲の良い友人が、新卒入社以来17年、慕いついてきた上司が定年で会社を辞める、と涙ながらに語ったことを思い出す。
私といえば‘流浪の民’を自負し、一定の場所に留まらない「遊牧民人生」を選んでしまったので、彼女のその純粋な悲しみ(きっと感謝もあるのよね)は解らない。
目を真っ赤にして去る人を(恋愛とかそんなんじゃないのよ)思う彼女が羨ましかった。
JKにとってはきっとそれ以上に、我が子以上に思いもあって(しかも文字は立体的にな映像になり、俳優達の人生も変えた。)はちきれんばかりの気持ちでいっぱいなのでしょう。
勿論、私もハリーポッター・シリーズが終刊になるのは想像するだけでザワっとなる気持ちがあります。
あの、新作を待つドキドキ感をもう得られないなんて・・・あの、新刊をひらくワクワク感を指で感じられないなんて・・・(泣々々々・・・)
けれど、たとえお話しでも、なんにでも‘終わり’が必ずあるものなので、その‘終わり’を誠実に受け止め様と思っています。
さて、好んで選んだ私の人生だけど、こっちの‘終わり’はまだまだまだまだ・・・なはず。なので、いろんな愛着や執着は他で得よう、と思っています。
私が‘定価’で映画鑑賞する数少ない作品の一つ、いまから公開日が待ちどおしいです。
そして公開日発表の少し前1月11日(ロンドン時間)、J.K.ローリング氏(以下JKと記載)が、いよいよ「ハリーポッター・シリーズ」の最終巻を書き終えた、と報道されました。
マスコミ報道、並びにHP(2/6の日記)から察するに、達成感の喜びの中にも深い虚脱感もあるようです。
彼女は、かの「オリバーツイスト」を執筆したイギリスの国民的・作家チャールズ・ディケンズの言葉を拝借し、初めからわかっていた最終巻であっても、“さよならの悲しみ”は幾ばかりか知れず、と心境を吐露しています。
チャールズの言葉は、
「読者にとって・・・(中略)・・・ペンを置く悲しみなど知ったことではないかもしれない。だが作家にとっては、わが身の一部を影の世界に置き去りにするような心持なのだ。自らの頭から搾り出した登場人物たちに永遠のお別れを告げるのだから」(HPより引用)
というもので、ため息がでる・・・と、JKは本当に「ほぅ」とため息をつきながらタイピングしたような文章で心境を私達に語ってくれました。
チャールズは2年間の執筆でこの気持ちを語っているのですが、ハリーとJKの付き合いは17年。
17年と云えば、先日私の仲の良い友人が、新卒入社以来17年、慕いついてきた上司が定年で会社を辞める、と涙ながらに語ったことを思い出す。
私といえば‘流浪の民’を自負し、一定の場所に留まらない「遊牧民人生」を選んでしまったので、彼女のその純粋な悲しみ(きっと感謝もあるのよね)は解らない。
目を真っ赤にして去る人を(恋愛とかそんなんじゃないのよ)思う彼女が羨ましかった。
JKにとってはきっとそれ以上に、我が子以上に思いもあって(しかも文字は立体的にな映像になり、俳優達の人生も変えた。)はちきれんばかりの気持ちでいっぱいなのでしょう。
勿論、私もハリーポッター・シリーズが終刊になるのは想像するだけでザワっとなる気持ちがあります。
あの、新作を待つドキドキ感をもう得られないなんて・・・あの、新刊をひらくワクワク感を指で感じられないなんて・・・(泣々々々・・・)
けれど、たとえお話しでも、なんにでも‘終わり’が必ずあるものなので、その‘終わり’を誠実に受け止め様と思っています。
さて、好んで選んだ私の人生だけど、こっちの‘終わり’はまだまだまだまだ・・・なはず。なので、いろんな愛着や執着は他で得よう、と思っています。
by bijomaru0330am | 2007-02-16 23:45 | ハリポッポ