「リトルランボーズ」を観る
2010年 10月 22日
可愛らしい作品でした、正直「『「リトルランボーズ』って邦題がイマイチ・・・。」っていう印象の作品でした。話反れますが、あのキーラ・ナイトレイがまだまだヒヨっこだった作品「ベッカムに恋して」くらいイマイチと思う私。
しかし!多感な少年期の素直な心を垣間見れるステキな作品でした。
↓ここからネタばれちょっとあり。
少年期のピュアな馬鹿馬鹿しさは忘れたくないモノです。
11歳の少年ウィル(ウィル・ビルナー)は、絵の上手なひ弱な感じの少年。なぜだかTV鑑賞の授業では必ず廊下に出されている。どうみても「悪い子」には見えないのになぜ授業中に廊下?・・・方や少年・カーター(ウィル・ポールター)。この子は間違いなくワルイ事して廊下に出されるタイプ。ある日この二人が出会って(勿論廊下で)知り合ってしまった事に物語は始まる。
時代背景が1980年位のイギリスの田舎。愛しの「ハリー」の「ホグワーツ」の様な1年生から7年生(?)までいる学校生活をメインに話が進みます。悪い事をした時の罰則も校長先生からのお達し、っていうのはイギリスの学校では普通なのかな?
父のいない寂しさと母は祖母の介護に仕事にと忙しく、厳格な宗教の下多感なウィルは心虚しく過ごしている。反対にカーターは経済的には恵まれ自由気まま。しかし両親はいつも不在で歳の離れた兄に召使の様に使われやはり心虚しく過ごしている。
初め、何でウィルがTV見ないのか判りませんでした。「病気?」とか思っちゃいました。無宗教な私にはちょっと理解し難いのですが、80年代でTVNGの宗教って・・・ワカラナイ。漫画とかもダメなんでしょ、「ジャンプ」とか「サンデー」とか見れないっちゃうことでしょ?・・・拷問です。一方、カーターん家には輝かしいSONYの文字の音響機器が。すっごいギャップな二人の生活。
それから~、あーも兄や姉って「生き物」は下の兄弟に大柄なんでしょうね?私は末っ子なのでよく判りますよ。まぁ上のひとにしてみたらそういう気はナイにしても年下のものとしたら、邪険にされたとか思うのよね~いろいろ。
・・・でも好きなのよね兄も姉も(くー)。そんな感情の‘ひだ’をワルなカーターが繊細に演じていてイジラしいったら。涙モノです。
生活環境も気も全く合わない様なこの二人、自主作成の映画を作るという共同作業を通して友情を育み、青年への成長へと誘われて行きます。
なんていっても、現代的な娯楽と隔絶していたウィルが初めて「映画」を観た時の感動と興奮がスゴいの!思わず笑っちゃいました。・・・私が初めて観た映画は多分アニメの「101匹わんちゃん」で、初実写は「スターウォーズ」だったと思います。いや~興奮しましたね、アノ頃の記憶は今も忘れない。で、初めてウィルが観た映画が「ランボー」。そうシルベスタ・スタローンの。だから「リトルランボーズ」、作る映画も「ランボー」もの(笑)。
制限だらけのウィルがルールを破ってこっそり感情やその能力を爆発させる様(パラパラ漫画の魅力は必見)が「子供って可能性が一杯でいいな♪」と思わず感心してちょっとくすぐったく感じます。
奇しくも学校にはフランスからの交換学生が来て、おフランスの‘香り’に感化される田舎っこな様子も面白可笑しい。
学年の上の方の子達はそろそろ恋愛やお酒タバコに・・・なオシャマな時期。でも、まだまだ冒険とも遊びともいえない部分で盛り上がれるウィルとカーターに段々上の学年のコも影響受けるんですよね。皆を巻き込んで作る事になってしまった“自主制作映画”いったいどんな方向に進むのか・・・。
80年代でローティーンの話って一番私からは遠い存在の年代だと思っていたんですが、少年期の不器用でもピュアな友情と、貴方が忘れてしまった少年期の気持ちを是非劇場で思い出して欲しいそんな作品でした。
この作品、本国イギリスでの公開は2007年。ちょっとー。
いい作品の買い付けに成功した(ってか興行が見込めるから買った)ってことで日本公開は有難いですが、「おっそ!(遅い)」ですよ。自由国家日本、ユルイとことカタイとこ最近履き違えてやしませんか?(辛口あしからず)頼みますよ、興行主さん!
主演のW・ウィルは将来性(正統派美男子と正統派影アリ性格俳優)も「買い」の本作でした。
「リトルランボーズ」@ぴあ映画生活
しかし!多感な少年期の素直な心を垣間見れるステキな作品でした。
↓ここからネタばれちょっとあり。
少年期のピュアな馬鹿馬鹿しさは忘れたくないモノです。
11歳の少年ウィル(ウィル・ビルナー)は、絵の上手なひ弱な感じの少年。なぜだかTV鑑賞の授業では必ず廊下に出されている。どうみても「悪い子」には見えないのになぜ授業中に廊下?・・・方や少年・カーター(ウィル・ポールター)。この子は間違いなくワルイ事して廊下に出されるタイプ。ある日この二人が出会って(勿論廊下で)知り合ってしまった事に物語は始まる。
時代背景が1980年位のイギリスの田舎。愛しの「ハリー」の「ホグワーツ」の様な1年生から7年生(?)までいる学校生活をメインに話が進みます。悪い事をした時の罰則も校長先生からのお達し、っていうのはイギリスの学校では普通なのかな?
父のいない寂しさと母は祖母の介護に仕事にと忙しく、厳格な宗教の下多感なウィルは心虚しく過ごしている。反対にカーターは経済的には恵まれ自由気まま。しかし両親はいつも不在で歳の離れた兄に召使の様に使われやはり心虚しく過ごしている。
初め、何でウィルがTV見ないのか判りませんでした。「病気?」とか思っちゃいました。無宗教な私にはちょっと理解し難いのですが、80年代でTVNGの宗教って・・・ワカラナイ。漫画とかもダメなんでしょ、「ジャンプ」とか「サンデー」とか見れないっちゃうことでしょ?・・・拷問です。一方、カーターん家には輝かしいSONYの文字の音響機器が。すっごいギャップな二人の生活。
それから~、あーも兄や姉って「生き物」は下の兄弟に大柄なんでしょうね?私は末っ子なのでよく判りますよ。まぁ上のひとにしてみたらそういう気はナイにしても年下のものとしたら、邪険にされたとか思うのよね~いろいろ。
・・・でも好きなのよね兄も姉も(くー)。そんな感情の‘ひだ’をワルなカーターが繊細に演じていてイジラしいったら。涙モノです。
生活環境も気も全く合わない様なこの二人、自主作成の映画を作るという共同作業を通して友情を育み、青年への成長へと誘われて行きます。
なんていっても、現代的な娯楽と隔絶していたウィルが初めて「映画」を観た時の感動と興奮がスゴいの!思わず笑っちゃいました。・・・私が初めて観た映画は多分アニメの「101匹わんちゃん」で、初実写は「スターウォーズ」だったと思います。いや~興奮しましたね、アノ頃の記憶は今も忘れない。で、初めてウィルが観た映画が「ランボー」。そうシルベスタ・スタローンの。だから「リトルランボーズ」、作る映画も「ランボー」もの(笑)。
制限だらけのウィルがルールを破ってこっそり感情やその能力を爆発させる様(パラパラ漫画の魅力は必見)が「子供って可能性が一杯でいいな♪」と思わず感心してちょっとくすぐったく感じます。
奇しくも学校にはフランスからの交換学生が来て、おフランスの‘香り’に感化される田舎っこな様子も面白可笑しい。
学年の上の方の子達はそろそろ恋愛やお酒タバコに・・・なオシャマな時期。でも、まだまだ冒険とも遊びともいえない部分で盛り上がれるウィルとカーターに段々上の学年のコも影響受けるんですよね。皆を巻き込んで作る事になってしまった“自主制作映画”いったいどんな方向に進むのか・・・。
80年代でローティーンの話って一番私からは遠い存在の年代だと思っていたんですが、少年期の不器用でもピュアな友情と、貴方が忘れてしまった少年期の気持ちを是非劇場で思い出して欲しいそんな作品でした。
この作品、本国イギリスでの公開は2007年。ちょっとー。
いい作品の買い付けに成功した(ってか興行が見込めるから買った)ってことで日本公開は有難いですが、「おっそ!(遅い)」ですよ。自由国家日本、ユルイとことカタイとこ最近履き違えてやしませんか?(辛口あしからず)頼みますよ、興行主さん!
主演のW・ウィルは将来性(正統派美男子と正統派影アリ性格俳優)も「買い」の本作でした。
「リトルランボーズ」@ぴあ映画生活
by bijomaru0330am | 2010-10-22 23:45 | 試写会