「エミリーローズ」を観る
2006年 03月 24日
「試写会マニア」と言いつつ、
しょっぱなのカキコミがお金を払って観た感想になってしまいました。
“実話”で“悪魔祓い”の話・・・・、きっとコワいのでPassと、思っていたのですが、
最近は、少しコワイ作品の中にもストーリー性が見出せる「自分」に成長(自画自賛!?)してきたな~、と思うし、ちょうど一緒に鑑賞してくれる友人が(怖さを共有出来る!)いまして、晴れある感想第一作にすることにしました。
エミリー・ローズは実在した人物で、彼女の死によって起こされた裁判も史実。
彼女を悪魔祓いした、という牧師の弁護を引き受けた弁護士さんが持っていた裁判記録を、弁護士さんが後に、とある学者に渡し後世に残る本となったモノが、この作品の原作本だそうだ。
オカルトでサイコな気分の悪くなる話、と思いきや、感動すらする内容の深い作品でした。
元来、悪魔が憑いた、といわれる人はその昔、生きたまま焼かれたりしたらしい。
大体がその憑いた人自身を全否定するようなイメージだったし、何かしら問題をあったから憑いたのかとも思っていたが、そうにあらず。
エミリーの周りの家族もBFも、エミリーの子供の時期からの知り合いも、エミリーの「元気なとき」をよく知っており、憑いたエミリーを一生懸命“見つめて”来たことが判る。
敬虔なクリスチャンのローズ家の、優秀な美しい明朗活発な長娘をなぜにサタンは、
神はなぜ選ばれたか。その現実にエミリー自身は「正気な瞬間」にある決断をしている。
その結果19歳の若さでこの世を去った彼女。
私はクリスチャンではないので、深くは知る由もないのだが、
その信仰心というか“心根”を思うと、涙があふれる思いだった。
BFが裁判の証言台で、
「目にしたことは恐ろしいことではあったが、自分の人生観を変えるきっかけになった」
と言う様なことを話すのだが、実際この現在の世の中で、自分のGFが何かに憑依され、時々は“まとも”になるものの、ずっとずっと傍にいてくれる人が、いようと思う人が、何人この国にはいるのだろうか。
裁判にかけられることになった牧師さまも、職業とはいえあそこまで努力し、
結果、この様な裁判にまでなっても、その結果をそのまま受け入れられる精神でいられるのははひとえに信仰心の賜物であろう。信仰をもたない自分は羨ましくもあった。
科学的には具体的に何も立証が出来なかったこの裁判で、確固たる事実はただ一つ、
エミリーへの「愛」。感動しました。
さて、TVCMでウワサになった「エミリー・イナバウワー」。
確かにあのシーンが一番怖かった。
でも、エミリー自身が一番怖くて辛かったのだ。
それでも怖いの苦手な貴方も是非、鑑賞して頂きたい作品です。
「エミリー・ローズ」 公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/site/
「エミリー・ローズ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/14738/
しょっぱなのカキコミがお金を払って観た感想になってしまいました。
“実話”で“悪魔祓い”の話・・・・、きっとコワいのでPassと、思っていたのですが、
最近は、少しコワイ作品の中にもストーリー性が見出せる「自分」に成長(自画自賛!?)してきたな~、と思うし、ちょうど一緒に鑑賞してくれる友人が(怖さを共有出来る!)いまして、晴れある感想第一作にすることにしました。
エミリー・ローズは実在した人物で、彼女の死によって起こされた裁判も史実。
彼女を悪魔祓いした、という牧師の弁護を引き受けた弁護士さんが持っていた裁判記録を、弁護士さんが後に、とある学者に渡し後世に残る本となったモノが、この作品の原作本だそうだ。
オカルトでサイコな気分の悪くなる話、と思いきや、感動すらする内容の深い作品でした。
元来、悪魔が憑いた、といわれる人はその昔、生きたまま焼かれたりしたらしい。
大体がその憑いた人自身を全否定するようなイメージだったし、何かしら問題をあったから憑いたのかとも思っていたが、そうにあらず。
エミリーの周りの家族もBFも、エミリーの子供の時期からの知り合いも、エミリーの「元気なとき」をよく知っており、憑いたエミリーを一生懸命“見つめて”来たことが判る。
敬虔なクリスチャンのローズ家の、優秀な美しい明朗活発な長娘をなぜにサタンは、
神はなぜ選ばれたか。その現実にエミリー自身は「正気な瞬間」にある決断をしている。
その結果19歳の若さでこの世を去った彼女。
私はクリスチャンではないので、深くは知る由もないのだが、
その信仰心というか“心根”を思うと、涙があふれる思いだった。
BFが裁判の証言台で、
「目にしたことは恐ろしいことではあったが、自分の人生観を変えるきっかけになった」
と言う様なことを話すのだが、実際この現在の世の中で、自分のGFが何かに憑依され、時々は“まとも”になるものの、ずっとずっと傍にいてくれる人が、いようと思う人が、何人この国にはいるのだろうか。
裁判にかけられることになった牧師さまも、職業とはいえあそこまで努力し、
結果、この様な裁判にまでなっても、その結果をそのまま受け入れられる精神でいられるのははひとえに信仰心の賜物であろう。信仰をもたない自分は羨ましくもあった。
科学的には具体的に何も立証が出来なかったこの裁判で、確固たる事実はただ一つ、
エミリーへの「愛」。感動しました。
さて、TVCMでウワサになった「エミリー・イナバウワー」。
確かにあのシーンが一番怖かった。
でも、エミリー自身が一番怖くて辛かったのだ。
それでも怖いの苦手な貴方も是非、鑑賞して頂きたい作品です。
「エミリー・ローズ」 公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/site/
「エミリー・ローズ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/14738/
# by bijomaru0330am | 2006-03-24 23:45 | 映画鑑賞