「マンマ・ミーア!」を観る
2008年 10月 08日
公開前には主演のメリル・ストリープの年齢的な事を危惧され、いざ公開されたら世界各国で大好評の「マンマ・ミーア!」を観てきました。ミュージカルの映画化です。
ミュージカルものが苦手、とか楽曲のABBAがそんなに好きでもない、という方はどうかな、とは流石に思いますが、とっつきやすいストーリー、明朗快活、私にとっては愛着のある音楽の数々でエンターテイメントを楽しみました。
↓ネタばれ少々、ABBAの音楽にハマッた方々は‘ネタ’とかどうでもいいのかも。
美しいギリシャの小島。小さなリゾートホテルを営むドナ(メリル)の20歳になる娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)が結婚式を挙げる。ソフィは女手一つで育ててたくれた母からこの島の太陽の様に愛情を注がれ、明るく美しく素直に育った。けれど、どうしても気になる事が。それは「自分の父親が誰であるか」ということ。昔のドナの日記を見つけたソフィは、内容からパパと思われる三人の男性にこっそり結婚式の招待状を送ってしまう。
「バージンロードをパパと歩きたい!」・・・と思うお嬢さんは多いでしょう、ソフィもそう。
かくいう私もバージンロードは父と・・・のチャペル式でした。これって正直父親には酷な儀式なのよねー。
映画はそんなソフィが思いを歌い上げるところからスタート、ソフィの女友達にキャピキャピと秘密裏の計画を打ち明けます(曲は「ハニーハニー」♪)。キラキラと輝く水面、ソフィの笑顔、健康的な肢体。このソフィ役のアマンダとても頑張っています。眩しい笑顔についニヤけそうになります。今回の映画成功であちこちから新作をオファーされているようですが、綺麗な可愛い系で、身体つきも華奢。要素としてはラブコメ向きかな?この作品は良くてもちょっと個性が足らない気が。
そこいくと、メリルは凄い。
まぁいい感じのおばさん役、(っても59才には見えない)なんですよ、いつもと違って。
今回ミュージカル仕立ては意外にも初めてだったそうですが、その迫力は流石。20歳で伴侶を決めた娘と違って、若い時にハジケ切った母、ってかんじがよく出ている。またドナは歌手だった、という設定。で、結婚式によんだ昔の仲間で親友ロージー(ジュリー・ウォルターズ:ロンのママ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)と歌いまくるんです。
友人が来て歌い、→突然の三人の元BFに慌て歌い、→落ち込んで歌い、→気を取り直して歌う!♪私はまだまだよ~♪歌えるわ、踊れるわぁ!!・・・ここのナンバー「ダンシング・クィーン」がいい!何故だか涙が出そうになった~。
この三人、面白くて仕方なかったんじゃないのかな、あの様子。「役」・・・じゃなくて“地”の様な。。。ジュリーはもともとミュージカル喜劇の名優なのですね、聴かせる!って感じでした。バランスキーもミュージカル舞台で相当活躍しているトニー賞獲得女優さんなのだそうで、その辺と肩を並べちゃうメリルはやっぱり「Theアカデミー女優」、素晴らしい。
三人のパパ候補、サム(ピアーズ・ブロスナン)・ビル(ステラン・スカルスガルド)・ハリー(コリン・ファース)も、い~かんじにおっちゃん炸裂です。が、いいかんじに熱唱です。
(個人的にはブロスナンはどうなの?でした・・・)
結婚前夜の独身パーティ(ドナら三人のショーは凄い)あり、海岸での若者ハシャギあり、ラブソングあり・・・そして結婚にゆれる乙女心・親心あり。
これはもうABBA世代は大興奮なのでは!?
私の姉は結構なABBAファンだったので、彼女のラジカセから散々聞かされたナンバーは私のDNAにしっかり刻まれ、お陰でとても楽しかったです(全曲知ってるし。)。
20歳のソフィが同い年の姪のように見えちゃった、ってものグっと気持ちが盛り上がった要因だったかな(えへ)。
でも、そういう背景がなくても楽しめると思います。テンポよく軽快に話は進んだし、各曲と曲に乗せた演出はシンプルでも、ちょいちょい迫力や遊び心があってノリ易かったです。
全体的に「起」と「承」は心地よかったんですが、もとが舞台だったせいか、終盤の「転」「結」はドタドタばたばたっとあって、ちょっとおざなりな印象もありました。
が(ネタバレなので内緒にしましょう)、“納まるところに納まった”エンディングは華やかで楽しいものだったのでヨシでしょう!
山盛りのフルーツと甘いピンクやブルーのフローズンカクテルの様な爽やかでみずみずしく、でも喉を過ぎると、かっとお腹が熱くなる(たとえ主役がアラウンドフィフティでも!)青春映画でした。「子育て終了世代!まだまだこれから!」ってね!
(ぁ若い方にも楽しめます)
でも、どうなの最後のあの「歌謡ショー」は!
・・・いいか!楽しかったから♪
「マンマ・ミーア!」@映画生活
ミュージカルものが苦手、とか楽曲のABBAがそんなに好きでもない、という方はどうかな、とは流石に思いますが、とっつきやすいストーリー、明朗快活、私にとっては愛着のある音楽の数々でエンターテイメントを楽しみました。
↓ネタばれ少々、ABBAの音楽にハマッた方々は‘ネタ’とかどうでもいいのかも。
美しいギリシャの小島。小さなリゾートホテルを営むドナ(メリル)の20歳になる娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)が結婚式を挙げる。ソフィは女手一つで育ててたくれた母からこの島の太陽の様に愛情を注がれ、明るく美しく素直に育った。けれど、どうしても気になる事が。それは「自分の父親が誰であるか」ということ。昔のドナの日記を見つけたソフィは、内容からパパと思われる三人の男性にこっそり結婚式の招待状を送ってしまう。
「バージンロードをパパと歩きたい!」・・・と思うお嬢さんは多いでしょう、ソフィもそう。
かくいう私もバージンロードは父と・・・のチャペル式でした。これって正直父親には酷な儀式なのよねー。
映画はそんなソフィが思いを歌い上げるところからスタート、ソフィの女友達にキャピキャピと秘密裏の計画を打ち明けます(曲は「ハニーハニー」♪)。キラキラと輝く水面、ソフィの笑顔、健康的な肢体。このソフィ役のアマンダとても頑張っています。眩しい笑顔についニヤけそうになります。今回の映画成功であちこちから新作をオファーされているようですが、綺麗な可愛い系で、身体つきも華奢。要素としてはラブコメ向きかな?この作品は良くてもちょっと個性が足らない気が。
そこいくと、メリルは凄い。
まぁいい感じのおばさん役、(っても59才には見えない)なんですよ、いつもと違って。
今回ミュージカル仕立ては意外にも初めてだったそうですが、その迫力は流石。20歳で伴侶を決めた娘と違って、若い時にハジケ切った母、ってかんじがよく出ている。またドナは歌手だった、という設定。で、結婚式によんだ昔の仲間で親友ロージー(ジュリー・ウォルターズ:ロンのママ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)と歌いまくるんです。
友人が来て歌い、→突然の三人の元BFに慌て歌い、→落ち込んで歌い、→気を取り直して歌う!♪私はまだまだよ~♪歌えるわ、踊れるわぁ!!・・・ここのナンバー「ダンシング・クィーン」がいい!何故だか涙が出そうになった~。
この三人、面白くて仕方なかったんじゃないのかな、あの様子。「役」・・・じゃなくて“地”の様な。。。ジュリーはもともとミュージカル喜劇の名優なのですね、聴かせる!って感じでした。バランスキーもミュージカル舞台で相当活躍しているトニー賞獲得女優さんなのだそうで、その辺と肩を並べちゃうメリルはやっぱり「Theアカデミー女優」、素晴らしい。
三人のパパ候補、サム(ピアーズ・ブロスナン)・ビル(ステラン・スカルスガルド)・ハリー(コリン・ファース)も、い~かんじにおっちゃん炸裂です。が、いいかんじに熱唱です。
(個人的にはブロスナンはどうなの?でした・・・)
結婚前夜の独身パーティ(ドナら三人のショーは凄い)あり、海岸での若者ハシャギあり、ラブソングあり・・・そして結婚にゆれる乙女心・親心あり。
これはもうABBA世代は大興奮なのでは!?
私の姉は結構なABBAファンだったので、彼女のラジカセから散々聞かされたナンバーは私のDNAにしっかり刻まれ、お陰でとても楽しかったです(全曲知ってるし。)。
20歳のソフィが同い年の姪のように見えちゃった、ってものグっと気持ちが盛り上がった要因だったかな(えへ)。
でも、そういう背景がなくても楽しめると思います。テンポよく軽快に話は進んだし、各曲と曲に乗せた演出はシンプルでも、ちょいちょい迫力や遊び心があってノリ易かったです。
全体的に「起」と「承」は心地よかったんですが、もとが舞台だったせいか、終盤の「転」「結」はドタドタばたばたっとあって、ちょっとおざなりな印象もありました。
が(ネタバレなので内緒にしましょう)、“納まるところに納まった”エンディングは華やかで楽しいものだったのでヨシでしょう!
山盛りのフルーツと甘いピンクやブルーのフローズンカクテルの様な爽やかでみずみずしく、でも喉を過ぎると、かっとお腹が熱くなる(たとえ主役がアラウンドフィフティでも!)青春映画でした。「子育て終了世代!まだまだこれから!」ってね!
(ぁ若い方にも楽しめます)
でも、どうなの最後のあの「歌謡ショー」は!
・・・いいか!楽しかったから♪
「マンマ・ミーア!」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-10-08 23:45 | 試写会