「ハプニング」を観る
2008年 07月 17日
M・ナイト・シャマラン監督作品「ハプニング」を観てきました。
この監督作品は何かと物議を醸し出す事で有名ですが、ジャパン・プレミアで拝見した彼は、スラリとしたハンサムな紳士でした。
本人に会って(見て)持った至極個人的な見解ですが、インドの裕福インテリ出身(頭いい!数学得意!お金持ち!・・・と思う)な彼、「泥水を飲むような苦労」はしていないのでしょうから、その昔の「大学相撲部出身の力士はハングリーではない」的な発想で、ベタベタな、普通もしくは奇をてらったエンディングは彼の辞書にはありえないのではないか、と。
面白いか、面白くないかというのは、あくまで一般的な感想で、彼の「美学」の中では「どうでもいい。」ことなのではないか、と。
“ 衝撃の結末”=シャマラン作品、といわしめた現在、立派な映画ジャンルとして確立している(商売になってるじゃん)ことが凄いこと。今作でもそれは期待を裏切られない“ 衝撃の結末”(笑?)・・・流石、監督~っ
↓ここからネタバレちょっとあり。「ちょっと」と言いつつバレバレのハプニングあり!?
N.Y.の公園を、道行く人、散歩をする人、テニスをする人、ベンチで本を読む人。それぞれの日常を過ごす朝、それは突然起った。人々は思考錯乱し、硬直し、そして自らを傷つける。緑あふれる癒しの空間は一瞬で地獄絵図と化した。
TVCMでも散々流れる衝撃のシーン、それがあらゆるパターンで繰り広げられるのです、怖いよー。基本「恐怖・スリラー・スプラッタ」はNGの私です。
が、何せシャマラン作品。元々は一連の作品を怖がって観ておらず、ある日やってきた地上波放送で初鑑賞、「大丈夫だ(なんだ怖くない)。」とミョーに自信(!?)を持って今回望みました。・・・と言っても、ダッカダッカ死んでいく様子(流石アメリカでR指定)はちょっとヒイたし、目を覆いましたよ。
今回の主演はマーク・ウォールバーグ。結構好きな俳優さんです(これも鑑賞理由です)。
高校の理科の先生・エリオット役で、調度「ここ最近のミツバチの減少」について授業していた時に街でのこの「異変」を耳にし、同僚ジュリアンの実家に夫婦で疎開しようということになったのだ。
エリオットの奥さんアルマ役はズーイー・デシャネル。この人最近の私のBEST・シネマ「テラビシアにかける橋」でエドマンズ先生だった人なんだけど、今回はちょっと好きな感じじゃなかったなー。演出なんでしょうけど。
「異変」の原因は目に見えない。「ガス」なのか「菌」なのか。「テロ」なのか「事故」なのか。
↓かなり・・・ネタバレ?いや、個人的見解。
シャマラン監督は、「現代の様々な問題点を考慮すると実際に起りうる事で、その事がなぜ起るかの見解1、2、3、・・・4番目位の可能性を示唆して書いた。」とインタビューで回答されてました。鑑賞後たまたま読んだフリーペーパーR25で、「生物多様性基本法」という法律を知ったのですが、その場から動けない植物を、近年加速的に人間活動の都合で思う以上に苦しめているのかも、とちょっと真面目に恐ろしくなりました。
とにかく、劇中では何がどうなってヤバいことが起っているか解らないけれど(TVでは情報が錯綜している)判らないなりに生き延びる為、歩みを進めるエリオット達。恐怖と不安の中、家族や夫婦の愛情の結びつきなんかも描かれます。
で、結局なんでかははっきり判んないのですよね~、「異変の原因」。
日本的なネタバレさせると、ちょっと凝った「カマイタチ」でしょうか。
さて、毎度露出がお好きな監督。今回は、カメオ出演はない・・・かな、気になる方は劇場の「エンドクレジット」で!
「ハプニング」@映画生活
この監督作品は何かと物議を醸し出す事で有名ですが、ジャパン・プレミアで拝見した彼は、スラリとしたハンサムな紳士でした。
本人に会って(見て)持った至極個人的な見解ですが、インドの裕福インテリ出身(頭いい!数学得意!お金持ち!・・・と思う)な彼、「泥水を飲むような苦労」はしていないのでしょうから、その昔の「大学相撲部出身の力士はハングリーではない」的な発想で、ベタベタな、普通もしくは奇をてらったエンディングは彼の辞書にはありえないのではないか、と。
面白いか、面白くないかというのは、あくまで一般的な感想で、彼の「美学」の中では「どうでもいい。」ことなのではないか、と。
“ 衝撃の結末”=シャマラン作品、といわしめた現在、立派な映画ジャンルとして確立している(商売になってるじゃん)ことが凄いこと。今作でもそれは期待を裏切られない“ 衝撃の結末”(笑?)・・・流石、監督~っ
↓ここからネタバレちょっとあり。「ちょっと」と言いつつバレバレのハプニングあり!?
N.Y.の公園を、道行く人、散歩をする人、テニスをする人、ベンチで本を読む人。それぞれの日常を過ごす朝、それは突然起った。人々は思考錯乱し、硬直し、そして自らを傷つける。緑あふれる癒しの空間は一瞬で地獄絵図と化した。
TVCMでも散々流れる衝撃のシーン、それがあらゆるパターンで繰り広げられるのです、怖いよー。基本「恐怖・スリラー・スプラッタ」はNGの私です。
が、何せシャマラン作品。元々は一連の作品を怖がって観ておらず、ある日やってきた地上波放送で初鑑賞、「大丈夫だ(なんだ怖くない)。」とミョーに自信(!?)を持って今回望みました。・・・と言っても、ダッカダッカ死んでいく様子(流石アメリカでR指定)はちょっとヒイたし、目を覆いましたよ。
今回の主演はマーク・ウォールバーグ。結構好きな俳優さんです(これも鑑賞理由です)。
高校の理科の先生・エリオット役で、調度「ここ最近のミツバチの減少」について授業していた時に街でのこの「異変」を耳にし、同僚ジュリアンの実家に夫婦で疎開しようということになったのだ。
エリオットの奥さんアルマ役はズーイー・デシャネル。この人最近の私のBEST・シネマ「テラビシアにかける橋」でエドマンズ先生だった人なんだけど、今回はちょっと好きな感じじゃなかったなー。演出なんでしょうけど。
「異変」の原因は目に見えない。「ガス」なのか「菌」なのか。「テロ」なのか「事故」なのか。
↓かなり・・・ネタバレ?いや、個人的見解。
シャマラン監督は、「現代の様々な問題点を考慮すると実際に起りうる事で、その事がなぜ起るかの見解1、2、3、・・・4番目位の可能性を示唆して書いた。」とインタビューで回答されてました。鑑賞後たまたま読んだフリーペーパーR25で、「生物多様性基本法」という法律を知ったのですが、その場から動けない植物を、近年加速的に人間活動の都合で思う以上に苦しめているのかも、とちょっと真面目に恐ろしくなりました。
とにかく、劇中では何がどうなってヤバいことが起っているか解らないけれど(TVでは情報が錯綜している)判らないなりに生き延びる為、歩みを進めるエリオット達。恐怖と不安の中、家族や夫婦の愛情の結びつきなんかも描かれます。
で、結局なんでかははっきり判んないのですよね~、「異変の原因」。
日本的なネタバレさせると、ちょっと凝った「カマイタチ」でしょうか。
さて、毎度露出がお好きな監督。今回は、カメオ出演はない・・・かな、気になる方は劇場の「エンドクレジット」で!
「ハプニング」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-07-17 23:45 | 試写会