「たみおのしあわせ」を観る
2008年 07月 09日
今、日本人の若手俳優さんで気になる(好き嫌いに関わらず)人っていったら、女子=蒼井優ちゃん・男子=オダギリジョーさん。オダ・ジョーさんなんて、昨年も一昨年もコヤツ(失敬)が邦画の主演を総なめしちゃってるじゃん、といっても(私見)過言ではないと思っています。
そのオダギリジョー主演「たみおのしあわせ」を観てきちゃいました。ラッキー♪。
↓そないにネタばれにならないかなー。まずは導入だけちょこっと。
民男(オダギリジョー)は父・伸男(原田芳雄)と二人オトコ暮らし。早くに母を亡くし、それ以来パッとしない父に「早く結婚しろ」と見合いをさせられる日々。オクテで引き篭もりがちな、これまたパっとしないロン毛の民男に結婚してもいいという綺麗な娘さん(瞳・麻生久美子)現る!息子が身を固めてくれれば、伸男も・・・(恋人:みやじさん=大竹しのぶ)と思ってるかな!?そんな時亡くなった民男の母の兄(小林薫)が現れて・・・。
民男と瞳の結婚で盛り上がるのか?・・・幸せになりたいだけなのよ皆。
監督は‘あの’時効警察の課長(オヤジギャグの)岩松了。(本人もちょっと出てる)
今回の試写は監督の持つラジオ番組の公開録音つき。生でみる彼は意外(失敬)と、ハンサム。15年ぶりの監督作品は、キモ面白い中にも大人のエスプリをふんだんに感じさせる。流石、外大ロシア語中退(関係ないか)。
「時効警察」のメンバーといわれると、そうなんだけど、もっと前から決まっていたキャスティングで当惑するそう。でも、一時映画化がポシャり「時効」が始まってしまった。撮影中に内々に決まっていた麻生さんへのアプローチをオダジョー自身がしてくれた、という秘話も聞けた。これまたラッキー♪
オトコ暮らしの家庭は思いの他小奇麗。だらしの無い部分はない。個人的な意見ですが、オンナばっかりの方が姦しくってチラかり気味かも。
‘えなり君’ばりに若干ハイウエストにベルトをきっちり閉める(ポロシャツのボタンも上までぴっと。)民男だからキチンと、なんでしょうね、ってか反対にだらしない部分があるから女も寄ってくるんだ、と思うし。そんな息子に反し以外に女っけが途切れない父・伸男。
パートのおばちゃんを沢山雇うような職場でみやじさん(しのぶさん)といちゃいちゃ。
でも、いままでも今も民男が気に入らない女性では再婚も・・・と煮え切らないの。
丁度いいくらい(ま、迷惑なくらい)に近所の噂や目が煩い町で暮らすこの親子に絡んで、そりゃ面白い俳優が目白押し。
ホンのちょっとの脇役に勿体無いくらいの演技&個性派俳優・女優がわんさか出てます。基本‘へたれ’は居ないと考えて正しい配役です。
例えば、伸男の昔の彼女・宗像さんは、話には早い段階で出てくるんですよ、でも登場するのは(まさか出てくる展開になるとは思わなかったが)終わりの終わりで、誰あろう、宗像さんは石田えりさん。なんでもな~い変な人は清志郎。他にも‘珍味’が山のよう。
作品に出てくる皆が「しあわせになりたい」って、愛を求め・もがく感じが普通でいい。
が、当然普通じゃない展開になるんだけど、現実もドラマ並みに複雑で悲しくて面白いから、この作品観ているといろいろ考えさせられますよ~。
『結婚とは、沈黙の意味を知るための絶えざる訓練の場である。』 By 岩松了。
哲学だわ、哲学~っ
予想に反した、ある意味裏切りのエンディング。まさに「哲学」。
HPにいったんさい。
ゲーテやハイネ、シャークスピアといった偉人の奥深~いコトバも、この作品にピッタリ!
音楽もヨシ。
どんだけ格好悪くしてても、やっぱり素敵なオダギリジョーもいい。
特に‘燕尾服’が堪らないー。
「たみおのしあわせ」@映画生活
そのオダギリジョー主演「たみおのしあわせ」を観てきちゃいました。ラッキー♪。
↓そないにネタばれにならないかなー。まずは導入だけちょこっと。
民男(オダギリジョー)は父・伸男(原田芳雄)と二人オトコ暮らし。早くに母を亡くし、それ以来パッとしない父に「早く結婚しろ」と見合いをさせられる日々。オクテで引き篭もりがちな、これまたパっとしないロン毛の民男に結婚してもいいという綺麗な娘さん(瞳・麻生久美子)現る!息子が身を固めてくれれば、伸男も・・・(恋人:みやじさん=大竹しのぶ)と思ってるかな!?そんな時亡くなった民男の母の兄(小林薫)が現れて・・・。
民男と瞳の結婚で盛り上がるのか?・・・幸せになりたいだけなのよ皆。
監督は‘あの’時効警察の課長(オヤジギャグの)岩松了。(本人もちょっと出てる)
今回の試写は監督の持つラジオ番組の公開録音つき。生でみる彼は意外(失敬)と、ハンサム。15年ぶりの監督作品は、キモ面白い中にも大人のエスプリをふんだんに感じさせる。流石、外大ロシア語中退(関係ないか)。
「時効警察」のメンバーといわれると、そうなんだけど、もっと前から決まっていたキャスティングで当惑するそう。でも、一時映画化がポシャり「時効」が始まってしまった。撮影中に内々に決まっていた麻生さんへのアプローチをオダジョー自身がしてくれた、という秘話も聞けた。これまたラッキー♪
オトコ暮らしの家庭は思いの他小奇麗。だらしの無い部分はない。個人的な意見ですが、オンナばっかりの方が姦しくってチラかり気味かも。
‘えなり君’ばりに若干ハイウエストにベルトをきっちり閉める(ポロシャツのボタンも上までぴっと。)民男だからキチンと、なんでしょうね、ってか反対にだらしない部分があるから女も寄ってくるんだ、と思うし。そんな息子に反し以外に女っけが途切れない父・伸男。
パートのおばちゃんを沢山雇うような職場でみやじさん(しのぶさん)といちゃいちゃ。
でも、いままでも今も民男が気に入らない女性では再婚も・・・と煮え切らないの。
丁度いいくらい(ま、迷惑なくらい)に近所の噂や目が煩い町で暮らすこの親子に絡んで、そりゃ面白い俳優が目白押し。
ホンのちょっとの脇役に勿体無いくらいの演技&個性派俳優・女優がわんさか出てます。基本‘へたれ’は居ないと考えて正しい配役です。
例えば、伸男の昔の彼女・宗像さんは、話には早い段階で出てくるんですよ、でも登場するのは(まさか出てくる展開になるとは思わなかったが)終わりの終わりで、誰あろう、宗像さんは石田えりさん。なんでもな~い変な人は清志郎。他にも‘珍味’が山のよう。
作品に出てくる皆が「しあわせになりたい」って、愛を求め・もがく感じが普通でいい。
が、当然普通じゃない展開になるんだけど、現実もドラマ並みに複雑で悲しくて面白いから、この作品観ているといろいろ考えさせられますよ~。
『結婚とは、沈黙の意味を知るための絶えざる訓練の場である。』 By 岩松了。
哲学だわ、哲学~っ
予想に反した、ある意味裏切りのエンディング。まさに「哲学」。
HPにいったんさい。
ゲーテやハイネ、シャークスピアといった偉人の奥深~いコトバも、この作品にピッタリ!
音楽もヨシ。
どんだけ格好悪くしてても、やっぱり素敵なオダギリジョーもいい。
特に‘燕尾服’が堪らないー。
「たみおのしあわせ」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-07-09 23:45 | 試写会