「ミラクル7号」を観る
2008年 06月 05日
今や世界のチャウ・シンチーとなった彼の新作、「ミラクル7号」を観てきました。
“世界のKITANO”同様、ちょっと‘個人的な気分’で作品を作ってもバチは当たらない、と思ったかどうだか(笑)分かりませんが、(失敬)今までの彼の作品とは毛色の変わった風貌なこの作品、大陸的な笑いと親子愛に溢れるファンタジーなお話でしたよ。
↓ここからネタばれあり。
・・・実はこの作品HPいっちゃうと話・ネタばればれなんですよ、なんでなんでしょう??
見に行く予定のある人は、気になってもとにかく目をつぶらなくちゃ!
(私は他のブロガーさんの注意勧告で、ノーチェックで観にいった、正解。)
見てもいいのはイントロダクション位。ストーリーなんか読んじゃったら半分以上分かっちゃいますよ、ある意味一部のオチも容易に想像出来ちゃいますー。
ティー(シンチー)はディッキー少年(シュー・チャオ)と二人暮らし。生活はとても苦しく、ディッキーが学校に通う靴はおろか、毎日の食事にも事欠いている。ティーはキツい建設現場で毎日ドロドロになって働いているがその暮らしは全く楽ではない。それでもディッキーを裕福な子が通う私立小学校に行かせている。口癖は「ビンボーでも嘘をつくな、ケンカするな、一生懸命勉強しなさい!」。
志は高くても、賄う道具はゴミ捨て場からの拾い物。ティーはその夜もディッキーの運動靴を探しにゴミ置き場へ・・・突然、辺りを揺るがす光と轟音。すわ!UFO!?
ティーの働くビルの建築現場は、昨今の中国をそのまま見るような摩天楼なんですが、このあたりの描き方、うまいな~、と思います。こういう「画」好きですね。
無理の上に無理してセレブな私学に入れる=「花より男子」的かつ、「山田太郎ものがたり」的。未確認飛行物体あらわる=かの「E.T.」的。しかも、なんだか訳わかんない生き物が出てくる=これまた「E.T.」的かつ、「リロ・アンド・スティッチ」的。
なんかもう安易に結末が読めるような読めないような、期待する内容が出てくるような無い様な(笑)話のあちこちに彼自身の作品をパロった風あり、偉大なるスピルバーグに敬意なのかなんなのか風あり(笑)。どっかで観たアニメ(あんなこっといいな♪でっきたらいいな♪)風あり。
しかし、いい意味でシンチーは裏切ってきます、貴方を。そうは問屋が下ろさない。
まず配役でド肝抜かれます。
これは公表しまくりですから、ヨシでしょう、ディッキーは男の子だけど、女の子です。
他にも「やっぱり。」と「ええ!」のサプライズあり(HP観ずに是非劇場で)。
話の方の展開は、UFOから出てきた謎の“ちびライオン・犬もどき(一部スライム)”(←あくまで私の見た目)が、「7(なな)ちゃん」って名前をもらって、キューキュー鳴いたりなんかして、ビンボーゆえに学校でツマはじきなディッキーと心温まる展開になります、お決まりですが、なんだかホロリとさせられます。う~ん感動。
「で?」
↑
・・・これ、映画のサブ・タイトルっていうのですか?宣伝文句っていうんですか、タイトルの傍に書いてあるんですけど。
なんでこの「で?」って書いてあるんだ?って思ってたんですが、なんていうんでしょうか、「で?」ってエンディングでした、が、ソレはソレでいいでしょう、面白いし可愛かったし。
なんだか、私のレビュー自体も「で?」って聞かれるような内容になってしまいました、いや、その~、言い訳ですが書いたら丸バレで、書き様がナイってのが正直な意見ですー。
・・・シンチーってやっぱり天才なのかな!
「ミラクル7号」@映画生活
“世界のKITANO”同様、ちょっと‘個人的な気分’で作品を作ってもバチは当たらない、と思ったかどうだか(笑)分かりませんが、(失敬)今までの彼の作品とは毛色の変わった風貌なこの作品、大陸的な笑いと親子愛に溢れるファンタジーなお話でしたよ。
↓ここからネタばれあり。
・・・実はこの作品HPいっちゃうと話・ネタばればれなんですよ、なんでなんでしょう??
見に行く予定のある人は、気になってもとにかく目をつぶらなくちゃ!
(私は他のブロガーさんの注意勧告で、ノーチェックで観にいった、正解。)
見てもいいのはイントロダクション位。ストーリーなんか読んじゃったら半分以上分かっちゃいますよ、ある意味一部のオチも容易に想像出来ちゃいますー。
ティー(シンチー)はディッキー少年(シュー・チャオ)と二人暮らし。生活はとても苦しく、ディッキーが学校に通う靴はおろか、毎日の食事にも事欠いている。ティーはキツい建設現場で毎日ドロドロになって働いているがその暮らしは全く楽ではない。それでもディッキーを裕福な子が通う私立小学校に行かせている。口癖は「ビンボーでも嘘をつくな、ケンカするな、一生懸命勉強しなさい!」。
志は高くても、賄う道具はゴミ捨て場からの拾い物。ティーはその夜もディッキーの運動靴を探しにゴミ置き場へ・・・突然、辺りを揺るがす光と轟音。すわ!UFO!?
ティーの働くビルの建築現場は、昨今の中国をそのまま見るような摩天楼なんですが、このあたりの描き方、うまいな~、と思います。こういう「画」好きですね。
無理の上に無理してセレブな私学に入れる=「花より男子」的かつ、「山田太郎ものがたり」的。未確認飛行物体あらわる=かの「E.T.」的。しかも、なんだか訳わかんない生き物が出てくる=これまた「E.T.」的かつ、「リロ・アンド・スティッチ」的。
なんかもう安易に結末が読めるような読めないような、期待する内容が出てくるような無い様な(笑)話のあちこちに彼自身の作品をパロった風あり、偉大なるスピルバーグに敬意なのかなんなのか風あり(笑)。どっかで観たアニメ(あんなこっといいな♪でっきたらいいな♪)風あり。
しかし、いい意味でシンチーは裏切ってきます、貴方を。そうは問屋が下ろさない。
まず配役でド肝抜かれます。
これは公表しまくりですから、ヨシでしょう、ディッキーは男の子だけど、女の子です。
他にも「やっぱり。」と「ええ!」のサプライズあり(HP観ずに是非劇場で)。
話の方の展開は、UFOから出てきた謎の“ちびライオン・犬もどき(一部スライム)”(←あくまで私の見た目)が、「7(なな)ちゃん」って名前をもらって、キューキュー鳴いたりなんかして、ビンボーゆえに学校でツマはじきなディッキーと心温まる展開になります、お決まりですが、なんだかホロリとさせられます。う~ん感動。
「で?」
↑
・・・これ、映画のサブ・タイトルっていうのですか?宣伝文句っていうんですか、タイトルの傍に書いてあるんですけど。
なんでこの「で?」って書いてあるんだ?って思ってたんですが、なんていうんでしょうか、「で?」ってエンディングでした、が、ソレはソレでいいでしょう、面白いし可愛かったし。
なんだか、私のレビュー自体も「で?」って聞かれるような内容になってしまいました、いや、その~、言い訳ですが書いたら丸バレで、書き様がナイってのが正直な意見ですー。
・・・シンチーってやっぱり天才なのかな!
「ミラクル7号」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-06-05 23:45 | 試写会