「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観る
2008年 05月 18日
大好きなジュリア・ロバーツの新作で、芸達者なトム・ハンクスが主演とくれば観ない訳にはいかない「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観てきました。
宣伝では全面的に登場のジュリアですが、大物役の割には出番は少なく、またその宣伝の華やかな印象より、ずっと政治的で戦争映画でした。それでもハンクスの重厚な中にもフットワークの軽い語り口と演技が戦争の重苦しさを軽減してくれています。が、はっきり書いて、劇中のどこぞの政治家の様に“アフガニスタンとパキスタン”が区別できないような方には全く向かない~。
↓ここからネタバレあり。史実らしいので、まぁいいか。
お気楽な下院議員のチャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)。お酒が大好き・女も大好き、気さくで楽しいその人柄でいろんな人脈(女も)を持ち、どことなく人をひきつける。
1980年代、チャーリーはたまたまTVでみたジャーナリストのアフガニスタン・レポートに政治家としての心を動かされる。ソ連がアフガニスタンに侵攻をしていたのだ。現地に赴き惨状を目の当たりにするチャーリー。テキサスのお金持ちジョアン(ジュリア)やCIAの変わり者・ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)とともに、侵攻を阻止すべく奔走する。
「本当にウソみたいな話」と作品キャッチフレーズにあるのですが、まさにそう。
ちょっと・・・スクリーンから真実の話というオーラが伝わってこなかったのが個人的に残念。トントン拍子に話が進む印象で、どうもうすっぺらい感じすら受けちゃいました。
チャーリーの周りには美人がいっぱい!なぜだがチョイ役で結構な女優さんも(観てのお楽しみ)もいたりして。なにせチャーリーの秘書(女性限定)は美人揃いで「チャーリーズ・エンジェル」と呼ばれている(本当なのかな・・・しかも結構有能)。特にチャーリーの補佐役として片時も離れないボニー役のエイミー・アダムスが良かったです。
彼女は最近は思わず(!?)ヒットした「魔法にかけられて」のジゼル役が記憶に新しい。こういったステレオタイプの金髪&青い目のハリウッド女優の時代が再び来たかな?
それでもチャーリーとCIAのガストが初対面で交わす事務所でのやりとりや、ジョアンのパーティでの‘オトナの関係&政治の会話’など見せ場は多かったです。
劇中後半、本当のレポートフィルムなのか、わざと汚れた感じにしているのか、爆撃のフィルムシーンが多くなります。「これは戦争の話なのよね」と徐々に改めて思わされるのですが、中近東の揉め事をここまでさらりと観易くしているのは逆に高く評価したいです。
1989年、ソ連はアフガニスタンから撤退しましたが、死んでいったソ連兵にも家族も恋人もいて、普通の人間に変わりないことを忘れたくないですね。
また、その後、9・11テロが起こり、今度は米国が2001年アフガニスタン侵攻がなされたことも忘れてはいけない史実です。
しかし、興行的にこの内容ってどうなんでしょう(←余計なお世話)、公開2日目でガランガランでしたけど、劇場・・・。本国ではいいかも、ですが、日本ではウケない話と思います。
でも、ドレスアップしたジュリア(なんか貫禄ついてたな)にもハンクス(こっちはもっと貫禄充分)にも久しぶりに会えて(!?)THE・シネマな感じは満足でした。
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」@映画生活
宣伝では全面的に登場のジュリアですが、大物役の割には出番は少なく、またその宣伝の華やかな印象より、ずっと政治的で戦争映画でした。それでもハンクスの重厚な中にもフットワークの軽い語り口と演技が戦争の重苦しさを軽減してくれています。が、はっきり書いて、劇中のどこぞの政治家の様に“アフガニスタンとパキスタン”が区別できないような方には全く向かない~。
↓ここからネタバレあり。史実らしいので、まぁいいか。
お気楽な下院議員のチャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)。お酒が大好き・女も大好き、気さくで楽しいその人柄でいろんな人脈(女も)を持ち、どことなく人をひきつける。
1980年代、チャーリーはたまたまTVでみたジャーナリストのアフガニスタン・レポートに政治家としての心を動かされる。ソ連がアフガニスタンに侵攻をしていたのだ。現地に赴き惨状を目の当たりにするチャーリー。テキサスのお金持ちジョアン(ジュリア)やCIAの変わり者・ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)とともに、侵攻を阻止すべく奔走する。
「本当にウソみたいな話」と作品キャッチフレーズにあるのですが、まさにそう。
ちょっと・・・スクリーンから真実の話というオーラが伝わってこなかったのが個人的に残念。トントン拍子に話が進む印象で、どうもうすっぺらい感じすら受けちゃいました。
チャーリーの周りには美人がいっぱい!なぜだがチョイ役で結構な女優さんも(観てのお楽しみ)もいたりして。なにせチャーリーの秘書(女性限定)は美人揃いで「チャーリーズ・エンジェル」と呼ばれている(本当なのかな・・・しかも結構有能)。特にチャーリーの補佐役として片時も離れないボニー役のエイミー・アダムスが良かったです。
彼女は最近は思わず(!?)ヒットした「魔法にかけられて」のジゼル役が記憶に新しい。こういったステレオタイプの金髪&青い目のハリウッド女優の時代が再び来たかな?
それでもチャーリーとCIAのガストが初対面で交わす事務所でのやりとりや、ジョアンのパーティでの‘オトナの関係&政治の会話’など見せ場は多かったです。
劇中後半、本当のレポートフィルムなのか、わざと汚れた感じにしているのか、爆撃のフィルムシーンが多くなります。「これは戦争の話なのよね」と徐々に改めて思わされるのですが、中近東の揉め事をここまでさらりと観易くしているのは逆に高く評価したいです。
1989年、ソ連はアフガニスタンから撤退しましたが、死んでいったソ連兵にも家族も恋人もいて、普通の人間に変わりないことを忘れたくないですね。
また、その後、9・11テロが起こり、今度は米国が2001年アフガニスタン侵攻がなされたことも忘れてはいけない史実です。
しかし、興行的にこの内容ってどうなんでしょう(←余計なお世話)、公開2日目でガランガランでしたけど、劇場・・・。本国ではいいかも、ですが、日本ではウケない話と思います。
でも、ドレスアップしたジュリア(なんか貫禄ついてたな)にもハンクス(こっちはもっと貫禄充分)にも久しぶりに会えて(!?)THE・シネマな感じは満足でした。
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-05-18 23:45 | 映画鑑賞