「SweetRain 死神の精度」 を観る
2008年 03月 10日
台湾のアイドル時代から、実は結構好きだった俳優の金城武さん主演、「SweetRain死神の精度」を観てきました。北京語・広東語・台湾語・日本語・英語が堪能な金城クン、個人的には彼が広東語を話している時が一番好き♪
この作品は邦画なので当然日本語なのですが、彼の日本語ってなんだかちょっと‘くぐもった’音声でちょっとコミカルに感じる。この作品のテイストにあっているからいいかな!
この作品のその他の主なキャストは、このブログでもしょっちゅう話題にさせて貰っている小西真奈美さんと、最近スクリーンでの“出会い度”No1,の富司純子さん(ひそかに今年度助演女優、と思っています、ぁちょっと気が早いかな)。この三人のもともと持つ魅力を「恋するマドリ」の筧昌也監督が、その独特なファンタジー手腕で余すことなく引き出しています。
↓ここからちょっとだけネタばれあり。
・・・「死」についてどう思う?か、によって理解度がチガウかも。
千葉(金城武)は「死神」。いわゆる「死(不慮の死)に際の一週間」を文字通り生死の境を支配している。彼が来る時はいつも雨。今回も「判定」の為に舞い降りたとある場所は雨、「判定対象」は、企業のクレームを電話で受ける係を仕事としている藤木一恵(小西真奈美)だ。
千葉は、見張り番の‘黒い犬(しゃべらない←意思表示は字幕です)’と白い手袋が特徴(どうして手袋かは是非劇場で!)。その場その場のTPOにあわせたスタイルで舞い降りる。ストーリーが1985年→2007年→2028年と展開していくのですが、1985年の昭和の香りプンプンの金城クンちょっと見ものです(笑)。好みとしては2007年のヤクザな彼が一番魅力的でしたが。(「ゴールデンボール」な金城クンも見られる~♪)
死神は千葉だけでなく、どうやらウジャウジャ仲間が下界に降りて来ており、まるでトランプを引くように判定(生死)のチョイスが行われています。
死神というとなんだか恐ろしく冷たいかんじですが、劇中語られる、「(人間はいつかは死ぬのであるから)特別ではないが大切なこと」=「死」が、割と軽いタッチで嫌味なく描かれいて、楽しく考えることが出来た様に思えます。
至極個人的な印象ですが、中学高校時代に愛読していた星新一氏のショートショートのファンタジーな部類(エラく毒ついている作品も多いのよ)に同じ感じを受けました。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」を彷彿させる(全く違うんですけどね)スィートさも感じました。
「浮世離れした」って称される千葉を演じる金城クンの、幾つになっても清潔な感じとどこか憎めない天然な部分がそうもさせているのかもしれません。
千葉の「判定」が期せずして長い年月をかけ、ちょっとした‘人の生きた証’を結果作ったのですが、「人生なんて所詮(ベツに達観している訳でもヒネている訳でもない)そんなもの」だから、楽しく生きたが勝ちよね~?なーんて思った作品でした。
「SweetRain 死神の精度」@映画生活
この作品は邦画なので当然日本語なのですが、彼の日本語ってなんだかちょっと‘くぐもった’音声でちょっとコミカルに感じる。この作品のテイストにあっているからいいかな!
この作品のその他の主なキャストは、このブログでもしょっちゅう話題にさせて貰っている小西真奈美さんと、最近スクリーンでの“出会い度”No1,の富司純子さん(ひそかに今年度助演女優、と思っています、ぁちょっと気が早いかな)。この三人のもともと持つ魅力を「恋するマドリ」の筧昌也監督が、その独特なファンタジー手腕で余すことなく引き出しています。
↓ここからちょっとだけネタばれあり。
・・・「死」についてどう思う?か、によって理解度がチガウかも。
千葉(金城武)は「死神」。いわゆる「死(不慮の死)に際の一週間」を文字通り生死の境を支配している。彼が来る時はいつも雨。今回も「判定」の為に舞い降りたとある場所は雨、「判定対象」は、企業のクレームを電話で受ける係を仕事としている藤木一恵(小西真奈美)だ。
千葉は、見張り番の‘黒い犬(しゃべらない←意思表示は字幕です)’と白い手袋が特徴(どうして手袋かは是非劇場で!)。その場その場のTPOにあわせたスタイルで舞い降りる。ストーリーが1985年→2007年→2028年と展開していくのですが、1985年の昭和の香りプンプンの金城クンちょっと見ものです(笑)。好みとしては2007年のヤクザな彼が一番魅力的でしたが。(「ゴールデンボール」な金城クンも見られる~♪)
死神は千葉だけでなく、どうやらウジャウジャ仲間が下界に降りて来ており、まるでトランプを引くように判定(生死)のチョイスが行われています。
死神というとなんだか恐ろしく冷たいかんじですが、劇中語られる、「(人間はいつかは死ぬのであるから)特別ではないが大切なこと」=「死」が、割と軽いタッチで嫌味なく描かれいて、楽しく考えることが出来た様に思えます。
至極個人的な印象ですが、中学高校時代に愛読していた星新一氏のショートショートのファンタジーな部類(エラく毒ついている作品も多いのよ)に同じ感じを受けました。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」を彷彿させる(全く違うんですけどね)スィートさも感じました。
「浮世離れした」って称される千葉を演じる金城クンの、幾つになっても清潔な感じとどこか憎めない天然な部分がそうもさせているのかもしれません。
千葉の「判定」が期せずして長い年月をかけ、ちょっとした‘人の生きた証’を結果作ったのですが、「人生なんて所詮(ベツに達観している訳でもヒネている訳でもない)そんなもの」だから、楽しく生きたが勝ちよね~?なーんて思った作品でした。
「SweetRain 死神の精度」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-03-10 23:45 | 試写会