「ビー・ムービー」を観る
2008年 01月 23日
ちょっと前からアニメは大人も子供も楽しめる。特に、その絵の技術も革新的でトップランナーなドリームワークスの新作「ビー・ムービー」。
‘確実な安打’を放つ同社の確実な得点獲得作戦。まぁ良かったんではないでしょうか?
↓ネタバレは、蜜の味?(笑)
主人公のバリーは人間がいう「働き蜂」。好奇心旺盛な青年です。
ハチの世界、実は結構な先進的で都会的な世界なのです、実は実は人間とも話せちゃう(人間語ね)。でもハチの世界の規則で人間との会話は禁止事項。またハチの学校(大学?)を出ると、自動的にどのハチも一斉に就職します、勿論「ハチミツ製造会社」に。で、ひたすらにハチミツをつくり、一生を終える、と。
まぁ大体創造は出来ていたんですが、ちょっと「スターウォーズ」や「AI」に出てくる近未来的なハチの住む環境。現実に存在する大企業のネームをぱくった企業名や有名人がいっぱい出てきてドリームワークスお得意の「シャレ」が利いています。実際に存在する人も登場したりなんかして、随分前にこの映画の宣伝を観た時、スピルバーグ(アニメだったかな)監督がコレを撮ってる態で、「主役はハチにする!」・・・なんてのがあったから、「このオチはどこに続くのか?」と思っていたら、本編に続いていたのね~。いろんなところに監督作品へのオマージュと取れる映像やシーンがあったりもしましたよ。
バリーはハチミツ会社で星のあるほどある担当(ある意味技能職)・・・「耐久係(ハチミツを採りに出掛けた時に何かのハプニングでも死なないように被るヘルメットを試験する担当)」「かき混ぜ係(ハチミツを混ぜる)」「すくい係り(だったかな、最後の一滴も無駄にしない係)」・・・とかにはあまり興味はありません。
新卒早々仕事説明会で巡る工場見学はどっかで見た気が・・・TDLかな?(笑)
私は工場見学が大好き!なのでおかしな担当がいっぱいでオモシロかったです。
バリーの憧れは“ハチ・レンジャー(花の蜜狩係)”(子供に人気の○○レンジャーとかみたいだけど、実際にはSWやトップガンのような編隊で飛ぶ。)で、お嬢蜂(おじょうはち=ギャルハチのこと)にも大人気!
バリーは帰還したレンジャーの身体についてた花粉を拾い身体につけて“なんちゃってレンジャー”になり調子にのります。本物のレンジャーにみつかり挑発され、規則を破って外の世界に出掛けてしまいます。
なんでかトイストーリーのバズ・ライトイヤーによく似たおめめグリグリのレンジャーと人間界に飛び立ったシーンはすっごく爽快で臨場感があって、色も綺麗!大きな薔薇(蜂にとっては)に花粉を撒き散らしたり、ハチミツ集め器(なんかカッコいい名前ついていたな)でズゴゴゴゴ~ってハチミツも吸い取ります。
で、ひょんな事から人間の女の人ヴァネッサに命を助けられてから仲良しになってほのかに恋もしちゃいます。
ここの下りもオモシロかったですね、視覚的にものすっごく大きなテニスボールやスーパーの店内がPOPで楽しい。
ですが、人間が食べるハチミツの瓶をバリーが見つけて、「知らなかった!僕のハチミツ返して!」とヴァネッサの助けを借りて、人間界で裁判を起こすところからちょっとカラーが変わってたな、と感じました。
養蜂家(っても大量生産の)に‘拉致’(笑)されているハチの家族の様子や、裁判の細かな様子は楽しいのですが、話の流れというか、展開がヒドく書くと、映画としてストーリ-を成立させようという気があるのかな、と、ちょっと疑問が沸く展開に思えました。
「単純(荒い。)」「子供だまし(ごめんなさい)」と書いちゃえば、簡単なのですが、基本人間との交流を描くのか、いわゆる「ありえない系=夢と御伽噺の世界」なのか、ばかばかしいジェットコースター遊園地映画なのか、環境保護をうたうのか、主題がボケた感じがします。
結果裁判はバリーの勝利で、人間が一方的に支配してきたハチミツはハチの世界に返還されるんですよ、そうしたら働き者のハチが働かない。だってハチミツ沢山あるもの。
で、花粉を受粉しなくなったので、お花も枯れ始める。お花屋さんのヴァネッサはお店も閉じなくちゃならない有様。
バリーとヴァネッサは「スピード」や「ダイハード」ばりに頑張りますよ(笑)
映画の冒頭、「物理学的に航空力学的に(だったかな?)ハチは空を飛べません。」と字幕も出て、終盤なんでか解ってくるのですが、この辺りの話も力不足な印象です。
まぁそれでも確実に集客出来るし、ヒットもするし、お子様はまず満足できる作品仕上がりです。そんな訳なんでしょうかワカンないですが、国内の興行はめっきり「吹き替え」ばかりで、せっかくレネー・ゼルウィガーの美声が聞けるかと思ったのに、結構ガミガミ声の吹き替えでちょっと残念でした。
そんな風に感じたのにやっぱりワクワクドキドキ出来たので、私はDW作品が好きみたいです♪
「ビー・ムービー」@映画生活
‘確実な安打’を放つ同社の確実な得点獲得作戦。まぁ良かったんではないでしょうか?
↓ネタバレは、蜜の味?(笑)
主人公のバリーは人間がいう「働き蜂」。好奇心旺盛な青年です。
ハチの世界、実は結構な先進的で都会的な世界なのです、実は実は人間とも話せちゃう(人間語ね)。でもハチの世界の規則で人間との会話は禁止事項。またハチの学校(大学?)を出ると、自動的にどのハチも一斉に就職します、勿論「ハチミツ製造会社」に。で、ひたすらにハチミツをつくり、一生を終える、と。
まぁ大体創造は出来ていたんですが、ちょっと「スターウォーズ」や「AI」に出てくる近未来的なハチの住む環境。現実に存在する大企業のネームをぱくった企業名や有名人がいっぱい出てきてドリームワークスお得意の「シャレ」が利いています。実際に存在する人も登場したりなんかして、随分前にこの映画の宣伝を観た時、スピルバーグ(アニメだったかな)監督がコレを撮ってる態で、「主役はハチにする!」・・・なんてのがあったから、「このオチはどこに続くのか?」と思っていたら、本編に続いていたのね~。いろんなところに監督作品へのオマージュと取れる映像やシーンがあったりもしましたよ。
バリーはハチミツ会社で星のあるほどある担当(ある意味技能職)・・・「耐久係(ハチミツを採りに出掛けた時に何かのハプニングでも死なないように被るヘルメットを試験する担当)」「かき混ぜ係(ハチミツを混ぜる)」「すくい係り(だったかな、最後の一滴も無駄にしない係)」・・・とかにはあまり興味はありません。
新卒早々仕事説明会で巡る工場見学はどっかで見た気が・・・TDLかな?(笑)
私は工場見学が大好き!なのでおかしな担当がいっぱいでオモシロかったです。
バリーの憧れは“ハチ・レンジャー(花の蜜狩係)”(子供に人気の○○レンジャーとかみたいだけど、実際にはSWやトップガンのような編隊で飛ぶ。)で、お嬢蜂(おじょうはち=ギャルハチのこと)にも大人気!
バリーは帰還したレンジャーの身体についてた花粉を拾い身体につけて“なんちゃってレンジャー”になり調子にのります。本物のレンジャーにみつかり挑発され、規則を破って外の世界に出掛けてしまいます。
なんでかトイストーリーのバズ・ライトイヤーによく似たおめめグリグリのレンジャーと人間界に飛び立ったシーンはすっごく爽快で臨場感があって、色も綺麗!大きな薔薇(蜂にとっては)に花粉を撒き散らしたり、ハチミツ集め器(なんかカッコいい名前ついていたな)でズゴゴゴゴ~ってハチミツも吸い取ります。
で、ひょんな事から人間の女の人ヴァネッサに命を助けられてから仲良しになってほのかに恋もしちゃいます。
ここの下りもオモシロかったですね、視覚的にものすっごく大きなテニスボールやスーパーの店内がPOPで楽しい。
ですが、人間が食べるハチミツの瓶をバリーが見つけて、「知らなかった!僕のハチミツ返して!」とヴァネッサの助けを借りて、人間界で裁判を起こすところからちょっとカラーが変わってたな、と感じました。
養蜂家(っても大量生産の)に‘拉致’(笑)されているハチの家族の様子や、裁判の細かな様子は楽しいのですが、話の流れというか、展開がヒドく書くと、映画としてストーリ-を成立させようという気があるのかな、と、ちょっと疑問が沸く展開に思えました。
「単純(荒い。)」「子供だまし(ごめんなさい)」と書いちゃえば、簡単なのですが、基本人間との交流を描くのか、いわゆる「ありえない系=夢と御伽噺の世界」なのか、ばかばかしいジェットコースター遊園地映画なのか、環境保護をうたうのか、主題がボケた感じがします。
結果裁判はバリーの勝利で、人間が一方的に支配してきたハチミツはハチの世界に返還されるんですよ、そうしたら働き者のハチが働かない。だってハチミツ沢山あるもの。
で、花粉を受粉しなくなったので、お花も枯れ始める。お花屋さんのヴァネッサはお店も閉じなくちゃならない有様。
バリーとヴァネッサは「スピード」や「ダイハード」ばりに頑張りますよ(笑)
映画の冒頭、「物理学的に航空力学的に(だったかな?)ハチは空を飛べません。」と字幕も出て、終盤なんでか解ってくるのですが、この辺りの話も力不足な印象です。
まぁそれでも確実に集客出来るし、ヒットもするし、お子様はまず満足できる作品仕上がりです。そんな訳なんでしょうかワカンないですが、国内の興行はめっきり「吹き替え」ばかりで、せっかくレネー・ゼルウィガーの美声が聞けるかと思ったのに、結構ガミガミ声の吹き替えでちょっと残念でした。
そんな風に感じたのにやっぱりワクワクドキドキ出来たので、私はDW作品が好きみたいです♪
「ビー・ムービー」@映画生活
by bijomaru0330am | 2008-01-23 23:45 | 試写会