「アイ アム レジェンド」を観る
2007年 12月 05日
本国アメリカより早い試写(だそうで)という、まさにプレミアな試写(レッドカーペット参加付き)に行ってきました。レッドカーペットに現れた主役はスーツ姿も爽やかなウィル・スミス。彼の最新作「アイ アム レジェレンド」を鑑賞です。
東京はこの冬一番の寒さというので、しっかり着込んで寒空の下チケット交換の列へ。
しかし、交換開始時間がとっくに過ぎても、何がどうなっているのかあまり列が先に進まない。周りで係員らしい男性がトラメガで叫んでいる内容を聞いていても、ちっとも意味がナイ感じの事ばかり。いざチケットを交換し、レッドカーペットに参加出来る権利があっても、どこでどうなるかは保障ナシらしい。どうしてもウィルに会いたい人はチケット交換に並んで、その後すぐにレッドカーペットの場所取りの列にも並ぶ、というツワモノでないとならない訳です(座り込んでご飯食べてる人も発見)。この寒空の下・・・・・・・・・。
そんなのトンデモないので、さっさっとパスしちゃいました。お茶の後、もう終わっていいはずのレッドカーペットはまだまだ時間オーバーで進行中。確かによくは見えなかったけど、ただの通行人にもウィルの姿は拝めました。(なんだこれ?って感じです。)
さて本題の試写は予定の時間が来ても、ロクにアナウンスもないまま結局30分も遅れ(レッドに参加した人が席に着いていないから)、ウィルも舞台上に挨拶に出て来たので、「レッドカーペットでなくても逢えるんだ。」となりました。なんか‘仕切り悪。’と思ったのは私だけではナイと思うのですが。
さて、本題の映画の感想ですが、もう書くには「要・完全ネタばれ」なので、観る予定の方は絶対パスして下さい。
(ここからネタバレ↓但し‘大オチ’は書いていません。)
ロバート・ネビル(ウィル・スミス)は優秀な科学者。今は‘独り’で犬のサムとNYに暮らしている。朝起きたらマシンでトレーニングし、赤のムスタングで駆け、レンタルDVDを借り、ゴルフをし、とうもろこし畑も耕す・・・独りっきりで。腕につけた時計は「今何時?」とみるためにつけているのではなく、正確な日没を確認する為です。日が完全に落ちる前に自宅にきっちり戻らなくてはならない。絶対に、絶対に。
TVで散々流れている宣伝フィルムのウィルが淡々と健康そうに映ります。20分程でしょうか。なんにも知らなければ、平均より良い暮らしのニューヨーカーがリッチな(死語?)生活をしている様子です・・・ただ、その風景は、殺伐としたNY。道にはペンペン草がぼうぼうに生え、エラ鹿が駆け巡り、ライオンも生息している。ロバートはどうやら鹿を狩ろうとしているらしい。ライオンと鉢合わせにもなったりします。でも、ロバートはライオンに警戒はしていても恐れている様子はないのです。・・・恐ろしいのは「日没」のようです。
ここまで「何か」があるんだ、と思えても、何がどうして独りなの?と思います。
ロバートは愛犬のサムと健やかに、でも何かに耐えて、そして怯えて生きているのです、そんな様子です。その傍ら、毎日AMラジオ無線で放送を流しています。「自分はここにいる。誰か聞いていないか?」
なぜここから移動せず‘住んで’いるのか?なぜ取り残されたのか?何が目的なのか。
3年前、画期的なワクチンが発見されたニュースがお茶の間に流れます。開発した医学者の女史は「1万人程の癌患者すべてに効果が出た。」という様な内容を話しています。
どうやらこのワクチンが元で、NYには空気感染する殺人的なウイルスが蔓延するのです。街を捨てなければならないほどの勢いで。その病気の対策に奔走していた科学者がロバート。そして彼は、今も独りでそのウイルスへの血清を探しているのです。
(自宅地下に凄い研究室があるんです。3年もここで実験しているなんて信じられないくらいの設備。)
しかし、なんでここまで独りになっていったのか。
・・・あまり詳しい病気の経緯は語られません。
それが尚より恐ろしい感じを盛りたてます、勝手に観ている者が想像しちゃうんですよね。
劇中過去への遡りは断片的で、今のロバートの日々の暮らしと交互に出てきます。
ロバートが家族と離れ離れになった経緯も大分後半にならないとその結末も判りません。
話が進むにつれて、はっきりしてくるのが、ウイルスに感染した人の90%は死んじゃって、生き残り10%の人口のうち、数%が抗体を持っており(ロバートも抗体があった)‘まともに’生存でき、大半は・・・・ゾンビ(といっていいでしょう)になるんです。
「日差しが苦手(もうぜんぜんダメ)で、人を喰う」吸血鬼の様な凶暴な生き物になってしまった(犬もそうなる‘狂犬病’の酷いのみたい)のです。日が昇ってる間は出てきません。地下や日の入らない暗がりに潜んでいるのです。
ついうっかり獲物(鹿・・・犬や鼠は狂うのに鹿は健やか)を追って暗がりに入れば・・・・もうおっそろしい。この症状について、豹変した「元・人間」が初登場した時に観客には詳細は判らないんです、なんでも~う、ビックリします。
ぁ~~~ぁ知っていたら観なかったのに(同伴者も同意見。)。
こーわーいーーー、「ビクッッゥ」ってなるーーー。
(バイオハザードが好きな人は平気かな。)
個人的には「超」苦手っす。
どうか話が明るい未来のある方向に転がって・・・と思うのですが・・・。
(「猿の惑星」に匹敵するほど虚しかった・・・個人的に。)
もう後半はおっかないのばっかりで、ヒーってなりながら頑張って見ました。
(今夜は「夢」に出るな、間違いない。)
エンディングまでのくだりはもう本当にネタバレなので、書きませんが、「レジェンド(伝説)」なのだから、誰かが語り告げたのですよ、うんうん。誰が語りついだのでしょうか??
(結末は是非劇場で)
でーもーーー、ウィルにはもっとこう健康的な明るい、「MIB」シリーズの様なポップな作品に出て欲しいっ。
鍛えられた切れのある動きで、独りきりでも貧相な感じや悲惨な印象はなかったですがねぇ・・・。
それから・・・・サム(うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん)。
私は犬好きなのよぉ(号泣)
「アイ アム レジェンド」@映画生活
東京はこの冬一番の寒さというので、しっかり着込んで寒空の下チケット交換の列へ。
しかし、交換開始時間がとっくに過ぎても、何がどうなっているのかあまり列が先に進まない。周りで係員らしい男性がトラメガで叫んでいる内容を聞いていても、ちっとも意味がナイ感じの事ばかり。いざチケットを交換し、レッドカーペットに参加出来る権利があっても、どこでどうなるかは保障ナシらしい。どうしてもウィルに会いたい人はチケット交換に並んで、その後すぐにレッドカーペットの場所取りの列にも並ぶ、というツワモノでないとならない訳です(座り込んでご飯食べてる人も発見)。この寒空の下・・・・・・・・・。
そんなのトンデモないので、さっさっとパスしちゃいました。お茶の後、もう終わっていいはずのレッドカーペットはまだまだ時間オーバーで進行中。確かによくは見えなかったけど、ただの通行人にもウィルの姿は拝めました。(なんだこれ?って感じです。)
さて本題の試写は予定の時間が来ても、ロクにアナウンスもないまま結局30分も遅れ(レッドに参加した人が席に着いていないから)、ウィルも舞台上に挨拶に出て来たので、「レッドカーペットでなくても逢えるんだ。」となりました。なんか‘仕切り悪。’と思ったのは私だけではナイと思うのですが。
さて、本題の映画の感想ですが、もう書くには「要・完全ネタばれ」なので、観る予定の方は絶対パスして下さい。
(ここからネタバレ↓但し‘大オチ’は書いていません。)
ロバート・ネビル(ウィル・スミス)は優秀な科学者。今は‘独り’で犬のサムとNYに暮らしている。朝起きたらマシンでトレーニングし、赤のムスタングで駆け、レンタルDVDを借り、ゴルフをし、とうもろこし畑も耕す・・・独りっきりで。腕につけた時計は「今何時?」とみるためにつけているのではなく、正確な日没を確認する為です。日が完全に落ちる前に自宅にきっちり戻らなくてはならない。絶対に、絶対に。
TVで散々流れている宣伝フィルムのウィルが淡々と健康そうに映ります。20分程でしょうか。なんにも知らなければ、平均より良い暮らしのニューヨーカーがリッチな(死語?)生活をしている様子です・・・ただ、その風景は、殺伐としたNY。道にはペンペン草がぼうぼうに生え、エラ鹿が駆け巡り、ライオンも生息している。ロバートはどうやら鹿を狩ろうとしているらしい。ライオンと鉢合わせにもなったりします。でも、ロバートはライオンに警戒はしていても恐れている様子はないのです。・・・恐ろしいのは「日没」のようです。
ここまで「何か」があるんだ、と思えても、何がどうして独りなの?と思います。
ロバートは愛犬のサムと健やかに、でも何かに耐えて、そして怯えて生きているのです、そんな様子です。その傍ら、毎日AMラジオ無線で放送を流しています。「自分はここにいる。誰か聞いていないか?」
なぜここから移動せず‘住んで’いるのか?なぜ取り残されたのか?何が目的なのか。
3年前、画期的なワクチンが発見されたニュースがお茶の間に流れます。開発した医学者の女史は「1万人程の癌患者すべてに効果が出た。」という様な内容を話しています。
どうやらこのワクチンが元で、NYには空気感染する殺人的なウイルスが蔓延するのです。街を捨てなければならないほどの勢いで。その病気の対策に奔走していた科学者がロバート。そして彼は、今も独りでそのウイルスへの血清を探しているのです。
(自宅地下に凄い研究室があるんです。3年もここで実験しているなんて信じられないくらいの設備。)
しかし、なんでここまで独りになっていったのか。
・・・あまり詳しい病気の経緯は語られません。
それが尚より恐ろしい感じを盛りたてます、勝手に観ている者が想像しちゃうんですよね。
劇中過去への遡りは断片的で、今のロバートの日々の暮らしと交互に出てきます。
ロバートが家族と離れ離れになった経緯も大分後半にならないとその結末も判りません。
話が進むにつれて、はっきりしてくるのが、ウイルスに感染した人の90%は死んじゃって、生き残り10%の人口のうち、数%が抗体を持っており(ロバートも抗体があった)‘まともに’生存でき、大半は・・・・ゾンビ(といっていいでしょう)になるんです。
「日差しが苦手(もうぜんぜんダメ)で、人を喰う」吸血鬼の様な凶暴な生き物になってしまった(犬もそうなる‘狂犬病’の酷いのみたい)のです。日が昇ってる間は出てきません。地下や日の入らない暗がりに潜んでいるのです。
ついうっかり獲物(鹿・・・犬や鼠は狂うのに鹿は健やか)を追って暗がりに入れば・・・・もうおっそろしい。この症状について、豹変した「元・人間」が初登場した時に観客には詳細は判らないんです、なんでも~う、ビックリします。
ぁ~~~ぁ知っていたら観なかったのに(同伴者も同意見。)。
こーわーいーーー、「ビクッッゥ」ってなるーーー。
(バイオハザードが好きな人は平気かな。)
個人的には「超」苦手っす。
どうか話が明るい未来のある方向に転がって・・・と思うのですが・・・。
(「猿の惑星」に匹敵するほど虚しかった・・・個人的に。)
もう後半はおっかないのばっかりで、ヒーってなりながら頑張って見ました。
(今夜は「夢」に出るな、間違いない。)
エンディングまでのくだりはもう本当にネタバレなので、書きませんが、「レジェンド(伝説)」なのだから、誰かが語り告げたのですよ、うんうん。誰が語りついだのでしょうか??
(結末は是非劇場で)
でーもーーー、ウィルにはもっとこう健康的な明るい、「MIB」シリーズの様なポップな作品に出て欲しいっ。
鍛えられた切れのある動きで、独りきりでも貧相な感じや悲惨な印象はなかったですがねぇ・・・。
それから・・・・サム(うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん)。
私は犬好きなのよぉ(号泣)
「アイ アム レジェンド」@映画生活
by bijomaru0330am | 2007-12-05 23:45 | 試写会