「アーサーとミニモイの不思議な国」を観る
2007年 08月 18日
好きな映画監督は?と聞かれれば、数あるお好みの監督の中でも特にお気に入りの彼、リュック・ベッソンを挙げない訳にはいきません。彼の最新作で監督としては多分最期の作品になるであろう(嘆っ)「アーサーとミニモイの不思議な国」(吹き替え版)を観てきました。
104分とコンパクトな尺でしたが、お子さまから大人まで十分に楽しめる夢と冒険とファンタジー溢れる(そして、ベッソンらしいスパイスも)素敵な魅力と「色」の溢れる‘映像旅行’でした。
↓ここからネタばれあり。(と、いってもHPでほとんどお話が判ります)
アーサー(フレディ・ハイモア)は明日で10歳。両親は仕事でいつも揃って不在、探検家だったおじいちゃんは4年前に行方不明になり、犬とおばあちゃんと赤いケシの咲き乱れる広い広い裏庭のある小さな家で暮らしています。アーサーはおじいちゃんの残した冒険のスケッチや探検話が大好き。10歳のバースディに、なんとあと36時間で土地と家が借金で取られちゃう!と知り、おじいちゃんが隠したと言われる宝石・ルビーを探すことに。
おじいちゃんはアーサーなら気付く方法でルビーのありかを示し、ミニモイと言われる「歯の大きさ程の種族」の元へ行くことに・・・
「歯ほどの大きさ」=2mmほど、らしいけど、歯は5mmはあるけどな(笑)
子供の頃“コロボックル”というお話があって、大好きだったけど、こっちは指程(2~3cm)だったからかなり小さい。(虫眼鏡で見ないとハッキリ見えないのー。)
アーサーはおじいちゃんが大好きで、いつもおじいちゃんの書斎(探検部屋?)に入り浸ってはいろいろ空想したり考えたり。また10歳にもなると、ちょっとオシャマにもなってきます。そんな思いの詰まった道具や思い出を、おばあちゃんは借金の返済に充てようかな、と古道具屋に値踏みして貰うのです。たちまちアーサーのハートに火がつきます!
「僕が何もしないでじっとしている訳ないでしょ!」小さな冒険家・アーサーの誕生です。
満月の夜、ミニモイ国に行く為にちょっと面白い儀式をするアーサー。
さぁ、いよいよ実写から3-Dアニメに切り替わる(ミニモイになる)瞬間・・・。
わぁ、スゴイ!綺麗だしスムーズで何よりファンタジック!
アーサーはミニモイ国での聞き込みで、ルビーはこの世界の中の悪魔M・マルタザールのいる国にあるらしい、と判るのです。ミニモイの王女セレニアとその弟のベタメッシュの三人で、冒険に旅に出ます。いつも見慣れた裏庭の草々の奥深く、小さくなって突き進むアーサー達。数々の困難も、正に‘自分の庭’なので、持ち前の勇気と根性、好奇心で次々クリア!セレニアに一目置かれます。
大体想像のつくストーリー展開で安心して見れますし、ミニモイ族も‘今時’風なスタイルに容姿(話し方も!・・・吹き替えだったからかな?)、10歳の男の子の好奇心も表現、現代のお子様達にとっつきやすいでしょう。逆に「人間界」のアーサー宅のリビングのカレンダーから察するに、時代は1960年で木造の家はとっても趣があります。
「大草原の小さな家」とか「ピーターラビット」のお話を思い浮かべる様な温かみのある可愛いお家。一緒に暮らすおばあちゃん役はミア・ファロウですが、実年齢からすると・・・なんて綺麗なおばあちゃんなんでしょ!吹き替えが女優の夏木マリさんだったのですが、ピッタリで素敵なおばあちゃんでした。
アーサー役は、いまや子役といったら彼。くらいにひっぱりだこのフレディ・ハイモア君。
「ネバーランド」でジョニデと共演した彼の可能性と素晴らしさといったらなかった。
吹き替えの声もこれまた日本において子役といったら彼。くらいの神木隆之介君。
この二人の持つオーラって似ている気がしていたので、この配役には満足でした。
その他、セレニアにはちょっと生意気キャラがぴったりの戸田恵梨香ちゃん(字幕ではマドンナ)、ベタメッシュはえなりかずきさん。「ミニモイ界」の‘クラブ’(なぜ!?)にいるトッポイ(死語)DJ二人組は、お笑いのタカ&トシが吹き替えていて、お決まりの持ちネタも披露、このシーンはベッソンらしいおふざけとスピード感を感じられます。
字幕だと、悪役のマルタザールはディヴィット・ボウイ(吹き替えはなんとGackt)ですし、吹き替えでも字幕でもどちらでも大人は楽しめそうですよね、もう一回観たいかも。
個人的な趣味と意見ですが、夏休みも終わってからの公開ですけど、お子様とみる映画としては、この時期イチオシの作品でした。
しかし、ああ!!
リュック・ベッソン監督、辞めないでーーー、こんな色の作品、やっぱり貴方でないと!!
「アーサーとミニモイの不思議な国」@映画生活
104分とコンパクトな尺でしたが、お子さまから大人まで十分に楽しめる夢と冒険とファンタジー溢れる(そして、ベッソンらしいスパイスも)素敵な魅力と「色」の溢れる‘映像旅行’でした。
↓ここからネタばれあり。(と、いってもHPでほとんどお話が判ります)
アーサー(フレディ・ハイモア)は明日で10歳。両親は仕事でいつも揃って不在、探検家だったおじいちゃんは4年前に行方不明になり、犬とおばあちゃんと赤いケシの咲き乱れる広い広い裏庭のある小さな家で暮らしています。アーサーはおじいちゃんの残した冒険のスケッチや探検話が大好き。10歳のバースディに、なんとあと36時間で土地と家が借金で取られちゃう!と知り、おじいちゃんが隠したと言われる宝石・ルビーを探すことに。
おじいちゃんはアーサーなら気付く方法でルビーのありかを示し、ミニモイと言われる「歯の大きさ程の種族」の元へ行くことに・・・
「歯ほどの大きさ」=2mmほど、らしいけど、歯は5mmはあるけどな(笑)
子供の頃“コロボックル”というお話があって、大好きだったけど、こっちは指程(2~3cm)だったからかなり小さい。(虫眼鏡で見ないとハッキリ見えないのー。)
アーサーはおじいちゃんが大好きで、いつもおじいちゃんの書斎(探検部屋?)に入り浸ってはいろいろ空想したり考えたり。また10歳にもなると、ちょっとオシャマにもなってきます。そんな思いの詰まった道具や思い出を、おばあちゃんは借金の返済に充てようかな、と古道具屋に値踏みして貰うのです。たちまちアーサーのハートに火がつきます!
「僕が何もしないでじっとしている訳ないでしょ!」小さな冒険家・アーサーの誕生です。
満月の夜、ミニモイ国に行く為にちょっと面白い儀式をするアーサー。
さぁ、いよいよ実写から3-Dアニメに切り替わる(ミニモイになる)瞬間・・・。
わぁ、スゴイ!綺麗だしスムーズで何よりファンタジック!
アーサーはミニモイ国での聞き込みで、ルビーはこの世界の中の悪魔M・マルタザールのいる国にあるらしい、と判るのです。ミニモイの王女セレニアとその弟のベタメッシュの三人で、冒険に旅に出ます。いつも見慣れた裏庭の草々の奥深く、小さくなって突き進むアーサー達。数々の困難も、正に‘自分の庭’なので、持ち前の勇気と根性、好奇心で次々クリア!セレニアに一目置かれます。
大体想像のつくストーリー展開で安心して見れますし、ミニモイ族も‘今時’風なスタイルに容姿(話し方も!・・・吹き替えだったからかな?)、10歳の男の子の好奇心も表現、現代のお子様達にとっつきやすいでしょう。逆に「人間界」のアーサー宅のリビングのカレンダーから察するに、時代は1960年で木造の家はとっても趣があります。
「大草原の小さな家」とか「ピーターラビット」のお話を思い浮かべる様な温かみのある可愛いお家。一緒に暮らすおばあちゃん役はミア・ファロウですが、実年齢からすると・・・なんて綺麗なおばあちゃんなんでしょ!吹き替えが女優の夏木マリさんだったのですが、ピッタリで素敵なおばあちゃんでした。
アーサー役は、いまや子役といったら彼。くらいにひっぱりだこのフレディ・ハイモア君。
「ネバーランド」でジョニデと共演した彼の可能性と素晴らしさといったらなかった。
吹き替えの声もこれまた日本において子役といったら彼。くらいの神木隆之介君。
この二人の持つオーラって似ている気がしていたので、この配役には満足でした。
その他、セレニアにはちょっと生意気キャラがぴったりの戸田恵梨香ちゃん(字幕ではマドンナ)、ベタメッシュはえなりかずきさん。「ミニモイ界」の‘クラブ’(なぜ!?)にいるトッポイ(死語)DJ二人組は、お笑いのタカ&トシが吹き替えていて、お決まりの持ちネタも披露、このシーンはベッソンらしいおふざけとスピード感を感じられます。
字幕だと、悪役のマルタザールはディヴィット・ボウイ(吹き替えはなんとGackt)ですし、吹き替えでも字幕でもどちらでも大人は楽しめそうですよね、もう一回観たいかも。
個人的な趣味と意見ですが、夏休みも終わってからの公開ですけど、お子様とみる映画としては、この時期イチオシの作品でした。
しかし、ああ!!
リュック・ベッソン監督、辞めないでーーー、こんな色の作品、やっぱり貴方でないと!!
「アーサーとミニモイの不思議な国」@映画生活
by bijomaru0330am | 2007-08-18 23:45 | 試写会