「不都合な真実」を観る
2007年 04月 06日
家族と食事していたら、この春はウグイスが多いよう気がするという様な話題になった。
そうしたらいつも読んでいるR25に、金沢でウグイスな鳴いたのは観測史上最速だったとか!昨今の異常気象にはホトホト悩まされます。
さて公開から随分遅くなってしまいましたが、アカデミー受賞作品・正にこの異常気象・環境問題を真正面からドキュメンタリーで‘伝えて’くれた、「不都合な真実」を観て来ました。
極最近、あのマドンナが来年度のアメリカ大統領選に再びゴア氏が立候補すれば、支援は惜しまないと表明、元副大統領はまだまだハリウッドセレブに支持させている様です。
さてこんな風に書くと、ゴア氏について詳しいようですが、さにあらず。
前回のアメリカ大統領選では激戦の上大接戦で、現大統領のブッシュ氏が当選したのはまだ記憶に新しいことです。が、ぶっちゃけその当時の私のゴア氏の印象は、「ブッシュ支持でもファンでもなんでもナイけど、ゴアは何だか小さなことでチミチミ色々難癖つけるタイプ?」といった悪いイメージ。単に選挙が不明確だから再選挙を、と訴えていた彼のニュース報道が私の印象では良くなかっただけなんですけど(マスコミの影響は多少なりともあったかも)。
そんな彼が「地球温暖化を声高にドキュメンタリー作品を作った、ってどうなのよ。」でしたが、いろんな方のレビューでは観るに値するモノらしい。
何より気になったのは、イメージの為か、お金の為か、アメリカ市民権を持たないハリウッドセレブが住民票(でいいの?)を異動させても選挙権を得て、ゴア氏に清き一票!と思っていたらしい、こと。
‘~ぶる’というライフスタイルは個人の自由です。
スターの彼らはある意味パパラッチも利用するけど、面倒くさい市民権の異動をもいとわない(しかもスター故にいろいろあるでしょうよ)態度にちょっと興味が・・・。その上アカデミー賞の受賞となれば観とかないと~。
しかも、この提言している問題は地球規模な話。個人的にはこの問題とても関心がありまして、京都議定書の目標達成への協力は勿論(設定値はクリア出来ないようだが)、「チームマイナス6%」にも参加しています。
ネタバレとかないので感想を早速。
まさにドキュメンタリー、大学の講義を衛星放送で受けているような錯覚さえ起こす、ゴア氏のプレゼンテーションに驚きました。巧い。話す英語もゆっくりで、しかも判り易い言い回しや単語を選び、飽きないようにグラフやアニメの多様、それにまず、‘声’がいい!いい声です、聞きやすかったです。(あまりにいい声で途中寝そうに・・・ぁ、すみません)
政治家より、学者に向いていたのでは?と思うほど。
彼自身の学生時代の思い出、生い立ち・家族の不慮の事故、兄弟の死などを織り交ぜた構成は、彼自身に好感を持たせ、ある種のプロパガンダと思える節もなきにしもあらず、ですが、どうしてどうしての説得力でした。
地球温暖化へのカウントダウンは始まっている事、温暖化と氷河期のサイクルの異常性、国家の繁栄と二酸化炭素数のグラフリンク、そして地球人口のグラフとのリンク。
数値の提示はより明確に現状を把握出来、知っていた事といえ、かなりのショックを覚えました。
それも・・・政治的な(国家事業の妨げになるので)力によって、
「知っているけど、しらんぷ~り♪(古ーい!)なぁーぜ、なぁーぜなのぉぉぉぉぉー!!」
状態。こらこら、テメーんとこが潤えばいいのかぁ?地球が壊れたら稼いだ金も使えんぞ!
折りしもテレビのニュースでIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)
(各国の国際的な専門家でつくる気候変動に関する政府間機構のこと)の会議では、今世紀末には、地球上の平均気温の上昇が今より6度もあがる、と話が出ているのに、会議は紛糾、一部の(どこの国よ)代表団から反対意見がでて、理由は「温暖化はマズい事は重々承知だけど、どこまで公式に言及するのは慎重に」って・・・。何!?表現方法に意見が出るって、何なのよねー。さっぱりワカンナイ!
現在のシュミレーションでは、2050年には(貴方生きてるでしょう?)1000万人が水不足で、飢餓を向かえる、という話まであるのに・・・。
「国際交渉に影響する表現はイタダケナイ」、なんてどの口が言うのか解りませんが、この辺りが、『不都合な真実』なのでしょう、全く地球人の未来は多難です。
さて、ゴア氏の映像で観る「地球温暖化」の事実は知れば知る程‘空恐ろしさ’さえ感じます。
学者の口を閉じさせる政治家、政治家を利用する企業。・・・しかし企業を翻弄させている、つまりは‘どうにか出来るのは’「一般市民」。この方程式を忘れてはいけません。
ゴア氏を支持するセレブ・スターを真似て、同じエコカーを乗る事が結果地球を救うことへの第一歩と成れば恩の字です。
まず「知る」「考える」そして「行動する」。
カッ○ヌードルのTVCMみたいに、地球外から地球なんて見たくない。
・・・入らない電気は消してね。
「不都合な真実」@映画生活
そうしたらいつも読んでいるR25に、金沢でウグイスな鳴いたのは観測史上最速だったとか!昨今の異常気象にはホトホト悩まされます。
さて公開から随分遅くなってしまいましたが、アカデミー受賞作品・正にこの異常気象・環境問題を真正面からドキュメンタリーで‘伝えて’くれた、「不都合な真実」を観て来ました。
極最近、あのマドンナが来年度のアメリカ大統領選に再びゴア氏が立候補すれば、支援は惜しまないと表明、元副大統領はまだまだハリウッドセレブに支持させている様です。
さてこんな風に書くと、ゴア氏について詳しいようですが、さにあらず。
前回のアメリカ大統領選では激戦の上大接戦で、現大統領のブッシュ氏が当選したのはまだ記憶に新しいことです。が、ぶっちゃけその当時の私のゴア氏の印象は、「ブッシュ支持でもファンでもなんでもナイけど、ゴアは何だか小さなことでチミチミ色々難癖つけるタイプ?」といった悪いイメージ。単に選挙が不明確だから再選挙を、と訴えていた彼のニュース報道が私の印象では良くなかっただけなんですけど(マスコミの影響は多少なりともあったかも)。
そんな彼が「地球温暖化を声高にドキュメンタリー作品を作った、ってどうなのよ。」でしたが、いろんな方のレビューでは観るに値するモノらしい。
何より気になったのは、イメージの為か、お金の為か、アメリカ市民権を持たないハリウッドセレブが住民票(でいいの?)を異動させても選挙権を得て、ゴア氏に清き一票!と思っていたらしい、こと。
‘~ぶる’というライフスタイルは個人の自由です。
スターの彼らはある意味パパラッチも利用するけど、面倒くさい市民権の異動をもいとわない(しかもスター故にいろいろあるでしょうよ)態度にちょっと興味が・・・。その上アカデミー賞の受賞となれば観とかないと~。
しかも、この提言している問題は地球規模な話。個人的にはこの問題とても関心がありまして、京都議定書の目標達成への協力は勿論(設定値はクリア出来ないようだが)、「チームマイナス6%」にも参加しています。
ネタバレとかないので感想を早速。
まさにドキュメンタリー、大学の講義を衛星放送で受けているような錯覚さえ起こす、ゴア氏のプレゼンテーションに驚きました。巧い。話す英語もゆっくりで、しかも判り易い言い回しや単語を選び、飽きないようにグラフやアニメの多様、それにまず、‘声’がいい!いい声です、聞きやすかったです。(あまりにいい声で途中寝そうに・・・ぁ、すみません)
政治家より、学者に向いていたのでは?と思うほど。
彼自身の学生時代の思い出、生い立ち・家族の不慮の事故、兄弟の死などを織り交ぜた構成は、彼自身に好感を持たせ、ある種のプロパガンダと思える節もなきにしもあらず、ですが、どうしてどうしての説得力でした。
地球温暖化へのカウントダウンは始まっている事、温暖化と氷河期のサイクルの異常性、国家の繁栄と二酸化炭素数のグラフリンク、そして地球人口のグラフとのリンク。
数値の提示はより明確に現状を把握出来、知っていた事といえ、かなりのショックを覚えました。
それも・・・政治的な(国家事業の妨げになるので)力によって、
「知っているけど、しらんぷ~り♪(古ーい!)なぁーぜ、なぁーぜなのぉぉぉぉぉー!!」
状態。こらこら、テメーんとこが潤えばいいのかぁ?地球が壊れたら稼いだ金も使えんぞ!
折りしもテレビのニュースでIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)
(各国の国際的な専門家でつくる気候変動に関する政府間機構のこと)の会議では、今世紀末には、地球上の平均気温の上昇が今より6度もあがる、と話が出ているのに、会議は紛糾、一部の(どこの国よ)代表団から反対意見がでて、理由は「温暖化はマズい事は重々承知だけど、どこまで公式に言及するのは慎重に」って・・・。何!?表現方法に意見が出るって、何なのよねー。さっぱりワカンナイ!
現在のシュミレーションでは、2050年には(貴方生きてるでしょう?)1000万人が水不足で、飢餓を向かえる、という話まであるのに・・・。
「国際交渉に影響する表現はイタダケナイ」、なんてどの口が言うのか解りませんが、この辺りが、『不都合な真実』なのでしょう、全く地球人の未来は多難です。
さて、ゴア氏の映像で観る「地球温暖化」の事実は知れば知る程‘空恐ろしさ’さえ感じます。
学者の口を閉じさせる政治家、政治家を利用する企業。・・・しかし企業を翻弄させている、つまりは‘どうにか出来るのは’「一般市民」。この方程式を忘れてはいけません。
ゴア氏を支持するセレブ・スターを真似て、同じエコカーを乗る事が結果地球を救うことへの第一歩と成れば恩の字です。
まず「知る」「考える」そして「行動する」。
カッ○ヌードルのTVCMみたいに、地球外から地球なんて見たくない。
・・・入らない電気は消してね。
「不都合な真実」@映画生活
by bijomaru0330am | 2007-04-06 23:45 | 映画鑑賞