「幸せのちから」を観る
2007年 01月 10日
全米で興行収入も絶好調、実話に基づいた実の親子共演が話題のウィル・スミス主演、「幸せのちから」を観てきました。
この作品は全財産が21ドルから億万長者になった、という実の話を映画化したもので、この話の映画権を巡っては、かなりの激戦だったのをウィルが主演するということで、勝ち得たとか。
劇中、父子の関係がとても大事なファクターなので、子役にも注目!なんですが、この役なんとウィルの実子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスちゃん。(ど、どこが名前?なんて呼んだらいいのかしらー)えこひいきなしでちゃんと合格したんですってよ(笑)。
(↓ここからネタバレあり)
クリス・ガードナー(ウィル)は医療用骨密度を測る精密機械を売って生計を立てている。どこかに所属する営業・・・ではなく、「完全買取」なので、買い取った機械は売らないと自分の取り分は0(ゼロ)。
まぁ、単純に考えてもそんなにポンポン売れるものではナイので、結構生活は苦しく、妻・リンダ(タンディ・ニュートン・・・「クラッシュ」のひと。)は生活の為、一日16時間も働くパートで身も心もくたくただった。
日々お金の工面に奔走するクリスだが、悪びれることなく「幸せになるため」の模索をしはじめる。証券取引所前で見かけた真っ赤なフェラーリのビジネスマンに、職業と秘訣を聞いた彼は模索を現実のモノにすべく実行に移していく。
そんな時、現実についていけなくなったリンダは息子のクリストファーをつれ家を出て行ってしまった。
ウィル・スミスって、私は生理的に好むタイプの俳優さんなんです。それを差し引いてもなんとなく赤貧な様子でも“しみったれた”感がないのは、彼の個性でしょうが、きっと現実のガードナー氏もそうだったのではないでしょうか。貧しさに押しつぶされていたら、目標をクリアするまで至らなくて、「目標」の何分の一かの「安心」をとったでしょうから。
とにかく“あて”になるのは「自分自身」のみ、四面楚歌ってこのコトでしょ、な状況からジリジリと前進する様は感服しました。
もしかしたらこういう映画を観た時に、自分の価値基準が出ちゃうのかもしれません。
リンダとは違う道を進むことにするクリスですが、家賃も託児所代も税金もまともに払えてないのにクリストファーとは頑として一緒にいる、って決めるのです。
「never」「believe」という単語が多かったように感じたんですが、クリス自身がお父さんを知らずに育ってしまったので、自分の子供には自身できちんとものの善悪や教育を施し、自分と同じような寂しさはさせ無い様に、という強い愛情と意志を感じます。
「幸せ」になるための「ちから」がクリストファーなんですね。
ただ、女性の私としては、お互い(父子)病気にならなかったからイイものの・・・、無茶よね、と。案の定、その日に泊まる部屋どころかベットさえない状況に。
しかししかし、ひたすらに目標をもって突き進むクリス。
努力と信念と忍耐と集中力と持続力それに、自分の能力を信じる力、自信。
彼は基本「頭がいい」んです。いわゆる単純に貧乏からラッキーにもアメリカンドリームしたのではナイ、のです。
そういう事が息子のクリストファーにもちゃんとわかっていた(と、いうか伝わって)ので、おちびも、時にこまっしゃくれた事を言いつつ一生懸命早足で着いて来るんですよね。
まぁ、イジワルを書けば、そんなクリスも運があったんです。
大体ド素人の研修中の証券マン(見習い)が企業の大物にファーストコンタクトでよい感触を持って貰えたのは、その人がいい人だったから、とも思うんですよ。
逆に~、そういう“運”をひっぱってくる辺りもクリスがクリスたる由縁なのかも。
以前に仕事で証券取引の仕組みを簡単にほんのちょっと習ったことがあったのですが、
「株はオカネの余っている人が、投資する」ってきっぱり投資顧問をしている人が言ったのが深く印象に残っています。
「そうか、そうか、“余り金”だからね、気分いい奴(証券屋)なら任せられるってかぁ」と思ったものです。彼はその「気分が良くできる」奴になった、自らの才能と力で。
逆に~、富を得たのは、一番自分の才能に適した職業を得られたからで、なるべくしてなった地位かも。
どんなに強い駒(カードでもいいかな)を持っていても、使い方を知らない(間違う)と、ダメなんだと今更ながら感じました。
逆に~、持ち駒(カード・・・シツコイ)が悪くても出し方が上手くいくと、勝てる!マージャンやコントラクトブリッジみたいだなー、と。
さて、話変わって、またまた褐色の有名著名人・実話シリーズが映画化されますよね、今度は故ジェームス・ブラウン氏。
ざっくり思い出すのは、
モハメド・アリ:ボクサー(アリ/2002)=ウィル・スミス
レイ・チャールズ:歌手(Ray/2004)=ジェイミー・フォックス
クリス・ガードナー:ビジネスマン(幸せのちから/2006)=ウィル・スミス
監督はスパイク・リー!順番から行くと、ジェイミー?いやいや~、また褐色の辣腕俳優さんが登場してスクリーンを席捲してくれることでしょう!
「幸せのちから」@映画生活
この作品は全財産が21ドルから億万長者になった、という実の話を映画化したもので、この話の映画権を巡っては、かなりの激戦だったのをウィルが主演するということで、勝ち得たとか。
劇中、父子の関係がとても大事なファクターなので、子役にも注目!なんですが、この役なんとウィルの実子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスちゃん。(ど、どこが名前?なんて呼んだらいいのかしらー)えこひいきなしでちゃんと合格したんですってよ(笑)。
(↓ここからネタバレあり)
クリス・ガードナー(ウィル)は医療用骨密度を測る精密機械を売って生計を立てている。どこかに所属する営業・・・ではなく、「完全買取」なので、買い取った機械は売らないと自分の取り分は0(ゼロ)。
まぁ、単純に考えてもそんなにポンポン売れるものではナイので、結構生活は苦しく、妻・リンダ(タンディ・ニュートン・・・「クラッシュ」のひと。)は生活の為、一日16時間も働くパートで身も心もくたくただった。
日々お金の工面に奔走するクリスだが、悪びれることなく「幸せになるため」の模索をしはじめる。証券取引所前で見かけた真っ赤なフェラーリのビジネスマンに、職業と秘訣を聞いた彼は模索を現実のモノにすべく実行に移していく。
そんな時、現実についていけなくなったリンダは息子のクリストファーをつれ家を出て行ってしまった。
ウィル・スミスって、私は生理的に好むタイプの俳優さんなんです。それを差し引いてもなんとなく赤貧な様子でも“しみったれた”感がないのは、彼の個性でしょうが、きっと現実のガードナー氏もそうだったのではないでしょうか。貧しさに押しつぶされていたら、目標をクリアするまで至らなくて、「目標」の何分の一かの「安心」をとったでしょうから。
とにかく“あて”になるのは「自分自身」のみ、四面楚歌ってこのコトでしょ、な状況からジリジリと前進する様は感服しました。
もしかしたらこういう映画を観た時に、自分の価値基準が出ちゃうのかもしれません。
リンダとは違う道を進むことにするクリスですが、家賃も託児所代も税金もまともに払えてないのにクリストファーとは頑として一緒にいる、って決めるのです。
「never」「believe」という単語が多かったように感じたんですが、クリス自身がお父さんを知らずに育ってしまったので、自分の子供には自身できちんとものの善悪や教育を施し、自分と同じような寂しさはさせ無い様に、という強い愛情と意志を感じます。
「幸せ」になるための「ちから」がクリストファーなんですね。
ただ、女性の私としては、お互い(父子)病気にならなかったからイイものの・・・、無茶よね、と。案の定、その日に泊まる部屋どころかベットさえない状況に。
しかししかし、ひたすらに目標をもって突き進むクリス。
努力と信念と忍耐と集中力と持続力それに、自分の能力を信じる力、自信。
彼は基本「頭がいい」んです。いわゆる単純に貧乏からラッキーにもアメリカンドリームしたのではナイ、のです。
そういう事が息子のクリストファーにもちゃんとわかっていた(と、いうか伝わって)ので、おちびも、時にこまっしゃくれた事を言いつつ一生懸命早足で着いて来るんですよね。
まぁ、イジワルを書けば、そんなクリスも運があったんです。
大体ド素人の研修中の証券マン(見習い)が企業の大物にファーストコンタクトでよい感触を持って貰えたのは、その人がいい人だったから、とも思うんですよ。
逆に~、そういう“運”をひっぱってくる辺りもクリスがクリスたる由縁なのかも。
以前に仕事で証券取引の仕組みを簡単にほんのちょっと習ったことがあったのですが、
「株はオカネの余っている人が、投資する」ってきっぱり投資顧問をしている人が言ったのが深く印象に残っています。
「そうか、そうか、“余り金”だからね、気分いい奴(証券屋)なら任せられるってかぁ」と思ったものです。彼はその「気分が良くできる」奴になった、自らの才能と力で。
逆に~、富を得たのは、一番自分の才能に適した職業を得られたからで、なるべくしてなった地位かも。
どんなに強い駒(カードでもいいかな)を持っていても、使い方を知らない(間違う)と、ダメなんだと今更ながら感じました。
逆に~、持ち駒(カード・・・シツコイ)が悪くても出し方が上手くいくと、勝てる!マージャンやコントラクトブリッジみたいだなー、と。
さて、話変わって、またまた褐色の有名著名人・実話シリーズが映画化されますよね、今度は故ジェームス・ブラウン氏。
ざっくり思い出すのは、
モハメド・アリ:ボクサー(アリ/2002)=ウィル・スミス
レイ・チャールズ:歌手(Ray/2004)=ジェイミー・フォックス
クリス・ガードナー:ビジネスマン(幸せのちから/2006)=ウィル・スミス
監督はスパイク・リー!順番から行くと、ジェイミー?いやいや~、また褐色の辣腕俳優さんが登場してスクリーンを席捲してくれることでしょう!
「幸せのちから」@映画生活
by bijomaru0330am | 2007-01-10 23:45 | 試写会