「プラダを着た悪魔」を観る
2006年 11月 29日
公開前の早い時期の宣伝で、今をときめくモデルのひとり、押切もえちゃんのおみ足ポスターで話題騒然だった、アン・ハサウェイ&メリル・ストリープの「プラダを着た悪魔」を観てきました。
この作品は、その題名にある様に、‘プラダ’を筆頭に数ある草々たるスーパーブランド(今は、ただ‘ブランド’っていっても価値が低いそう)がこぞって出てくる、ファッショナブルなファッション業界で働くファッショナブルでワンマンな上司とファッショナブルって何?な新人アシのお話し。
NYの摩天楼に、シャレたオフィス・・・・、業界(「ギョーカイ」って読んでね)で働くのだから、その職場の人間の服装も高級品な上にオシャレ、乗る車も一流な「小物」満載で、オシャレが大好き!(ちょっとご無沙汰気味だけど・・・)なブランド大好き!(買えない現実に最近避け気味だけど・・・)な私は、「ぁあ!今のカットもっとゆっくり見せて~Bagっ見たいっ」とか、「うわー靴々・・・よだれ~っ」な映像満載でとても楽しめました。
(↓ここからちょっとだけネタばれ。)
ジャナーリスト志望のアンドレア(通称アンディ:ハサウェイ)はカリスマ・ファッション誌のカリスマ編集長ミランダ(メリル)の元で第二アシスタントとして働くことに。
頭がいいと自他共に認めるアンディだが、ファッションセンスは0(ゼロ)。
オープニング、その朝、ダサダサな洋服に着替えるアンディとこれからファッション界(と思う)に通勤しに行く華麗なファッションのOL達の“お着替え・着せ替人形”シーンが出てきます。ドッキリする様な下着を身につけ、それはそれはかかとの細いバックバンド(ペップサンダル)の靴をもチョイス。きれいに化粧もして彼氏にちゅーBye!って、、道のタクシーを拾います。
この辺りで既にオシャレへの気持ちがむくむくします。
ダサダサに着替えたアンディは労働者の足、サブウェイへ。彼女のその後の変身振りが期待できる導入です。(でも、そんなに“いもネエちゃん”でもなかったかな、今の私の職場ならちゃんとしたほうかも)
そんな彼女をミランダが採用したのは、自分に気に入られたいと‘自分’というものを持たない、ファッションセンスはある、サイズ2(or4)のオンナ(ミランダ曰く、「馬鹿オンナ」なんだそう)とは違う何かを見ていたから。
それでもミランダはアンディを全く当初‘あて’にしていない。それが証拠に第一アシのエミリーの付属品あつかいで、まともに名前も呼んでやらない。
アンディはアンディで、ファッションに対して無知な上に軽く馬鹿にしている様子さえ当初はみえかくれ。
その上、良く判らない業界用語にややこしいブランド名の連呼(個人的には総々たる業界人やデザイナーの名前にうわーとか、ひーとか思っていました)、無理難題(有名なメゾンにおつかい、高級なレストランで出前!)の上に人使いの荒いミランダに敵意さえ持っている。
主演の2人がイジワル・キャラではない(と思う)ので、ずっとこのままの設定であるはずがナイとは思っていたし、宣伝の段階で「アヒルの子が白鳥」になるシーンは映像でバンバン流れていたので大体想像のつく展開。
ちょっと昔に、「ワーキング・ガール」という映画があって、嫌な上司(シガニー・ウィーバー)に新人アシスタントが(メラニー・グリフィス)がメチャメチャ虐められる、でも最期にスカッとするあれ。これもその系の作品です。
が、もっとオシャレで今時風の「ガンバレ度」の軽い感じの作品でした。
(この作品もスカっとするのですよー)。
大体、“アヒル”を“白鳥”に結果したのはミランダになるのよー、天(然)パーマのロングヘアーがワンレン(グス)になってシャギーにしていくあたりかなり参考になります。
とにかく今回の上司ミランダは強敵。大雨降りでも彼女が命令したら、晴れさせろ、ってな感じ。
そのワンマン・デビル(笑)のミランダが、不機嫌満載で出勤、アシの机にバシッ~と自分の上着とBagを叩きつけて(渡して)自分のオフィスにへ入っていくのですが、その横柄なしぐさもショックですが、‘庶民’の私は、「あーBagが痛む!ぁぁフェンディが!」ってドキドキしました。
でも何かの報道記事で、あんなに乱暴な使われ方で嫌がられなかった(メゾンやブランドデザイナーが)のか?と関係者が聞かれていましたが、そうでもナイみたいなことをサラリといってのけていたので、やっぱり半分事実のこの話(!?)、この業界はスザましいらしいー。
話の展開は至ってわかりやすく、仕事自体が出来ても仕事そのものに対する姿勢というか、理解が大切・・・イコール、仕事への愛情が(この場合アンディのファッションセンスのUP)大事、みたいなあたり、現役OLさんや社会人さんは勿論、これから就職する女子大生にもとっつきやすい話でした。
業界自体はファションだし女性メインのストーリーですが、就職して→仕事初めから仕事が順調にいく→それが逆に影響するプライベート・・・って、男女一緒だし。
(しかし・・・オシャレにうといオジさん族はどう観るのか???)
業界トップの権威あるファッション誌・オフィスが舞台なので、サンプル(衣装や靴)が沢山あるのは当たり前ですが、それを着まくれるのってあり?とか、たちまち「衣装持ち(お洋服を沢山持っていること)」になったアンディ、家賃も払えない位の状況から??とか、いくら業界でも力があるっていっても「あの」門外不出の人気連続児童文学の装丁前ゲラを入手???、とかちょっと受け入れづらい部分もありましたが、それはそれ。
流石にこの業界で働いていた女性の書いたバカ売れにうれた本が原作。
話がリアルで、実名で、女優がモデルがデザイナーが、とバンバンでてきても違和感なかったし、むしろ現実感UPで楽しかったです。
また「セルリアンブルー」のくだり、ついつい聞き入ってしまいました。
(これは是非、作品中で聞いてみて!)
私も過去には常に流行に振り回されてきたクチなので、興味深かったし、なんだか、ちょっとほほを「パチン」とされた感じ。
なぜって、最近時間や“いろんな制約”のせいにして、オシャレに精を出していなかった気がするし、冬は風邪をひきやすくなるからって、ちょっとサイズもあいまいにして努力を怠ってる気がするし。
不健康にならない程度にきちっとしなくちゃ、いまの職場で“浮くほど”ファッショナブルもナンだけど、テキトーは止めなくちゃ。‘あいまい’サイズ止めて、ワンサイズきちんと戻さなくちゃ!!
元々、私の信条は「化粧しなくていい会社なんてOLのいくとこじゃない」。(生意気だったんです、すみません)足が痛くてもハイヒール履かないとね、オンナに生まれた意味がない。
そんな風に「活」を入れられちゃって、ついつい浪費してしまう私は、やはり庶民の域は出られない様です。
「プラダを着た悪魔」公式HP
「プラダを着た悪魔」@映画生活
この作品は、その題名にある様に、‘プラダ’を筆頭に数ある草々たるスーパーブランド(今は、ただ‘ブランド’っていっても価値が低いそう)がこぞって出てくる、ファッショナブルなファッション業界で働くファッショナブルでワンマンな上司とファッショナブルって何?な新人アシのお話し。
NYの摩天楼に、シャレたオフィス・・・・、業界(「ギョーカイ」って読んでね)で働くのだから、その職場の人間の服装も高級品な上にオシャレ、乗る車も一流な「小物」満載で、オシャレが大好き!(ちょっとご無沙汰気味だけど・・・)なブランド大好き!(買えない現実に最近避け気味だけど・・・)な私は、「ぁあ!今のカットもっとゆっくり見せて~Bagっ見たいっ」とか、「うわー靴々・・・よだれ~っ」な映像満載でとても楽しめました。
(↓ここからちょっとだけネタばれ。)
ジャナーリスト志望のアンドレア(通称アンディ:ハサウェイ)はカリスマ・ファッション誌のカリスマ編集長ミランダ(メリル)の元で第二アシスタントとして働くことに。
頭がいいと自他共に認めるアンディだが、ファッションセンスは0(ゼロ)。
オープニング、その朝、ダサダサな洋服に着替えるアンディとこれからファッション界(と思う)に通勤しに行く華麗なファッションのOL達の“お着替え・着せ替人形”シーンが出てきます。ドッキリする様な下着を身につけ、それはそれはかかとの細いバックバンド(ペップサンダル)の靴をもチョイス。きれいに化粧もして彼氏にちゅーBye!って、、道のタクシーを拾います。
この辺りで既にオシャレへの気持ちがむくむくします。
ダサダサに着替えたアンディは労働者の足、サブウェイへ。彼女のその後の変身振りが期待できる導入です。(でも、そんなに“いもネエちゃん”でもなかったかな、今の私の職場ならちゃんとしたほうかも)
そんな彼女をミランダが採用したのは、自分に気に入られたいと‘自分’というものを持たない、ファッションセンスはある、サイズ2(or4)のオンナ(ミランダ曰く、「馬鹿オンナ」なんだそう)とは違う何かを見ていたから。
それでもミランダはアンディを全く当初‘あて’にしていない。それが証拠に第一アシのエミリーの付属品あつかいで、まともに名前も呼んでやらない。
アンディはアンディで、ファッションに対して無知な上に軽く馬鹿にしている様子さえ当初はみえかくれ。
その上、良く判らない業界用語にややこしいブランド名の連呼(個人的には総々たる業界人やデザイナーの名前にうわーとか、ひーとか思っていました)、無理難題(有名なメゾンにおつかい、高級なレストランで出前!)の上に人使いの荒いミランダに敵意さえ持っている。
主演の2人がイジワル・キャラではない(と思う)ので、ずっとこのままの設定であるはずがナイとは思っていたし、宣伝の段階で「アヒルの子が白鳥」になるシーンは映像でバンバン流れていたので大体想像のつく展開。
ちょっと昔に、「ワーキング・ガール」という映画があって、嫌な上司(シガニー・ウィーバー)に新人アシスタントが(メラニー・グリフィス)がメチャメチャ虐められる、でも最期にスカッとするあれ。これもその系の作品です。
が、もっとオシャレで今時風の「ガンバレ度」の軽い感じの作品でした。
(この作品もスカっとするのですよー)。
大体、“アヒル”を“白鳥”に結果したのはミランダになるのよー、天(然)パーマのロングヘアーがワンレン(グス)になってシャギーにしていくあたりかなり参考になります。
とにかく今回の上司ミランダは強敵。大雨降りでも彼女が命令したら、晴れさせろ、ってな感じ。
そのワンマン・デビル(笑)のミランダが、不機嫌満載で出勤、アシの机にバシッ~と自分の上着とBagを叩きつけて(渡して)自分のオフィスにへ入っていくのですが、その横柄なしぐさもショックですが、‘庶民’の私は、「あーBagが痛む!ぁぁフェンディが!」ってドキドキしました。
でも何かの報道記事で、あんなに乱暴な使われ方で嫌がられなかった(メゾンやブランドデザイナーが)のか?と関係者が聞かれていましたが、そうでもナイみたいなことをサラリといってのけていたので、やっぱり半分事実のこの話(!?)、この業界はスザましいらしいー。
話の展開は至ってわかりやすく、仕事自体が出来ても仕事そのものに対する姿勢というか、理解が大切・・・イコール、仕事への愛情が(この場合アンディのファッションセンスのUP)大事、みたいなあたり、現役OLさんや社会人さんは勿論、これから就職する女子大生にもとっつきやすい話でした。
業界自体はファションだし女性メインのストーリーですが、就職して→仕事初めから仕事が順調にいく→それが逆に影響するプライベート・・・って、男女一緒だし。
(しかし・・・オシャレにうといオジさん族はどう観るのか???)
業界トップの権威あるファッション誌・オフィスが舞台なので、サンプル(衣装や靴)が沢山あるのは当たり前ですが、それを着まくれるのってあり?とか、たちまち「衣装持ち(お洋服を沢山持っていること)」になったアンディ、家賃も払えない位の状況から??とか、いくら業界でも力があるっていっても「あの」門外不出の人気連続児童文学の装丁前ゲラを入手???、とかちょっと受け入れづらい部分もありましたが、それはそれ。
流石にこの業界で働いていた女性の書いたバカ売れにうれた本が原作。
話がリアルで、実名で、女優がモデルがデザイナーが、とバンバンでてきても違和感なかったし、むしろ現実感UPで楽しかったです。
また「セルリアンブルー」のくだり、ついつい聞き入ってしまいました。
(これは是非、作品中で聞いてみて!)
私も過去には常に流行に振り回されてきたクチなので、興味深かったし、なんだか、ちょっとほほを「パチン」とされた感じ。
なぜって、最近時間や“いろんな制約”のせいにして、オシャレに精を出していなかった気がするし、冬は風邪をひきやすくなるからって、ちょっとサイズもあいまいにして努力を怠ってる気がするし。
不健康にならない程度にきちっとしなくちゃ、いまの職場で“浮くほど”ファッショナブルもナンだけど、テキトーは止めなくちゃ。‘あいまい’サイズ止めて、ワンサイズきちんと戻さなくちゃ!!
元々、私の信条は「化粧しなくていい会社なんてOLのいくとこじゃない」。(生意気だったんです、すみません)足が痛くてもハイヒール履かないとね、オンナに生まれた意味がない。
そんな風に「活」を入れられちゃって、ついつい浪費してしまう私は、やはり庶民の域は出られない様です。
「プラダを着た悪魔」公式HP
「プラダを着た悪魔」@映画生活
by bijomaru0330am | 2006-11-29 23:45 | 映画鑑賞