「ヘイヴン 堕ちた楽園」を観る
2006年 10月 05日
あの美形俳優、オーランド・ブルームが汚れ役!?
本人が製作にも係った意欲作、「ヘイヴン 堕ちた楽園」を観てきました。
映画の舞台は西インド諸島の中にある‘ケイマン諸島’。
作中、舞台の島は、その昔々地元漁民が難破船を助け、乗客にイギリス王室関係者が乗っていたことから感謝の意として、未来永劫「税金免除(タックス・ヘイヴン)」とされた、と話される「租税回避地」と言われる場所です。
が、実際のところ(正直私は良く知らないが)、小さな島国で産業等があまりない国(島)が、貿易など物流の拠点となって、定期寄港する船から外貨を得れば潤う、という考えから、タックス・ヘイヴン税制が適用されていると思われます。
作品の題名を聞いたとき、「天国?」と思ったのですが、
‘ヘイヴン(haven)’=「避難所」の意味で、タックス‘ヘブン( heaven)’=「税金天国」ではないのだそうです。(うはー、無学でちゃったっ)
オーランドが今までのイメージを捨て、舞台が南の島で、「堕ちた楽園」なんて補題が付くから・・・・酒池肉林・・・なのか?と思ったら、ちょっと違っていましたー(へへっ)。
(ある意味当たってはいますが)
この土地に住む人々は、イギリスの白人とアフリカ系黒人との混血のムラート(劇中「俺はブラックじゃない、ブラウンだよ!」ってシーンがある)で、50%を占めていそうです。あとの50%の割合は、黒人30%、白人20%ほど。公用語は英語ですが、現地語で会話する部分も多く出て、字幕は二種類になります。
↓(・・・ちょっとネタばれ)
オーランド演じるシャイは島の人。観光客を乗せる船で働くハンサム・ボーイ。その昔漁師の父は仲間のいざこざで撃ち殺された過去を持つ。
(子供の頃トラウマで口が利けなかったんだって)
雇い主(多分ムラート)の近々18歳になる娘(アンドレア:ゾーイ・サルダナ)、とラブラブだけど身分違いなのでひんしゅくモノ。
ピッパ(アグネス・ブルックナー、完全犯罪クラブのこ)は、お金持ちの父(ビル・パンクス)の脱税発覚の危機に巻き込まれ、有無を言わされず無理やりケイマンへ。つい先日18歳になったばかりの彼女は腐り気味。
ストーリーはこの二つの事柄を絡めて進みます。
ですが・・・・ちょっと判りにくい。
(1時間半ちょいの尺が長く感じました)
「出来事」はすべて“一日”に起きたこと、なので、よく覚えておかないと、急に時間をさかのぼったり、駆け下りたり(とは言わないか?)するのでよーく観てないと(例えば、一昨年前の「ウマチョビレ~」の唐沢さんCMの様に視点を変えて!)、「?」となりそうになります。
展開は早くないので置いていかれることはありませんが、どこもここも丁寧に描こうと、ちょっと欲張っている感じがするので、一番描きたかったことはナンなのか、焦点がボケたような気がしました。(まま、主役はオーランドだから・・・と、私は解釈していますが)
ここのところゴシップ・ネタの多いオーリー♪
お付き合いしていた彼女(ケイト・ボスワーズ)と、くっついたり離れたり。
かと思えば、今回の共演者、ゾーイとのキスシーンが辛かった、とコメントしたり。
なんでも、「とにかく嫌だったんだ! 舌をつき出して、自分が本当の彼氏だと思ってやるなんて。・・・・いつも変な感じだよ」と語ったそうです。
(シツレイな話しじゃないかしら?だったらキーラとのキスも辛かったのかしら?確かに激しいキッスでしたが。。)
また、最大の悩みは“パーフェクトな容姿”でファンには容姿でなく俳優としての実力や人間性を好きになって欲しいそうなんです。今までの役処がハンサム君だった(だって事実そうなんだもんね~)のでイメージを払拭すべく、この作品では顔に傷を負う、という事にしたとか?・・・・いや~、顔に怪我してもハンサムはハンサムだし、怪我するまでは島で評判のハンサム君で通っている・・・んだけど?
オーリーのやる気は判りますが、どうも自分を判っていない気がします、演技下手ではないのにねー。
「目や顔の一部がないような、もっと残虐でぞっとするような役をやってみたい」
そうですが、個人的に意見を言わせてもらえば、“目や顔がない役”だとまず人間でないゴースト(パイレーツ・・・で出てたでしょ?)とか、バケモンでしょう。
“残虐でぞっとするような役”って、んー、「Vフォー・ヴェンデッタ」とか?そういうの?
(そっち系は無理でしょー、事務所からOKでないってっ)
ちょっと(かなり)話しが反れちゃいましたが、タックス・ヘイブンの恩恵を逆手にマネーロンダリング、ヘイブン・・・いろんな意味で人生の‘避難’をしようとした人、若さゆえの暴走。
この辺りが楽園で‘堕ちる’ってことでした。
劇中警察官が、「春休みの大学生じゃねぇんだぞぉ!」と履き捨てるシーンがあるのですが、まさにそんな感じの作品でした。
オーリー!無理(!?)しなくていいんじゃないのぉ、何もジュード路線とらなくても。
「ヘイヴン 堕ちた楽園」公式HP
http://www.haven.jp/
「ヘイヴン 堕ちた楽園」@映画生活
http://www.eigaseikatu.com/title/16425/
本人が製作にも係った意欲作、「ヘイヴン 堕ちた楽園」を観てきました。
映画の舞台は西インド諸島の中にある‘ケイマン諸島’。
作中、舞台の島は、その昔々地元漁民が難破船を助け、乗客にイギリス王室関係者が乗っていたことから感謝の意として、未来永劫「税金免除(タックス・ヘイヴン)」とされた、と話される「租税回避地」と言われる場所です。
が、実際のところ(正直私は良く知らないが)、小さな島国で産業等があまりない国(島)が、貿易など物流の拠点となって、定期寄港する船から外貨を得れば潤う、という考えから、タックス・ヘイヴン税制が適用されていると思われます。
作品の題名を聞いたとき、「天国?」と思ったのですが、
‘ヘイヴン(haven)’=「避難所」の意味で、タックス‘ヘブン( heaven)’=「税金天国」ではないのだそうです。(うはー、無学でちゃったっ)
オーランドが今までのイメージを捨て、舞台が南の島で、「堕ちた楽園」なんて補題が付くから・・・・酒池肉林・・・なのか?と思ったら、ちょっと違っていましたー(へへっ)。
(ある意味当たってはいますが)
この土地に住む人々は、イギリスの白人とアフリカ系黒人との混血のムラート(劇中「俺はブラックじゃない、ブラウンだよ!」ってシーンがある)で、50%を占めていそうです。あとの50%の割合は、黒人30%、白人20%ほど。公用語は英語ですが、現地語で会話する部分も多く出て、字幕は二種類になります。
↓(・・・ちょっとネタばれ)
オーランド演じるシャイは島の人。観光客を乗せる船で働くハンサム・ボーイ。その昔漁師の父は仲間のいざこざで撃ち殺された過去を持つ。
(子供の頃トラウマで口が利けなかったんだって)
雇い主(多分ムラート)の近々18歳になる娘(アンドレア:ゾーイ・サルダナ)、とラブラブだけど身分違いなのでひんしゅくモノ。
ピッパ(アグネス・ブルックナー、完全犯罪クラブのこ)は、お金持ちの父(ビル・パンクス)の脱税発覚の危機に巻き込まれ、有無を言わされず無理やりケイマンへ。つい先日18歳になったばかりの彼女は腐り気味。
ストーリーはこの二つの事柄を絡めて進みます。
ですが・・・・ちょっと判りにくい。
(1時間半ちょいの尺が長く感じました)
「出来事」はすべて“一日”に起きたこと、なので、よく覚えておかないと、急に時間をさかのぼったり、駆け下りたり(とは言わないか?)するのでよーく観てないと(例えば、一昨年前の「ウマチョビレ~」の唐沢さんCMの様に視点を変えて!)、「?」となりそうになります。
展開は早くないので置いていかれることはありませんが、どこもここも丁寧に描こうと、ちょっと欲張っている感じがするので、一番描きたかったことはナンなのか、焦点がボケたような気がしました。(まま、主役はオーランドだから・・・と、私は解釈していますが)
ここのところゴシップ・ネタの多いオーリー♪
お付き合いしていた彼女(ケイト・ボスワーズ)と、くっついたり離れたり。
かと思えば、今回の共演者、ゾーイとのキスシーンが辛かった、とコメントしたり。
なんでも、「とにかく嫌だったんだ! 舌をつき出して、自分が本当の彼氏だと思ってやるなんて。・・・・いつも変な感じだよ」と語ったそうです。
(シツレイな話しじゃないかしら?だったらキーラとのキスも辛かったのかしら?確かに激しいキッスでしたが。。)
また、最大の悩みは“パーフェクトな容姿”でファンには容姿でなく俳優としての実力や人間性を好きになって欲しいそうなんです。今までの役処がハンサム君だった(だって事実そうなんだもんね~)のでイメージを払拭すべく、この作品では顔に傷を負う、という事にしたとか?・・・・いや~、顔に怪我してもハンサムはハンサムだし、怪我するまでは島で評判のハンサム君で通っている・・・んだけど?
オーリーのやる気は判りますが、どうも自分を判っていない気がします、演技下手ではないのにねー。
「目や顔の一部がないような、もっと残虐でぞっとするような役をやってみたい」
そうですが、個人的に意見を言わせてもらえば、“目や顔がない役”だとまず人間でないゴースト(パイレーツ・・・で出てたでしょ?)とか、バケモンでしょう。
“残虐でぞっとするような役”って、んー、「Vフォー・ヴェンデッタ」とか?そういうの?
(そっち系は無理でしょー、事務所からOKでないってっ)
ちょっと(かなり)話しが反れちゃいましたが、タックス・ヘイブンの恩恵を逆手にマネーロンダリング、ヘイブン・・・いろんな意味で人生の‘避難’をしようとした人、若さゆえの暴走。
この辺りが楽園で‘堕ちる’ってことでした。
劇中警察官が、「春休みの大学生じゃねぇんだぞぉ!」と履き捨てるシーンがあるのですが、まさにそんな感じの作品でした。
オーリー!無理(!?)しなくていいんじゃないのぉ、何もジュード路線とらなくても。
「ヘイヴン 堕ちた楽園」公式HP
http://www.haven.jp/
「ヘイヴン 堕ちた楽園」@映画生活
http://www.eigaseikatu.com/title/16425/
by bijomaru0330am | 2006-10-05 23:45 | 試写会