「イルマーレ」を観る
2006年 09月 04日
この秋、恋愛映画の筆頭(っていってもリメイクなんですけど)に挙げられている作品、キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの「イルマーレ」を観に、しかも!ジャパン・プレミアに行って来ました~!!
嬉しいです、キアヌかっこ良かったです。サンドラ、チャーミングでした。
この作品は韓国映画「イルマーレ」のリメイクなので、お話の筋を知っている方も沢山居られると思います。
ですが、この作品の‘ミソ’はキアヌ&サンドラのカップルであるということ。
最近めっきりワイルド系の印象が濃い二人が、あの「スピード」から加齢(経験値を積んで)してどんな恋人同士を演じるのか?
それ以前に、一人一人の作品でも気になる俳優である、存在感のある二人が、どうこのすれ違いばかりの(つまりは共演シーンのない)、どちらかというと‘線の細い’(二人とも人との係わりに消極的なの)イメージの主人公達を演じるのか?も興味津々。
しかも、その二人を「生」で見れたのですよ、サイコーな夜でした。(ちょっと大げさ・・・笑)
(↓ここからネタバレです)
原題の「THE LAKE HOUSE」のまんまでも良かったんじゃないかな、と思うほど、二人の係わりに深く入り込むことになる、湖のほとり(っていうかほぼ中)に建つ全面ガラスのモダンな家。
その家の入り口にあるポスト(郵便受け)は時間を越えて、二人の男女(アレックス:キアヌ、ケイト:サンドラ)を結び付けます。
アメリカによくあるランチボックスみたいな形のポストの中だけ時間軸が2年“こんがらがって”いて、二人は文通状態に。
それにどうやら“同じ犬”を飼っているらしい・・・。
この犬が演技なのか、彼(彼女かな、雌なんで)の個性なのか解りませんが、よいところでワンワン鳴いたり、トコトコ走って行っちゃったりするのですが、かなり可愛い仕草です。
ポストを介して通う心。
二年先(2006年)を生きるケイトは、二年後(2004年)を生きるアレックスにこれから起こりうる事を、時にジョーク交じりで、時に親身になって、時に愛をこめて知らせます。
二年後(2004年)を生きるアレックスは二年先(2006年)を生きるケイトに、過去からの贈り物や、ケイトの大事な忘れ物、そして人生の楽しみ方を送ります。
勿論彼も愛をこめて。
時空を越えてどうにかしちゃう、というと思い出すのはハリポ・シリーズで、ハーマイオニーがマクゴナガル先生から借りた「タイムターナー(逆転時計)」で過去を修正にいく「・・・アスカバンの囚人」を思い出しますが、この二人は自分で修正します。
それはただの手紙、「紙」なんです。
ただそれは「思いを込めた文字」が書いてあるんですけどね。
私が特に気に入ったシーンは、そのアレックスがケイトに手作りの「お散歩ガイドマップ」を送るとこ。
よく最近「映画の都アメリカに(観光に)来ませんか!」的TVCMが流されていますが、ついこの‘シカゴの散歩’には行ってみたくなりました。
初めはこんなこと有る訳ない、と不可思議に思う二人が、段々と変わっていき、自分の気持ちに気づき戸惑い、困惑し、怖れる。
その微妙な演技をキアヌもサンドラも見事に演じ、映画なのに、ついつい「この際、そのポストに小さくなって入っちゃえばいいじゃんっ(無理だけどっ)」と、要らぬ提案さえしてしまいそうになりました。
周りを固める俳優さん達も良かったです。
ケイトの先輩医師はショーレ・アグダシュルー (「X-メン」にも出ています)の気さくな中にも人生の深みを感じさせる語り口、アレックスの弟役の俳優さん(名前わからず)も何だか本当の兄弟の様な雰囲気で、 その他ケイトの元カレも、ケイト母もアレックス父(クリストファー・プラマー だから当然か)も皆さん良かったです。
難をあえて言えば、やはり二人の実年齢が若干年齢が高いので、そのあたりがちょっと、でしょうか。
でも、この作品を観たら、40過ぎたら一休みしなくちゃ、出る作品がないわ~、とお休み(子育て休業)宣言した某女優さんや、その他役に食傷気味な俳優陣も気合が入るのではないでしょうか?
それ程、二人はキュートで切なく、恋するカップルを演じて魅せました。
「イルマーレ」公式HP
http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/
「イルマーレ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16253/
嬉しいです、キアヌかっこ良かったです。サンドラ、チャーミングでした。
この作品は韓国映画「イルマーレ」のリメイクなので、お話の筋を知っている方も沢山居られると思います。
ですが、この作品の‘ミソ’はキアヌ&サンドラのカップルであるということ。
最近めっきりワイルド系の印象が濃い二人が、あの「スピード」から加齢(経験値を積んで)してどんな恋人同士を演じるのか?
それ以前に、一人一人の作品でも気になる俳優である、存在感のある二人が、どうこのすれ違いばかりの(つまりは共演シーンのない)、どちらかというと‘線の細い’(二人とも人との係わりに消極的なの)イメージの主人公達を演じるのか?も興味津々。
しかも、その二人を「生」で見れたのですよ、サイコーな夜でした。(ちょっと大げさ・・・笑)
(↓ここからネタバレです)
原題の「THE LAKE HOUSE」のまんまでも良かったんじゃないかな、と思うほど、二人の係わりに深く入り込むことになる、湖のほとり(っていうかほぼ中)に建つ全面ガラスのモダンな家。
その家の入り口にあるポスト(郵便受け)は時間を越えて、二人の男女(アレックス:キアヌ、ケイト:サンドラ)を結び付けます。
アメリカによくあるランチボックスみたいな形のポストの中だけ時間軸が2年“こんがらがって”いて、二人は文通状態に。
それにどうやら“同じ犬”を飼っているらしい・・・。
この犬が演技なのか、彼(彼女かな、雌なんで)の個性なのか解りませんが、よいところでワンワン鳴いたり、トコトコ走って行っちゃったりするのですが、かなり可愛い仕草です。
ポストを介して通う心。
二年先(2006年)を生きるケイトは、二年後(2004年)を生きるアレックスにこれから起こりうる事を、時にジョーク交じりで、時に親身になって、時に愛をこめて知らせます。
二年後(2004年)を生きるアレックスは二年先(2006年)を生きるケイトに、過去からの贈り物や、ケイトの大事な忘れ物、そして人生の楽しみ方を送ります。
勿論彼も愛をこめて。
時空を越えてどうにかしちゃう、というと思い出すのはハリポ・シリーズで、ハーマイオニーがマクゴナガル先生から借りた「タイムターナー(逆転時計)」で過去を修正にいく「・・・アスカバンの囚人」を思い出しますが、この二人は自分で修正します。
それはただの手紙、「紙」なんです。
ただそれは「思いを込めた文字」が書いてあるんですけどね。
私が特に気に入ったシーンは、そのアレックスがケイトに手作りの「お散歩ガイドマップ」を送るとこ。
よく最近「映画の都アメリカに(観光に)来ませんか!」的TVCMが流されていますが、ついこの‘シカゴの散歩’には行ってみたくなりました。
初めはこんなこと有る訳ない、と不可思議に思う二人が、段々と変わっていき、自分の気持ちに気づき戸惑い、困惑し、怖れる。
その微妙な演技をキアヌもサンドラも見事に演じ、映画なのに、ついつい「この際、そのポストに小さくなって入っちゃえばいいじゃんっ(無理だけどっ)」と、要らぬ提案さえしてしまいそうになりました。
周りを固める俳優さん達も良かったです。
ケイトの先輩医師はショーレ・アグダシュルー (「X-メン」にも出ています)の気さくな中にも人生の深みを感じさせる語り口、アレックスの弟役の俳優さん(名前わからず)も何だか本当の兄弟の様な雰囲気で、 その他ケイトの元カレも、ケイト母もアレックス父(クリストファー・プラマー だから当然か)も皆さん良かったです。
難をあえて言えば、やはり二人の実年齢が若干年齢が高いので、そのあたりがちょっと、でしょうか。
でも、この作品を観たら、40過ぎたら一休みしなくちゃ、出る作品がないわ~、とお休み(子育て休業)宣言した某女優さんや、その他役に食傷気味な俳優陣も気合が入るのではないでしょうか?
それ程、二人はキュートで切なく、恋するカップルを演じて魅せました。
「イルマーレ」公式HP
http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/
「イルマーレ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16253/
by bijomaru0330am | 2006-09-04 23:45 | 試写会