「デトネーター」を観る
2006年 09月 02日
我がエキサイト主催のブロガー試写会「ウェズリー・スナイプスの大運動会/デトネーター」を観てきました。
そう、中ったんです、嬉しいなっ♪
皆さん、リンク貼ってみるもんですよ、本当に。
さて。
この作品名“デトネーター”とはモデルガンなどの内部品の名称で、直訳は“撃針”となるみたいです。
作品冒頭、この“デトネーター”に関して物々しい雰囲気とガイド的な字幕が。
危険なプロっぽい演出です。
ちょっと「女・子供が見るモンじゃないぜぃ」(古っっ)って感じ。
(↓ここからネタばれあり)
大運動会・第二種目めは、完全実行を旨とする元CIA・グリフ(スナイプス)が主人公。
そして舞台は東欧・ルーマニア。
私のアタマの中では、ルーマニア=ナディア・コマネチ(白い妖精!古っ)なんですが、なんとヒロインの役名が「ナディア」。
・・・・きっとポピュラー(アメリカだったらジェシカとか、日本だったら・・・・えっと今の時代、何?○香とか?)な名前だからに違いないと思いつつ、スクリーンから得られる舞台のイメージは、共産圏の、日本の中ではまず感じることの出来ない一種独特な空気で、「ナディア」という親しみ深い名前に対してとは違った感情を抱かせます。
いろんな‘騒動’が起きる‘現場’として、サッカー場が出てくるのですが、先だってのドイツでのWカップの開催時にも感じた、他の諸外国とは違うサッカーへの陶酔度や、「サッカー世界選手権(劇中開催される設定)をワシントンなんて(サッカーの)後進国でやらなくちゃならないなんて!(納得いかない!)」といったセリフからも、ヨーロッパ=サッカー、アメリカ=ベースボール、といった共通項の無さ=理解の出来なさ加減がこのストーリーの事件の国際問題を際立たせ(あくまで映画のなかの、ですよ!)、緊張感を高めてくれます。
こういった政治的脚色と、第三国で働くCIA職員の心の葛藤を巧く絡めて話が進んでいくので、単に、「アクション万歳」的な「戦うぞ強いぞカッコイイぞ」的な、解るでしょうか、お気楽なアクション映画ではナイのです。
ルーマニアに潜入する際、「・・・・独り旅がいい・・・・但しこの国では“黒人”は目立つ」とグリフがボヤくいう意味がしみじみ理解でき、こっそり「んじゃ、黄色人種はどーなんの!?もっとヤバいんじゃん。」って思っちゃいました。(注:あくまで映画での話です)
そう、いつも(アメリカ国内)とは勝手の違うこの国で、いつも以上に“殺し”に躊躇は禁物。
なので~、いっぱい死にます、結構現実的に死にます。(だから、「女・子供が・・・」なの)グリフの経験と知識と勘が冴え渡ります。
それから大事なヒロイン、「ナディア」はその危険な美しさが「ヴァン・ヘルシング」でも注目された、シルヴィア・コロカ(ドラキュラ演った俳優さんと結婚したのよ)。
ただ美しい、という形容詞では書ききれない、北・東欧系の寂しげな意志の強いオリエンタルな眼差し、例えるなら、バラは美しいと決まっている花だけど、アガパンサス(アフリカン・リリー)とか、カンナとかの様な、日常頻繁に口にする花じゃないけど、見たらそれはそれは美しい・・・・たまらない存在でした。
全編アクション&カーチェイスのこの作品は、正に「大運動会」。
「M」で始まるあのシリーズや、記憶喪失の彼が逃げ回るシリーズ・アレや、ちょっと懐かしい「コマンド系」のどの要素もそれ以上にミキシングされ、きちんと主人公が傷負ったりしますからリアルです。
(しかし、一般市民がいつの間にかたっくさん巻き込まれちゃうのはいただけない)
ウェズリー・スナイプスも今年で実年齢44歳。
とってもそう思えない身体(ただのマッチョじゃない)、かもし出す空気、色気・・・もあり。
そんなところも「女・子供が・・・・」なんですが、オンナの私の十二分に楽しめました。
個人的にスナイプスには派手な作品より、こういった彼の独自路線みたいなシリーズでいって欲しいけど、「ライラの冒険シリーズ」でジャプシャンの役演ってほしいなぁ。
なんども、ヤロー向きの作品と書いちゃいましたが、大事な話のKeyは「女・子供が」。
ハリウッド的な♪も、ちゃんとあって結構楽しめる1時間35分でした。
「デトネーター@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16309/
そう、中ったんです、嬉しいなっ♪
皆さん、リンク貼ってみるもんですよ、本当に。
さて。
この作品名“デトネーター”とはモデルガンなどの内部品の名称で、直訳は“撃針”となるみたいです。
作品冒頭、この“デトネーター”に関して物々しい雰囲気とガイド的な字幕が。
危険なプロっぽい演出です。
ちょっと「女・子供が見るモンじゃないぜぃ」(古っっ)って感じ。
(↓ここからネタばれあり)
大運動会・第二種目めは、完全実行を旨とする元CIA・グリフ(スナイプス)が主人公。
そして舞台は東欧・ルーマニア。
私のアタマの中では、ルーマニア=ナディア・コマネチ(白い妖精!古っ)なんですが、なんとヒロインの役名が「ナディア」。
・・・・きっとポピュラー(アメリカだったらジェシカとか、日本だったら・・・・えっと今の時代、何?○香とか?)な名前だからに違いないと思いつつ、スクリーンから得られる舞台のイメージは、共産圏の、日本の中ではまず感じることの出来ない一種独特な空気で、「ナディア」という親しみ深い名前に対してとは違った感情を抱かせます。
いろんな‘騒動’が起きる‘現場’として、サッカー場が出てくるのですが、先だってのドイツでのWカップの開催時にも感じた、他の諸外国とは違うサッカーへの陶酔度や、「サッカー世界選手権(劇中開催される設定)をワシントンなんて(サッカーの)後進国でやらなくちゃならないなんて!(納得いかない!)」といったセリフからも、ヨーロッパ=サッカー、アメリカ=ベースボール、といった共通項の無さ=理解の出来なさ加減がこのストーリーの事件の国際問題を際立たせ(あくまで映画のなかの、ですよ!)、緊張感を高めてくれます。
こういった政治的脚色と、第三国で働くCIA職員の心の葛藤を巧く絡めて話が進んでいくので、単に、「アクション万歳」的な「戦うぞ強いぞカッコイイぞ」的な、解るでしょうか、お気楽なアクション映画ではナイのです。
ルーマニアに潜入する際、「・・・・独り旅がいい・・・・但しこの国では“黒人”は目立つ」とグリフがボヤくいう意味がしみじみ理解でき、こっそり「んじゃ、黄色人種はどーなんの!?もっとヤバいんじゃん。」って思っちゃいました。(注:あくまで映画での話です)
そう、いつも(アメリカ国内)とは勝手の違うこの国で、いつも以上に“殺し”に躊躇は禁物。
なので~、いっぱい死にます、結構現実的に死にます。(だから、「女・子供が・・・」なの)グリフの経験と知識と勘が冴え渡ります。
それから大事なヒロイン、「ナディア」はその危険な美しさが「ヴァン・ヘルシング」でも注目された、シルヴィア・コロカ(ドラキュラ演った俳優さんと結婚したのよ)。
ただ美しい、という形容詞では書ききれない、北・東欧系の寂しげな意志の強いオリエンタルな眼差し、例えるなら、バラは美しいと決まっている花だけど、アガパンサス(アフリカン・リリー)とか、カンナとかの様な、日常頻繁に口にする花じゃないけど、見たらそれはそれは美しい・・・・たまらない存在でした。
全編アクション&カーチェイスのこの作品は、正に「大運動会」。
「M」で始まるあのシリーズや、記憶喪失の彼が逃げ回るシリーズ・アレや、ちょっと懐かしい「コマンド系」のどの要素もそれ以上にミキシングされ、きちんと主人公が傷負ったりしますからリアルです。
(しかし、一般市民がいつの間にかたっくさん巻き込まれちゃうのはいただけない)
ウェズリー・スナイプスも今年で実年齢44歳。
とってもそう思えない身体(ただのマッチョじゃない)、かもし出す空気、色気・・・もあり。
そんなところも「女・子供が・・・・」なんですが、オンナの私の十二分に楽しめました。
個人的にスナイプスには派手な作品より、こういった彼の独自路線みたいなシリーズでいって欲しいけど、「ライラの冒険シリーズ」でジャプシャンの役演ってほしいなぁ。
なんども、ヤロー向きの作品と書いちゃいましたが、大事な話のKeyは「女・子供が」。
ハリウッド的な♪も、ちゃんとあって結構楽しめる1時間35分でした。
「デトネーター@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16309/
by bijomaru0330am | 2006-09-02 23:45 | 試写会