「16ブロック」を観る
2006年 08月 11日
ブルース・ウィリスが還ってきた!(別にドコかに行っていた訳ではありませんよ)
彼のはまり役、“予定外(時間外)の業務に嫌々借り出されて、迷惑千万・当惑億万な警官”が、還ってきたのです、「ダイ・ハード」ファンだった方々お待たせしました!って感じです。
今回の試写はGTF(グレート・トウキョウ・フェスティバル)の一環で行われたもので、
http://www.gtf.tv/index.html
配給元であるSONYピクチャーズ・エンタティメントの方のご挨拶があったのですが、
この「はまり役」についてもしかり、また「彼の“困った警官顔”はサイコー」と太鼓判の解説もありましたよ。
さて、SONYさんからも解説がありましたし、映画の案内等にもあるのですが、
題名の「16ブロック(区)」とは、“地番で16っこ先の区画(おおよそ1600m先)”の場所へ、都内で表すと、新橋⇔東京間くらいの感覚(距離)の事へ(行く)のこと。
ストーリーは、この歩くのはキツいけど、車ならひょいひょいのポイの距離(大陪審・裁判所)まで証人を護送する任務に(急に、嫌々)就かされたブルース演じるNY市警・ジャック(泊まり番の明けで彼は眠い)の不運(!?)な118分間。(フィルム尺は101分)
この作品、ネタバレさせると、まーーーったくオモシロくないので、感想だけ書きます。
ただ始まり部分だけ、ちょっと書きます。
冒頭、警察が踏み込む現場には死体が。
いろいろ検視する前に、ちょっと「誰か死体の“お守り”するヤツいねーの?」と送り込まれてきたのは、ジャック。
どうやら彼は“かったるい”らしい。
現場だ、ってのに直行したのはキッチンで、まずはウィスキーを物色&GET。
現場指揮官らしき警官に、
「・・・・イエィ~、ィエィ。(日本語ではきっと「・・・・ぁ~はいはい、・・ぁぁわかってるって」)」
と、ヤル気無しナシの応じよう。
その“うざった”そうな、ダランダランな登場に、否が応でも期待が!(笑)
額に深く刻まれた皺、よれよれのジャンバー(NYPDのロゴ似あうわ~)。
女性同僚に「まずはミント(酒臭いから)。」と渡されちゃうし、護送任務も担当者の戻りが遅いからって、無理くり押し付けられちゃうし。
もーいいです♪この駄目な感じが。
今後起こるであろう、「迷惑な事件」への布石となって期待が膨らみます。
監督は「リーサル・ウェポン」のリチャード・ドナー氏。
あのごついメル・ギブをいい男(!?ファンの方ゴメンナサイ)に変身させた監督さんです。
間違ってもGoodLooking(ファンの方ごめんなさい)ではないウィリスを、しかも年寄りの入り口にきた彼を、シブいオヤジに撮りました。
昨年見た「シン・シティ」でウィリスの渋セクシー・オヤジにちょっと注目していたのですが、これはもう映像技術(「シン・シティ」ではかなり凝った映像だった)ではなく、ブルース・ウィリスのかもし出す、色気に相違ありません。
(‘アノ頃’のパツパツなマッチョはなくとも♪)
今作品では、はっきり書いてしまいますが、(予告宣伝でも知れていますので)
悪役・警官フランク役のデヴィッド・モースも良かったです。
いつもいつも観ている観客の神経を逆なでする、慇懃無礼な演技でその存在感が高い評価な彼ですが、全編に渡り「有能」で「卑劣」なデカを魅せて演じています。
そしてもう一人。
ジャックに護送される“証人”を演じるモス・デフ。
彼は俳優さんと思いきや、ピッフ・ホップのスター・アーチストだそうで、そのうえあのコンバースとコラボってオリジナルモデルも発売。自分のアパレルも持ってるそう。
かなりの多彩ぶりです。
劇中、鼻にかかった独特なしゃべり方で“その辺のコ悪”を演出していましたが、なんとなくにじみ出る小奇麗さはこんな部分から来ていたのですね、知りませんでした。
今後大注目の褐色のアーチストです。曲もちょっと聴いてみたいな。
モスのピップ・ホップも気になりますが、サントラも良かったです。
あれジャンルは何になるのでしょうか?南米の・・・・チャチャチャみたいな、パソドブレみたいな・・・・ラテンロックになるのかな?オープニング曲もエンディング曲も良かったです。
終盤オチとして解り易い部分もある展開でしたが、バンバンピストル打ってくれるし、スピード感(でも歳だからそんなに走れない)と、緊迫感(でも歳相応に冷静な判断)と、ウィリスの個性光るクスッと笑える部分と、ほろっとさせる部分もいい感じに併せ持った、久し振りのHIT作品です。
「16ブロック」公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/16blocks/index.html
「16ブロック@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16140/
彼のはまり役、“予定外(時間外)の業務に嫌々借り出されて、迷惑千万・当惑億万な警官”が、還ってきたのです、「ダイ・ハード」ファンだった方々お待たせしました!って感じです。
今回の試写はGTF(グレート・トウキョウ・フェスティバル)の一環で行われたもので、
http://www.gtf.tv/index.html
配給元であるSONYピクチャーズ・エンタティメントの方のご挨拶があったのですが、
この「はまり役」についてもしかり、また「彼の“困った警官顔”はサイコー」と太鼓判の解説もありましたよ。
さて、SONYさんからも解説がありましたし、映画の案内等にもあるのですが、
題名の「16ブロック(区)」とは、“地番で16っこ先の区画(おおよそ1600m先)”の場所へ、都内で表すと、新橋⇔東京間くらいの感覚(距離)の事へ(行く)のこと。
ストーリーは、この歩くのはキツいけど、車ならひょいひょいのポイの距離(大陪審・裁判所)まで証人を護送する任務に(急に、嫌々)就かされたブルース演じるNY市警・ジャック(泊まり番の明けで彼は眠い)の不運(!?)な118分間。(フィルム尺は101分)
この作品、ネタバレさせると、まーーーったくオモシロくないので、感想だけ書きます。
ただ始まり部分だけ、ちょっと書きます。
冒頭、警察が踏み込む現場には死体が。
いろいろ検視する前に、ちょっと「誰か死体の“お守り”するヤツいねーの?」と送り込まれてきたのは、ジャック。
どうやら彼は“かったるい”らしい。
現場だ、ってのに直行したのはキッチンで、まずはウィスキーを物色&GET。
現場指揮官らしき警官に、
「・・・・イエィ~、ィエィ。(日本語ではきっと「・・・・ぁ~はいはい、・・ぁぁわかってるって」)」
と、ヤル気無しナシの応じよう。
その“うざった”そうな、ダランダランな登場に、否が応でも期待が!(笑)
額に深く刻まれた皺、よれよれのジャンバー(NYPDのロゴ似あうわ~)。
女性同僚に「まずはミント(酒臭いから)。」と渡されちゃうし、護送任務も担当者の戻りが遅いからって、無理くり押し付けられちゃうし。
もーいいです♪この駄目な感じが。
今後起こるであろう、「迷惑な事件」への布石となって期待が膨らみます。
監督は「リーサル・ウェポン」のリチャード・ドナー氏。
あのごついメル・ギブをいい男(!?ファンの方ゴメンナサイ)に変身させた監督さんです。
間違ってもGoodLooking(ファンの方ごめんなさい)ではないウィリスを、しかも年寄りの入り口にきた彼を、シブいオヤジに撮りました。
昨年見た「シン・シティ」でウィリスの渋セクシー・オヤジにちょっと注目していたのですが、これはもう映像技術(「シン・シティ」ではかなり凝った映像だった)ではなく、ブルース・ウィリスのかもし出す、色気に相違ありません。
(‘アノ頃’のパツパツなマッチョはなくとも♪)
今作品では、はっきり書いてしまいますが、(予告宣伝でも知れていますので)
悪役・警官フランク役のデヴィッド・モースも良かったです。
いつもいつも観ている観客の神経を逆なでする、慇懃無礼な演技でその存在感が高い評価な彼ですが、全編に渡り「有能」で「卑劣」なデカを魅せて演じています。
そしてもう一人。
ジャックに護送される“証人”を演じるモス・デフ。
彼は俳優さんと思いきや、ピッフ・ホップのスター・アーチストだそうで、そのうえあのコンバースとコラボってオリジナルモデルも発売。自分のアパレルも持ってるそう。
かなりの多彩ぶりです。
劇中、鼻にかかった独特なしゃべり方で“その辺のコ悪”を演出していましたが、なんとなくにじみ出る小奇麗さはこんな部分から来ていたのですね、知りませんでした。
今後大注目の褐色のアーチストです。曲もちょっと聴いてみたいな。
モスのピップ・ホップも気になりますが、サントラも良かったです。
あれジャンルは何になるのでしょうか?南米の・・・・チャチャチャみたいな、パソドブレみたいな・・・・ラテンロックになるのかな?オープニング曲もエンディング曲も良かったです。
終盤オチとして解り易い部分もある展開でしたが、バンバンピストル打ってくれるし、スピード感(でも歳だからそんなに走れない)と、緊迫感(でも歳相応に冷静な判断)と、ウィリスの個性光るクスッと笑える部分と、ほろっとさせる部分もいい感じに併せ持った、久し振りのHIT作品です。
「16ブロック」公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/16blocks/index.html
「16ブロック@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16140/
by bijomaru0330am | 2006-08-11 23:45 | 試写会