「キンキーブーツ」を観る
2006年 08月 10日
少し大げさな書き様ですが、「今年一番見たかった作品!」かもしれません。
今年のサンダンス映画祭のオープニングを飾った「キンキーブーツ」を観てきました。
“キンキーブーツ”とは、靴好きな婦女子なら知っている、太ももまでジィィィ~とジッパー(ファスナー)を上げて履くセクシーな皮のブーツ。(大概エナメル素材)
近年シーズン中に何人か履いている方に出会いますが、皆さん黒のエナメルかバックスキンですね。(本作では基本‘赤よ!’何でか・・・は、是非観てね。)
しかし、その“キンキー”の意味が(直訳っての?)「変態」とか「奇妙な」とかとは思いもよりませんでした。
それはなぜなら、ドラッグクィーンのご愛用ブーツだから。
(SMの女王とかも履いていますよね!)
※ ドラッグ・クィーン : 男性がする、異性装の一つ。
同性愛者が自分の性を超える手段として派手な衣裳(女装)を身にまとい、大仰な仕草をする。女性らしさを過剰に演出すること。最近は男性の異性愛者が単なる趣味として装う場合も多いそうです。
「ドラッグ」とは綴りが“drag”で、引きずるという意味。スカートやドレスの裾を引きずる様。
(dragの‘a’を‘u’にしないで!ね)
えー、そうなんだ!
セクシーだから、履ける足を持っていたら一度くらい履いてみてもヨイ♪よ~、という感覚のワタシは・・・・、ある意味既に‘キンキー’かな~(笑)。
このお話し、実話がベースなのでネタバレも何もナーイ、のです。
潰れかかった老舗(技術は確か!)の靴屋さんが企業再生への岐路を見出した、それが、キンキーブーツ製作!っていう斬新な嘘のようなホントの話。
想像で出来うる、驚き(カルチャーショック)、戸惑い(ジェネレーションショック)、
対立、信頼、転換、・・・が、期待を裏切らないストーリー展開と人間味溢れる演技と洒落たセリフにより魅力満載の107分でした。
私は、今でこそ自重していますが、靴にめっぽう目がなく、安いモノから一生(まま、半生くらいかな?)モノまで随分散財した時がありまして、劇中、美しい靴、靴々々が溢れるミラノの見本市や、“履かれるべくして出来た靴”が“履かれるべき人”に履かれ、踊り、弾み、ステップを打ち鳴らす様は心おどり、ワクワクと楽しいものでした。
劇中の音楽も良かったです、ドラッグクィーン・ローラが唄う、「ブギなら一晩中でも唄うわ~♪」なんて、踊りたかったです。
ローラ役のキウェテル・イジョフォー、とってもゲイ達者で‘ほんまもん’か思うくらい!
ドラッグクィーン達の唄や踊りは勿論セクシーでしたが、そんな部分がないところでもセクシーで小気味よく笑えて、ちょっと泣けて、素敵な大人の作品でした。
・・・・今年の秋は赤いブーツ買おうかな、かかと高いヤツ、ふふんー♪
(・・・・でも転ばないようにしなくっちゃっ)
「キンキーブーツ」公式HP
http://www.movies.co.jp/kinkyboots/
「キンキーブーツ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16108/
今年のサンダンス映画祭のオープニングを飾った「キンキーブーツ」を観てきました。
“キンキーブーツ”とは、靴好きな婦女子なら知っている、太ももまでジィィィ~とジッパー(ファスナー)を上げて履くセクシーな皮のブーツ。(大概エナメル素材)
近年シーズン中に何人か履いている方に出会いますが、皆さん黒のエナメルかバックスキンですね。(本作では基本‘赤よ!’何でか・・・は、是非観てね。)
しかし、その“キンキー”の意味が(直訳っての?)「変態」とか「奇妙な」とかとは思いもよりませんでした。
それはなぜなら、ドラッグクィーンのご愛用ブーツだから。
(SMの女王とかも履いていますよね!)
※ ドラッグ・クィーン : 男性がする、異性装の一つ。
同性愛者が自分の性を超える手段として派手な衣裳(女装)を身にまとい、大仰な仕草をする。女性らしさを過剰に演出すること。最近は男性の異性愛者が単なる趣味として装う場合も多いそうです。
「ドラッグ」とは綴りが“drag”で、引きずるという意味。スカートやドレスの裾を引きずる様。
(dragの‘a’を‘u’にしないで!ね)
えー、そうなんだ!
セクシーだから、履ける足を持っていたら一度くらい履いてみてもヨイ♪よ~、という感覚のワタシは・・・・、ある意味既に‘キンキー’かな~(笑)。
このお話し、実話がベースなのでネタバレも何もナーイ、のです。
潰れかかった老舗(技術は確か!)の靴屋さんが企業再生への岐路を見出した、それが、キンキーブーツ製作!っていう斬新な嘘のようなホントの話。
想像で出来うる、驚き(カルチャーショック)、戸惑い(ジェネレーションショック)、
対立、信頼、転換、・・・が、期待を裏切らないストーリー展開と人間味溢れる演技と洒落たセリフにより魅力満載の107分でした。
私は、今でこそ自重していますが、靴にめっぽう目がなく、安いモノから一生(まま、半生くらいかな?)モノまで随分散財した時がありまして、劇中、美しい靴、靴々々が溢れるミラノの見本市や、“履かれるべくして出来た靴”が“履かれるべき人”に履かれ、踊り、弾み、ステップを打ち鳴らす様は心おどり、ワクワクと楽しいものでした。
劇中の音楽も良かったです、ドラッグクィーン・ローラが唄う、「ブギなら一晩中でも唄うわ~♪」なんて、踊りたかったです。
ローラ役のキウェテル・イジョフォー、とってもゲイ達者で‘ほんまもん’か思うくらい!
ドラッグクィーン達の唄や踊りは勿論セクシーでしたが、そんな部分がないところでもセクシーで小気味よく笑えて、ちょっと泣けて、素敵な大人の作品でした。
・・・・今年の秋は赤いブーツ買おうかな、かかと高いヤツ、ふふんー♪
(・・・・でも転ばないようにしなくっちゃっ)
「キンキーブーツ」公式HP
http://www.movies.co.jp/kinkyboots/
「キンキーブーツ@映画生活」
http://www.eigaseikatu.com/title/16108/
by bijomaru0330am | 2006-08-10 23:45 | 試写会