「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を観る
2010年 11月 19日
公開初日に早速観て聞きました、「ハリー」シリーズ最新にして最終章の「ハリー・ポッターと死の秘宝」。それも「PART1」。云わずと知れた前編後編の公開です。
毎回そうですが私は結構な‘ポッタリアン’なので、いつもの感想の書き方とは(って最近さっぱりなんですけど)とは異なりまする。
ネタバレばんばん・つらつらと書かせて頂きますよ。
原作本を読み始めてかれこれ10年、一番読解に厄介で何度も読み返したのはこの最終章でした。
映画の公開が遅くなったのを幸いに何度も読み返し、(毎章そうだけど)内容をしっかり把握していたので今回の映像化で監督のデヴィッド・イェーツ監督の原作に沿った作品構成は理解し易く、また字幕(英語は苦手)で観ていても英語も結構理解出来ました。個人的にイェーツ監督の「ハリー」は私好みなんです。
そのほとんどの役者はあんまり出てこない最終章前編なんですが、ちら見せのネビルのすっかり大人なイイ男(死語)ぶりを筆頭に、ハリーもロンももう全然学生さんではないですね、ハーマイオニーなんて疲れてやつれてる時なんて(笑)いい女です、立派なレディでした。
「やつれてる」って、もう全編物憂げで(三人とも)、っていうかしょうがないですよね、この章は。三人でずっと旅するところとか、荒涼とした秋→冬のイギリスの大地と自然(撮影場所が全部イギリスかどうか知りませんが)が孤独と不安と苦悩とよく表していました。心理描写の上手いイェーツ監督の腕の見せ所ではかなったでしょうか。
特に冒頭のハーマイオニーの「オブリビエイト」はもう・・・涙無しには観られないー。
そのハーマイオニーが時期々々にあわせた派手ではないけど防寒の格好をしていたのがいい感じだな、とストーリーを離れたところで思ったりしましたね。ちょっと参考になります。(何せ「ほっ」とするシーンはほとんどナイ156分なので。)
それにしても前編後編でこの「Part1」にこれほどの配分をするとは思いませんでした、確かに「んじゃどこで区切る?」・・・と聞かれたら、かなり困惑するのがこの最終章。24章/36章(厳密ではナイですよ)が「Part1」なんて思いも寄らなかったです。ただ「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」の全容が描かれていないし、あの「先生」の事も秘宝のことも。
「Part2」はこの辺りをきっちり描きつつ、回想シーンも山盛りに、そしてそしてオールキャストが総出で大フィナーレなんでしょうね(泣かせて欲しいな)。
個人的には「Part2」では原作の最終章をより鮮明に映像化して欲しいです!
現時点でこの映画、児童文学というにはあまりにも試練と大人の悩みと深刻な状況のお話になってしまっています。ファンタジーなのは間違いないのですが、第一作から観続けている“昔のお子様”(いまや二十歳以上が大多数)以外、本当のお子様には娯楽鑑賞に不向きではないかと。
まぁ私も昔、本当の真意が判らなくっても観ていた作品がいっぱいありますから、今のお子様達が大人になった時に見返して理解できたらいいのかもしれません。
この感想を救いようのない感じ(明るくない)な作品の様にイメージを受けた方もいるかもしれませんが、ハーマイオニーとハリーの、兄妹の様な関係と明言している(今迄の映画を参考)‘絆’、いたわりのシーンは心に染み渡りますよ。
いいシーンです。(しみじみ)
大人の私はいい感じにハマりましたので、上映期間中もう一回鑑賞したい(今回はフィルム+ドルビーだったから、次回はデジタルで!)なぁ。
もうだってあと一作なんでしょ?(悲)
ペット・ロス症候群でなくハリー・ロス症候群になっちゃいそーだー。
いやだー、終わってほしくないー(でも早くPart2観たいー)。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」@ぴあ映画生活
毎回そうですが私は結構な‘ポッタリアン’なので、いつもの感想の書き方とは(って最近さっぱりなんですけど)とは異なりまする。
ネタバレばんばん・つらつらと書かせて頂きますよ。
原作本を読み始めてかれこれ10年、一番読解に厄介で何度も読み返したのはこの最終章でした。
映画の公開が遅くなったのを幸いに何度も読み返し、(毎章そうだけど)内容をしっかり把握していたので今回の映像化で監督のデヴィッド・イェーツ監督の原作に沿った作品構成は理解し易く、また字幕(英語は苦手)で観ていても英語も結構理解出来ました。個人的にイェーツ監督の「ハリー」は私好みなんです。
そのほとんどの役者はあんまり出てこない最終章前編なんですが、ちら見せのネビルのすっかり大人なイイ男(死語)ぶりを筆頭に、ハリーもロンももう全然学生さんではないですね、ハーマイオニーなんて疲れてやつれてる時なんて(笑)いい女です、立派なレディでした。
「やつれてる」って、もう全編物憂げで(三人とも)、っていうかしょうがないですよね、この章は。三人でずっと旅するところとか、荒涼とした秋→冬のイギリスの大地と自然(撮影場所が全部イギリスかどうか知りませんが)が孤独と不安と苦悩とよく表していました。心理描写の上手いイェーツ監督の腕の見せ所ではかなったでしょうか。
特に冒頭のハーマイオニーの「オブリビエイト」はもう・・・涙無しには観られないー。
そのハーマイオニーが時期々々にあわせた派手ではないけど防寒の格好をしていたのがいい感じだな、とストーリーを離れたところで思ったりしましたね。ちょっと参考になります。(何せ「ほっ」とするシーンはほとんどナイ156分なので。)
それにしても前編後編でこの「Part1」にこれほどの配分をするとは思いませんでした、確かに「んじゃどこで区切る?」・・・と聞かれたら、かなり困惑するのがこの最終章。24章/36章(厳密ではナイですよ)が「Part1」なんて思いも寄らなかったです。ただ「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」の全容が描かれていないし、あの「先生」の事も秘宝のことも。
「Part2」はこの辺りをきっちり描きつつ、回想シーンも山盛りに、そしてそしてオールキャストが総出で大フィナーレなんでしょうね(泣かせて欲しいな)。
個人的には「Part2」では原作の最終章をより鮮明に映像化して欲しいです!
現時点でこの映画、児童文学というにはあまりにも試練と大人の悩みと深刻な状況のお話になってしまっています。ファンタジーなのは間違いないのですが、第一作から観続けている“昔のお子様”(いまや二十歳以上が大多数)以外、本当のお子様には娯楽鑑賞に不向きではないかと。
まぁ私も昔、本当の真意が判らなくっても観ていた作品がいっぱいありますから、今のお子様達が大人になった時に見返して理解できたらいいのかもしれません。
この感想を救いようのない感じ(明るくない)な作品の様にイメージを受けた方もいるかもしれませんが、ハーマイオニーとハリーの、兄妹の様な関係と明言している(今迄の映画を参考)‘絆’、いたわりのシーンは心に染み渡りますよ。
いいシーンです。(しみじみ)
大人の私はいい感じにハマりましたので、上映期間中もう一回鑑賞したい(今回はフィルム+ドルビーだったから、次回はデジタルで!)なぁ。
もうだってあと一作なんでしょ?(悲)
ペット・ロス症候群でなくハリー・ロス症候群になっちゃいそーだー。
いやだー、終わってほしくないー(でも早くPart2観たいー)。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」@ぴあ映画生活
by bijomaru0330am | 2010-11-19 23:45 | 映画鑑賞