「ヒックとドラゴン」を観る
2010年 06月 19日
世間様がWカップに盛り上がっているので、私もついついTVにかじりつき。
なんだか「勝利確実!」・・・って国が予選落ちで、そうでもなかった(失敬)国が決勝リーグ進出が多い?
せっかく久しぶりの試写なのに、すっかりレビューが遅くなってしまったピクサーの新作、「ヒックとドラゴン」も、なんの期待もされていないバイキングの少年・ヒックが、持ち前の個性を生かして、大きく羽ばたく‘生き方’のアニメでしたよ。
↓ここからネタばれ少々。意外なオチ(小さめ)にアニメの時代の流れを感じます。
バイキングの島の村。歴史あるこの島の家屋はなぜだか新築が多い。リフォーム好きが多いのか?いやいや、そうではなく、ドラゴンが度々襲来し、村を襲い家屋を壊し、家畜の羊を捕まえるのだ。
いろんなちょっと個性的なドラゴンがいっぱい出てきます。
「ハリー」で出てくる様な見るからに凶暴性感じるドラゴンもいますが、そこはアニメ。どこか憎めない風情です。
バイキングの長はヒックの父・ストイック。筋肉隆々で統率力もあり皆からの信頼も厚い、見るからに「バイキング」。斧を片手に時に素手でドラゴンを退治しちゃう。
その息子ヒックは・・・、‘もやしっ子’っていうのがいかにもぴったりの少年。「えー(お父さんと)似てない」って感じ(笑)。戦いの場でも彼は・・・鍛冶場担当。破損した斧や刀を修理するの。どうやらドラゴン退治の部隊からは外されてしまっているんです。
でも、ヒックはどうしても皆に認められるバイキングになりたい。幻のドラゴンと言われる「ナイト・フューリー」を仕留めて、特にお父さんに認められたいんです。
ありますよねー。男子は大概父親と衝突する(笑)。
特に父親が「立派」な場合、息子はそれでなくても子供で若くて経験がない分、どうしても萎縮して父親に腹を割っての会話が仲々出来ない。「解って貰えない」って思う。父親も勝手に理想の息子像を作ってたりして。
ストイックとヒックの父子はその典型。・・・お母さんを早くに亡くして‘ワンクッション’がない、ってこともあるのかしらね。
器用なヒックは、お手製の‘大きなパチンコ’で幻のドラゴンナイト・フューリーを仕留めた!・・・が、誰~も信用しない。
独りでドラゴンが飛んで行った方向に探索に行くヒック。森を駆け抜けるヒックの動きや自然の情景は昨今のアニメの水準の高さを感じるシーンです。
そこで見た・感じた事がヒックの今後を方向付けるんですよ(ネタばれナイショ)。
ドラゴン退治の教習所に同い年位の仲間と通って、ドラゴン退治のノウハウを得るヒック達。でも、ヒックは他の仲間にはない能力と知恵でその対応に応じます。(またまたネタばれナイショ)
人には必ず何かしら他より秀でた部分があると思います、それを伸ばせるか見出せる、見出してもらえる環境か。
父は父、子は子。
個人個人生き方も考え方も違っていて当然なんです。血を分けた親子で愛情が沢山ある分、行き違いや思い違いも激しくてもその分、解りあえた時のパワーはスゴイ。
例えば子供を「ちゃんとみていた」という大人達の目の前で良くも悪くもとんでもないことが起こすが子供。で、「ちゃんとみてた」それは・・・本当に見ていたのか?、ってこと。悪い事、って思い込んでいた事がそうでなかったり、食わず嫌いな事が有効だったり。オトナの曇った‘常識’のサングラスは外してみたい作品です。
ストーリー展開は判り易くわくわくドキドキの展開です。
あえて、細かく書くまいぞ。
ぜひ、劇場でヒックの活躍を楽しんでほしいです。
「ヒックとドラゴン」@ぴあ映画生活
↓ここ完全ネタばれ!!
ドリームワークスのアニメはディズニーに比べ辛らつだったり現実直視だったりします。
それでもあのエンディングはちょっとだけ・・・。んー。ヒックが無傷でないとこが非常に(現実的にあんなトコからあんなになったら無事ではすまないでしょ)リアルでした。
トゥースが必死に守ったヒックの身体。涙が出そうになっちゃった。
何かに挑まないといけない現実にいきなり直面したら、ある程度の予測や準備があっても、とっさの判断が重要。
・・・余りある結果が得られれば、少々のリスクも仕方ないかな。
それ程の「何か」が得られれば・・・ね!
なんだか「勝利確実!」・・・って国が予選落ちで、そうでもなかった(失敬)国が決勝リーグ進出が多い?
せっかく久しぶりの試写なのに、すっかりレビューが遅くなってしまったピクサーの新作、「ヒックとドラゴン」も、なんの期待もされていないバイキングの少年・ヒックが、持ち前の個性を生かして、大きく羽ばたく‘生き方’のアニメでしたよ。
↓ここからネタばれ少々。意外なオチ(小さめ)にアニメの時代の流れを感じます。
バイキングの島の村。歴史あるこの島の家屋はなぜだか新築が多い。リフォーム好きが多いのか?いやいや、そうではなく、ドラゴンが度々襲来し、村を襲い家屋を壊し、家畜の羊を捕まえるのだ。
いろんなちょっと個性的なドラゴンがいっぱい出てきます。
「ハリー」で出てくる様な見るからに凶暴性感じるドラゴンもいますが、そこはアニメ。どこか憎めない風情です。
バイキングの長はヒックの父・ストイック。筋肉隆々で統率力もあり皆からの信頼も厚い、見るからに「バイキング」。斧を片手に時に素手でドラゴンを退治しちゃう。
その息子ヒックは・・・、‘もやしっ子’っていうのがいかにもぴったりの少年。「えー(お父さんと)似てない」って感じ(笑)。戦いの場でも彼は・・・鍛冶場担当。破損した斧や刀を修理するの。どうやらドラゴン退治の部隊からは外されてしまっているんです。
でも、ヒックはどうしても皆に認められるバイキングになりたい。幻のドラゴンと言われる「ナイト・フューリー」を仕留めて、特にお父さんに認められたいんです。
ありますよねー。男子は大概父親と衝突する(笑)。
特に父親が「立派」な場合、息子はそれでなくても子供で若くて経験がない分、どうしても萎縮して父親に腹を割っての会話が仲々出来ない。「解って貰えない」って思う。父親も勝手に理想の息子像を作ってたりして。
ストイックとヒックの父子はその典型。・・・お母さんを早くに亡くして‘ワンクッション’がない、ってこともあるのかしらね。
器用なヒックは、お手製の‘大きなパチンコ’で幻のドラゴンナイト・フューリーを仕留めた!・・・が、誰~も信用しない。
独りでドラゴンが飛んで行った方向に探索に行くヒック。森を駆け抜けるヒックの動きや自然の情景は昨今のアニメの水準の高さを感じるシーンです。
そこで見た・感じた事がヒックの今後を方向付けるんですよ(ネタばれナイショ)。
ドラゴン退治の教習所に同い年位の仲間と通って、ドラゴン退治のノウハウを得るヒック達。でも、ヒックは他の仲間にはない能力と知恵でその対応に応じます。(またまたネタばれナイショ)
人には必ず何かしら他より秀でた部分があると思います、それを伸ばせるか見出せる、見出してもらえる環境か。
父は父、子は子。
個人個人生き方も考え方も違っていて当然なんです。血を分けた親子で愛情が沢山ある分、行き違いや思い違いも激しくてもその分、解りあえた時のパワーはスゴイ。
例えば子供を「ちゃんとみていた」という大人達の目の前で良くも悪くもとんでもないことが起こすが子供。で、「ちゃんとみてた」それは・・・本当に見ていたのか?、ってこと。悪い事、って思い込んでいた事がそうでなかったり、食わず嫌いな事が有効だったり。オトナの曇った‘常識’のサングラスは外してみたい作品です。
ストーリー展開は判り易くわくわくドキドキの展開です。
あえて、細かく書くまいぞ。
ぜひ、劇場でヒックの活躍を楽しんでほしいです。
「ヒックとドラゴン」@ぴあ映画生活
↓ここ完全ネタばれ!!
ドリームワークスのアニメはディズニーに比べ辛らつだったり現実直視だったりします。
それでもあのエンディングはちょっとだけ・・・。んー。ヒックが無傷でないとこが非常に(現実的にあんなトコからあんなになったら無事ではすまないでしょ)リアルでした。
トゥースが必死に守ったヒックの身体。涙が出そうになっちゃった。
何かに挑まないといけない現実にいきなり直面したら、ある程度の予測や準備があっても、とっさの判断が重要。
・・・余りある結果が得られれば、少々のリスクも仕方ないかな。
それ程の「何か」が得られれば・・・ね!
by bijomaru0330am | 2010-06-19 23:45 | 試写会