「オーシャンズ」を観る
2010年 02月 17日
大海原の大自然を大スクリーンで満喫したくなって鑑賞したのは「オーシャンズ」。
最近ちょっと疲れているので、高ぶった交感神経を鎮めたかったんです(なんて)。
勿論、自然作品好きだから観に行ったんですけど(オトナは疲れるんです)、
最近この手のネイチャー系作品は“お子様=500円”で鑑賞出来るんですよね。今作も500円設定です。
大画面で普段接することの出来ない世界各国の動物に出会える機会があるのは素晴らしい。反面、逆にこういうの映画館で鑑賞しちゃう世の中(もちろん誰でも海に潜れる訳でもナイし、世界各国を旅出来ないからイイんですけど)なんだな~と、ちょっと思っちゃいました。
それに、お子様welcomな(安価…子供に見てほしいからディスカウントなんでしょ?)作品ですが、結構環境破壊=人間的なメッセージが露骨な作品でしたよ。
起承転結的なストーリーはなかったです。
ひたすらに世界各国の海洋生物の生態や表情が見られます。結構かわいいー^^。
しぐさも面白くって、アテレコ付けたくなるようなシーンも多々。
たとえば、
“こしまがり”(蟹)の大群がワサワサと海底を大移動する様。行動事態の科学的解明は進んでいないそうですが、その有様が可っ笑しいw
ぜ~んぜん周りの仲間のこと考えていなくって(あたり前)うりゃりゃって仲間を踏みしめってってか、足場にしてそこ退け状態で進んでいく。
「おらっドカンカイ、われ~っ、・・・何を・・・なにすんねん!足がワシのアタマ踏んどるがなっっ痛っ」・・・みたいな。しかも、ヤツら結構なカメラ目線(笑)
他には、砂地でゴロゴロ気持ちよさそうにまったりするアザラシとか、お母さんセイウチに抱っこされている赤ちゃんセイウチとか(そのままクルクルって水中をシンクロナイズドスイミング♪)、癒されました。
蟹とヤドカリのK-1ばりのファイトもアツかったし。
勿論、自然の営みなので愉快なことばかりではなく、厳しい食物連鎖や弱肉強食の様も見せられます。
例えがいいか判らないですけど、魚の大群に水中から集団で一気に襲いかかるシャチ達の、まるで魚雷の様な動き。空からは海面に浮きあがったその魚を襲う海鳥、こっちはまるで雨の様に降り注ぐ焼夷弾の如し。
生まれたてのウミガメが砂浜から海を目指す。それをまるでクリケットでもするように、「カシュッ」とくちばしですくい上げエサとする海鳥。
何よりも世界各国の貴重な映像の中で、アジアで撮影された?と思われる映像は、若干の誤解と衝撃を観客に与えたと思います。
それは・・・地球上で一番凶暴かつ強い生き物(私見あしからず)、人間の漁の様子。
それまで意気揚々と泳いでいた魚が、漁の網にかかり息も絶え絶えにもがき苦しみます。そして、“私の大好物”の捕獲のために、目を覆いたくなるような姿で海に沈められる魚・・・。子供には「R指定」くらいな映像です。
ただ、私は子供の時に漁業の盛んな海辺で暮らした事があり、「あそこまで悲惨なことはしないだろう」と鑑賞直後にちょっと感じたんですよね。そしたらエンディングのテロップで「人為的な演出あり」といった趣旨の案内が。
どういうことかなー、と訝っていると、この痛々しい姿で遺棄された魚はロボットだ、という情報を耳にしました。
それは、どうなんでしょうね、ちょっと姑息だと思うわ、実際似たようなことがあっても、真っ当な漁師は皆、人が生きる為生活の為に捕獲し無駄の無いように、それこそ“漁師飯”とかで骨まで食べていると思うもの。
そういった人間が生きている為の糧になっている部分を割愛して、「魚を殺す」をクローズUPするのは賛成出来ませんでした。ただ、汚水の垂れ流しは人間の驕り以外の何モノでもないので、猛省していきたい部分でしたが。
まま、賛否両論出そうな“演出”もありましたが、相対的に優れた映像の数々でした。
劇中私のお気に入りは、「紫蛸」。
あまり食えたもんじゃない蛸らしいのです、しかも「単独で気まぐれに海面に漂う」的な解説があって、「親近感あるじゃん。」と眺めておりましたよ。
「オーシャンズ」@ぴあ映画生活
最近ちょっと疲れているので、高ぶった交感神経を鎮めたかったんです(なんて)。
勿論、自然作品好きだから観に行ったんですけど(オトナは疲れるんです)、
最近この手のネイチャー系作品は“お子様=500円”で鑑賞出来るんですよね。今作も500円設定です。
大画面で普段接することの出来ない世界各国の動物に出会える機会があるのは素晴らしい。反面、逆にこういうの映画館で鑑賞しちゃう世の中(もちろん誰でも海に潜れる訳でもナイし、世界各国を旅出来ないからイイんですけど)なんだな~と、ちょっと思っちゃいました。
それに、お子様welcomな(安価…子供に見てほしいからディスカウントなんでしょ?)作品ですが、結構環境破壊=人間的なメッセージが露骨な作品でしたよ。
起承転結的なストーリーはなかったです。
ひたすらに世界各国の海洋生物の生態や表情が見られます。結構かわいいー^^。
しぐさも面白くって、アテレコ付けたくなるようなシーンも多々。
たとえば、
“こしまがり”(蟹)の大群がワサワサと海底を大移動する様。行動事態の科学的解明は進んでいないそうですが、その有様が可っ笑しいw
ぜ~んぜん周りの仲間のこと考えていなくって(あたり前)うりゃりゃって仲間を踏みしめってってか、足場にしてそこ退け状態で進んでいく。
「おらっドカンカイ、われ~っ、・・・何を・・・なにすんねん!足がワシのアタマ踏んどるがなっっ痛っ」・・・みたいな。しかも、ヤツら結構なカメラ目線(笑)
他には、砂地でゴロゴロ気持ちよさそうにまったりするアザラシとか、お母さんセイウチに抱っこされている赤ちゃんセイウチとか(そのままクルクルって水中をシンクロナイズドスイミング♪)、癒されました。
蟹とヤドカリのK-1ばりのファイトもアツかったし。
勿論、自然の営みなので愉快なことばかりではなく、厳しい食物連鎖や弱肉強食の様も見せられます。
例えがいいか判らないですけど、魚の大群に水中から集団で一気に襲いかかるシャチ達の、まるで魚雷の様な動き。空からは海面に浮きあがったその魚を襲う海鳥、こっちはまるで雨の様に降り注ぐ焼夷弾の如し。
生まれたてのウミガメが砂浜から海を目指す。それをまるでクリケットでもするように、「カシュッ」とくちばしですくい上げエサとする海鳥。
何よりも世界各国の貴重な映像の中で、アジアで撮影された?と思われる映像は、若干の誤解と衝撃を観客に与えたと思います。
それは・・・地球上で一番凶暴かつ強い生き物(私見あしからず)、人間の漁の様子。
それまで意気揚々と泳いでいた魚が、漁の網にかかり息も絶え絶えにもがき苦しみます。そして、“私の大好物”の捕獲のために、目を覆いたくなるような姿で海に沈められる魚・・・。子供には「R指定」くらいな映像です。
ただ、私は子供の時に漁業の盛んな海辺で暮らした事があり、「あそこまで悲惨なことはしないだろう」と鑑賞直後にちょっと感じたんですよね。そしたらエンディングのテロップで「人為的な演出あり」といった趣旨の案内が。
どういうことかなー、と訝っていると、この痛々しい姿で遺棄された魚はロボットだ、という情報を耳にしました。
それは、どうなんでしょうね、ちょっと姑息だと思うわ、実際似たようなことがあっても、真っ当な漁師は皆、人が生きる為生活の為に捕獲し無駄の無いように、それこそ“漁師飯”とかで骨まで食べていると思うもの。
そういった人間が生きている為の糧になっている部分を割愛して、「魚を殺す」をクローズUPするのは賛成出来ませんでした。ただ、汚水の垂れ流しは人間の驕り以外の何モノでもないので、猛省していきたい部分でしたが。
まま、賛否両論出そうな“演出”もありましたが、相対的に優れた映像の数々でした。
劇中私のお気に入りは、「紫蛸」。
あまり食えたもんじゃない蛸らしいのです、しかも「単独で気まぐれに海面に漂う」的な解説があって、「親近感あるじゃん。」と眺めておりましたよ。
「オーシャンズ」@ぴあ映画生活
by bijomaru0330am | 2010-02-17 23:45 | 映画鑑賞