「アバター」を観る
2010年 01月 29日
ジェームス・キャメロン監督の新作「アバター」を観てきました。
初めてこの予告を観た時は、「やっちゃった?」と一瞬思った青いナヴィのアバター。たまたま劇場鑑賞券をタダGETしていたので、公開直後の騒ぎが収まったら観に行こうと思ってたけど、大ヒットの満員御礼、週末に劇場に行っても入れない(っていうか、混んでたらタダ券の有効活用にならないし)こと3回、ついに観てきました。
(平日はいいね、空いてて)
公開時から評判も興行成績も鰻登り、私も徐々に期待し始めてたんですが、期待以上に面白くてのめりこんで観ちゃいました。
↓ ここからネタばれ含む
(・・・っといってもこれコソ観ないとわからないキャメロン・ワールド!!)
ジェイク(サム・ワーシントン)は退役海兵隊員。負傷し車椅子での生活を余儀なくされている。科学者で双子の兄が不慮の死を迎え、兄が抱えていた異星プロジェクトに参加することに。衛星パンドラでのミッションは、“アバター”と呼ばれる、その異星での原住民・ナヴィと兄のDNAから出来た身体に、脳神経と意識をワープさせることで、あたかも自分自身がナヴィとして生まれ変わった様に、振る舞い行動出来るというものだった。
これ3Dで観たら、酔っちゃいそうな迫力でしたね。(一緒に観た人が3D苦手で2D鑑賞)ちょっとだけ3Dにしなかった事を後悔しました。綺麗だった映像、迫力満点だったスカイシーン。酔いたかったかも。
キャメロン監督といったら、=「タイタニック」。これは超尺が長いのは有名。「アバター」も結構な尺(162分)。つまらなかったら持病(腰痛)がどんだけ~、でしたが、思いの他面白くって腰痛出ず(笑)♪
ストーリーも「タイタニック」ばりに王道。自分勝手な人間が勝手に他の星(領土)へ土足進入→その為に手段選ばず(スパイ投入)→スパイ、純粋な原住民に共感→ヒト益々手段選ばず(武力行使)→スパイ&原住民、愛と平和の為に戦う!!・・・みたいな。
初めてナヴィを観たときは、なんじゃこの姿、と正直思いました、・・・人間の姿だって傍から見たらキモチわるい形かもしれないのに勝手な印象ですな、よくよく見たら伸びやかな肢体に長い尻尾。足寸も大きいし安定感抜群。尻尾があると感情表現も出来るし、なによりバランスいいし。
ジェイクが初めてナヴィ・アバターにリンクした時のあの感じ。ちょっと共感出来ました。歩ける、走れる、飛び上がれる事に感激し、リンクしたばかりの危うさを忘れ、はしゃぐジェイク。
「(車椅子なのに)なんでこんな(パンドラ)とこに来た?」と聞かれ、「半人前扱いに嫌気がさした」的なことをジェイクは言う。他人に半人前扱いされたのが嫌だったんじゃないと思うな。自分自身が半人前になった己の身体(これも人間の驕りかも)が嫌だったのだ。アメリカ海兵隊といったらエリートだ。
私も一昨年体調が悪く、半人前・・・というか一年くらい平均0.7人前位だった(苦笑)。
いまでこそ若干家族に理解も得られているが、当時は全く理解されず、自分自身も何も出来ない日が何日も何日もあって辛かった。車椅子のジェイクの辛さに到底敵わない程度のモノだけど。実はすべて夢で、ひょいと起き上がれて走り回れるんじゃないか、と毎朝思って、毎朝泣いた。
今だって飛んだり跳ねたりは無理だ(やっちゃたらそのあと大変だー)。アバターにリンクしてあんなに元気に飛びまわれるなら、そっちがいい。たとえ異星でも。
だから、ナヴィの世界で寝むる時間、現実世界に戻って食事しVTRにログを残すジェイクがすごい心配だった。身体が持たないのではないか、と。精神を病むんではないか、と。(入り込みすぎー)
プロジェクトの計画はこうだ。
「アバターとなって、原住民を調査し、実は地中の深くにある鉱石を採掘出来るように地上の村をどかして欲しい。」科学者はそのパワーを研究したく、ビジネスマンは儲けを計算し、軍人は邪魔なら力任せに奪おうと。・・・人間ってエグい。
ジェイクは調査中、たまたま部族の長の娘に難を助けられ、ナヴィに認められる様に修行をし儀式を受ける。沢山のスカイダイバーが空中で手に手をとり描く‘円’の様に、部族の皆が腕のばし円形に連なる姿に、美しさを感じ感動した。
修行の中で「馬術」と「飛行」があり(詳しくは是非劇場で)、ジェイクも飛行が好きなようですが、私も飛行がいいです、楽しそう。急滑降してみたい(このシーンの3Dスゴイんでしょうね)。
長の娘・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と勿論、恋仲になるんですが、ごく自然に認めあう感じも好感を持ちました。何より、ジェイクが危険にさらされた時に、「シャーッッ」と八重歯(牙?)むき出しで威嚇する姿(「マイ・ジェイク!」って言うシーンが好き)に、本能と野生味を感じました。
ブルーバックでCG合成したナヴィの姿だって、分っていても、極自然にその姿を受け入れられて、感銘も受けましたね。
他になにやら懐かしさ(ちょっと「ナウシカ」っぽい)も感じたし蛍光色に溢れる幻想的な映像~、いろんな意味で見事な全米No1作品でした。
こりゃアカデミー獲るかな!
アバター@ぴあ映画生活
初めてこの予告を観た時は、「やっちゃった?」と一瞬思った青いナヴィのアバター。たまたま劇場鑑賞券をタダGETしていたので、公開直後の騒ぎが収まったら観に行こうと思ってたけど、大ヒットの満員御礼、週末に劇場に行っても入れない(っていうか、混んでたらタダ券の有効活用にならないし)こと3回、ついに観てきました。
(平日はいいね、空いてて)
公開時から評判も興行成績も鰻登り、私も徐々に期待し始めてたんですが、期待以上に面白くてのめりこんで観ちゃいました。
↓ ここからネタばれ含む
(・・・っといってもこれコソ観ないとわからないキャメロン・ワールド!!)
ジェイク(サム・ワーシントン)は退役海兵隊員。負傷し車椅子での生活を余儀なくされている。科学者で双子の兄が不慮の死を迎え、兄が抱えていた異星プロジェクトに参加することに。衛星パンドラでのミッションは、“アバター”と呼ばれる、その異星での原住民・ナヴィと兄のDNAから出来た身体に、脳神経と意識をワープさせることで、あたかも自分自身がナヴィとして生まれ変わった様に、振る舞い行動出来るというものだった。
これ3Dで観たら、酔っちゃいそうな迫力でしたね。(一緒に観た人が3D苦手で2D鑑賞)ちょっとだけ3Dにしなかった事を後悔しました。綺麗だった映像、迫力満点だったスカイシーン。酔いたかったかも。
キャメロン監督といったら、=「タイタニック」。これは超尺が長いのは有名。「アバター」も結構な尺(162分)。つまらなかったら持病(腰痛)がどんだけ~、でしたが、思いの他面白くって腰痛出ず(笑)♪
ストーリーも「タイタニック」ばりに王道。自分勝手な人間が勝手に他の星(領土)へ土足進入→その為に手段選ばず(スパイ投入)→スパイ、純粋な原住民に共感→ヒト益々手段選ばず(武力行使)→スパイ&原住民、愛と平和の為に戦う!!・・・みたいな。
初めてナヴィを観たときは、なんじゃこの姿、と正直思いました、・・・人間の姿だって傍から見たらキモチわるい形かもしれないのに勝手な印象ですな、よくよく見たら伸びやかな肢体に長い尻尾。足寸も大きいし安定感抜群。尻尾があると感情表現も出来るし、なによりバランスいいし。
ジェイクが初めてナヴィ・アバターにリンクした時のあの感じ。ちょっと共感出来ました。歩ける、走れる、飛び上がれる事に感激し、リンクしたばかりの危うさを忘れ、はしゃぐジェイク。
「(車椅子なのに)なんでこんな(パンドラ)とこに来た?」と聞かれ、「半人前扱いに嫌気がさした」的なことをジェイクは言う。他人に半人前扱いされたのが嫌だったんじゃないと思うな。自分自身が半人前になった己の身体(これも人間の驕りかも)が嫌だったのだ。アメリカ海兵隊といったらエリートだ。
私も一昨年体調が悪く、半人前・・・というか一年くらい平均0.7人前位だった(苦笑)。
いまでこそ若干家族に理解も得られているが、当時は全く理解されず、自分自身も何も出来ない日が何日も何日もあって辛かった。車椅子のジェイクの辛さに到底敵わない程度のモノだけど。実はすべて夢で、ひょいと起き上がれて走り回れるんじゃないか、と毎朝思って、毎朝泣いた。
今だって飛んだり跳ねたりは無理だ(やっちゃたらそのあと大変だー)。アバターにリンクしてあんなに元気に飛びまわれるなら、そっちがいい。たとえ異星でも。
だから、ナヴィの世界で寝むる時間、現実世界に戻って食事しVTRにログを残すジェイクがすごい心配だった。身体が持たないのではないか、と。精神を病むんではないか、と。(入り込みすぎー)
プロジェクトの計画はこうだ。
「アバターとなって、原住民を調査し、実は地中の深くにある鉱石を採掘出来るように地上の村をどかして欲しい。」科学者はそのパワーを研究したく、ビジネスマンは儲けを計算し、軍人は邪魔なら力任せに奪おうと。・・・人間ってエグい。
ジェイクは調査中、たまたま部族の長の娘に難を助けられ、ナヴィに認められる様に修行をし儀式を受ける。沢山のスカイダイバーが空中で手に手をとり描く‘円’の様に、部族の皆が腕のばし円形に連なる姿に、美しさを感じ感動した。
修行の中で「馬術」と「飛行」があり(詳しくは是非劇場で)、ジェイクも飛行が好きなようですが、私も飛行がいいです、楽しそう。急滑降してみたい(このシーンの3Dスゴイんでしょうね)。
長の娘・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と勿論、恋仲になるんですが、ごく自然に認めあう感じも好感を持ちました。何より、ジェイクが危険にさらされた時に、「シャーッッ」と八重歯(牙?)むき出しで威嚇する姿(「マイ・ジェイク!」って言うシーンが好き)に、本能と野生味を感じました。
ブルーバックでCG合成したナヴィの姿だって、分っていても、極自然にその姿を受け入れられて、感銘も受けましたね。
他になにやら懐かしさ(ちょっと「ナウシカ」っぽい)も感じたし蛍光色に溢れる幻想的な映像~、いろんな意味で見事な全米No1作品でした。
こりゃアカデミー獲るかな!
アバター@ぴあ映画生活
by bijomaru0330am | 2010-01-29 23:45 | 映画鑑賞