「よなよなペンギン」を観る
2009年 11月 29日
よく考えてみたら、暮れも押し迫ってやっと今年初のアニメの試写!・・・最近試写自体の本数が減ったのに係らず、競争もキツく(アニメは大人だけでなく、子供の為に当てようとする方も多し^^;)なってきた事をより実感いたします。(世相かなー)
本日の作品は、海老サマの「寿」で賑わう松竹配給「よなよなペンギン」。
キャラも可愛いデフォルメ系、尺も88分とまさに子供向け・・・、と高をくくっていましたが、そこそこ感動させてくれる、解りやすいメッセージの作品でした。
↓ここからネタバレ少々、CGはフルッフ~ルの綺麗な作品ですよ。
ココはいつもペンギンを模したコートを着ている明るい笑顔の可愛い女の子。日も暮れた街を唄を歌いながら、ひらひらと舞い歩く。「いつかペンギンだって空を飛べるはず!」と信じて疑わない。ある日、道で拾ったマトリョーシカの中に入っていたお人形を組み立てた。人形はゴブリンの男の子に変身して自分を招く。好奇心と元気の塊=ココは、ベットを抜け出して夜の街へと飛び出した。そしてそんなココの後からは彼女を心配している仲良しのじいがこっそりとついて行っていた。
いろ~んな話がMIXの多国籍な作品でした。個人的は「今のお子さんだと、民話や風習に触れる機会も少ないからこんな風な作品を観たら逆にいろんなきっかけ(興味を持つ)になるのかな。」とか、「・・・夜に子供が遊んでいても親御さんが、そう煩く言わないんだろうか?時代の違いかな。」と感じました。・・・なんか自分がスッゴい昔の人みたく感じてきたー(笑)。
ストーリーのこの部分は昔話のこれ、あの部分はあの話のこれ・・・と思いつくものいくつか。まぁ子供向けの教育的要素を含むモノは大体似たようなラインになるのは仕方がないのですかね。
ココの住む町はアップダウンが激しい階段だらけの街。ヨーロッパみたいな石畳が続きます。住まいもなんだか“お隣さんはムーミン”みたいなファンタジーな建物。ゴブリンの男の子・チャリーにつれられて行った町の外れは“村の鎮守”みたいなイメージで“千と千尋”みたいなオリエンタルな空気。だけど同じオリエンタルでも正統派な日本っぽさがあるのは街の中央にある神様「七福神」のお社。多国籍多国籍♪
いろ~んな要素と映画の観すぎな自分(いやらしい大人だっ)は、またまたあっちこっちの映画の片鱗を思い浮かべちゃいました。
(↓一番下にこそっと思い浮かんだ作品なぞかいてみました、ネタバレかも・・・なのでクリックはご自由で)
でもスッゴい丁寧なフルCGで綺麗!とにかく色が綺麗で、一時よく感じてたCGアニメから感じる冷たさは全く感じず、感情移入出来ましたー。ココがうろうろして回る時間帯が夜なのですが、終盤、すべてが終わった後に映し出される紫色に染まった街の全景は必見です。
アフレコも個々のキャラクターに合っていたように思えます、まぁおまけの様な妖精'sが、カタコトの日本語で去り際に中国語ってのはご愛嬌と思わないとってのもありましたけど。
ココとチャリーはチャリーの住む街で悪さをしている闇の帝王ブッカ・ブーに立ち向かう。
まま、そうなるまでいろいろ紆余曲折あるんだけど、とっても指導的っていうか、教育的っていうかお子様に見て下さい、みたいな感じのいい展開でした。
暖かく見守る親や大人がいて子供が育ち、そんな人々が住みやすい街。そんな街を大事にする気持ち。自分の信念をまっすぐに持つ子供とそれに共感しあい高めあう仲間。美しい自然。明けない夜はない。
あんまりストーリー展開を書いちゃうとつまらなくなるので、今回は印象が多いレビューになっちゃいましたが、ココが頑張る姿にちょっと涙が出そうになっちゃった、勇気と冒険と友情の物語ですよ。
それでも、こんなことを思ってしまう、嫌な大人な私。
「ゴブリン」って聞いて早速グリンゴッツ銀行を思い出す単細胞な私(恥)。
でも最近の子供もそうなんじゃーないかな?クライマックス、ココが「空中戦」するのはクィディッチか、と思ったし(笑)。ブッカ・ブーの手下ザミーはなんだか可愛くないキューピーだな(「スパイダーウィッグの謎」に出てくる妖精にも似てたな)、と思ったら、本当に〇ューピットだったり、ザミーの4人の手下は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴブリンみたいな風貌だったし。ブッカ・ブーは「エバゲリ」の使途にみえた瞬間も(あはは)
じいは出てきた瞬間に、実は布〇様と解るけど、ココやチャリーを助ける姿はヨーダで悟空だった。七福神さまの出す竜は「ゲド戦記」を髣髴とさせ、エンディングは「ちびまるこちゃん」(爆笑も出ているしー)かと思ったっちゃった。
いやいや、こうしてみると私自身がファンタジー好きなんだ。
「よなよなペンギン」@ぴあ映画生活
本日の作品は、海老サマの「寿」で賑わう松竹配給「よなよなペンギン」。
キャラも可愛いデフォルメ系、尺も88分とまさに子供向け・・・、と高をくくっていましたが、そこそこ感動させてくれる、解りやすいメッセージの作品でした。
↓ここからネタバレ少々、CGはフルッフ~ルの綺麗な作品ですよ。
ココはいつもペンギンを模したコートを着ている明るい笑顔の可愛い女の子。日も暮れた街を唄を歌いながら、ひらひらと舞い歩く。「いつかペンギンだって空を飛べるはず!」と信じて疑わない。ある日、道で拾ったマトリョーシカの中に入っていたお人形を組み立てた。人形はゴブリンの男の子に変身して自分を招く。好奇心と元気の塊=ココは、ベットを抜け出して夜の街へと飛び出した。そしてそんなココの後からは彼女を心配している仲良しのじいがこっそりとついて行っていた。
いろ~んな話がMIXの多国籍な作品でした。個人的は「今のお子さんだと、民話や風習に触れる機会も少ないからこんな風な作品を観たら逆にいろんなきっかけ(興味を持つ)になるのかな。」とか、「・・・夜に子供が遊んでいても親御さんが、そう煩く言わないんだろうか?時代の違いかな。」と感じました。・・・なんか自分がスッゴい昔の人みたく感じてきたー(笑)。
ストーリーのこの部分は昔話のこれ、あの部分はあの話のこれ・・・と思いつくものいくつか。まぁ子供向けの教育的要素を含むモノは大体似たようなラインになるのは仕方がないのですかね。
ココの住む町はアップダウンが激しい階段だらけの街。ヨーロッパみたいな石畳が続きます。住まいもなんだか“お隣さんはムーミン”みたいなファンタジーな建物。ゴブリンの男の子・チャリーにつれられて行った町の外れは“村の鎮守”みたいなイメージで“千と千尋”みたいなオリエンタルな空気。だけど同じオリエンタルでも正統派な日本っぽさがあるのは街の中央にある神様「七福神」のお社。多国籍多国籍♪
いろ~んな要素と映画の観すぎな自分(いやらしい大人だっ)は、またまたあっちこっちの映画の片鱗を思い浮かべちゃいました。
(↓一番下にこそっと思い浮かんだ作品なぞかいてみました、ネタバレかも・・・なのでクリックはご自由で)
でもスッゴい丁寧なフルCGで綺麗!とにかく色が綺麗で、一時よく感じてたCGアニメから感じる冷たさは全く感じず、感情移入出来ましたー。ココがうろうろして回る時間帯が夜なのですが、終盤、すべてが終わった後に映し出される紫色に染まった街の全景は必見です。
アフレコも個々のキャラクターに合っていたように思えます、まぁおまけの様な妖精'sが、カタコトの日本語で去り際に中国語ってのはご愛嬌と思わないとってのもありましたけど。
ココとチャリーはチャリーの住む街で悪さをしている闇の帝王ブッカ・ブーに立ち向かう。
まま、そうなるまでいろいろ紆余曲折あるんだけど、とっても指導的っていうか、教育的っていうかお子様に見て下さい、みたいな感じのいい展開でした。
暖かく見守る親や大人がいて子供が育ち、そんな人々が住みやすい街。そんな街を大事にする気持ち。自分の信念をまっすぐに持つ子供とそれに共感しあい高めあう仲間。美しい自然。明けない夜はない。
あんまりストーリー展開を書いちゃうとつまらなくなるので、今回は印象が多いレビューになっちゃいましたが、ココが頑張る姿にちょっと涙が出そうになっちゃった、勇気と冒険と友情の物語ですよ。
それでも、こんなことを思ってしまう、嫌な大人な私。
「ゴブリン」って聞いて早速グリンゴッツ銀行を思い出す単細胞な私(恥)。
でも最近の子供もそうなんじゃーないかな?クライマックス、ココが「空中戦」するのはクィディッチか、と思ったし(笑)。ブッカ・ブーの手下ザミーはなんだか可愛くないキューピーだな(「スパイダーウィッグの謎」に出てくる妖精にも似てたな)、と思ったら、本当に〇ューピットだったり、ザミーの4人の手下は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴブリンみたいな風貌だったし。ブッカ・ブーは「エバゲリ」の使途にみえた瞬間も(あはは)
じいは出てきた瞬間に、実は布〇様と解るけど、ココやチャリーを助ける姿はヨーダで悟空だった。七福神さまの出す竜は「ゲド戦記」を髣髴とさせ、エンディングは「ちびまるこちゃん」(爆笑も出ているしー)かと思ったっちゃった。
いやいや、こうしてみると私自身がファンタジー好きなんだ。
「よなよなペンギン」@ぴあ映画生活
by bijomaru0330am | 2009-11-29 23:45 | 試写会