「サイドウェイズ」を観る
2009年 10月 18日
そうか、リメイクだったんですね、判っていたようで解っていなかったわー。出演者の顔ぶれでなんだか楽しそうな映画だなと思い、観た「サイドウェイズ」。All海外ロケだけはありますな、邦画のイメージが全くしない、大人な雰囲気の素敵な作品でした。
↓ここからネタバレ少々。ナパ・バレーの美しい風景は観ないとダメよ。
不惑の独身男、シナリオライターの道雄(小日向文世)は、20年来の親友、俳優崩れの大介(生瀬勝久)の結婚式の出席にカリフォルニアに降り立った。その昔アメリカ留学中に知り合い、以来友情を育む二人は今はもういいおっさん。であるが、気持ちはどこか昔のまま。その当時、道雄が密かに心よせ家庭教師をしていた日本人女性・麻有子(鈴木京香)が、ナパのワイナリーで働いているらしい。ワイン好きな道雄は、大介の結婚パーティで出すワイン選びと称し、独身最後の羽伸ばしと意気込む大介とナパへドライブ旅行へ出かける。
風光明媚だと、なんかこう観ているこっちもノビノビ出来ますね~。カラっとしたブドウ畑に青い空。キャッキャと男女四人がピクニックする姿に「いいな~(行きたいな←呑みたいな)」とつい思ってしまった。
本家の「SIDE WAYS」は映画の各賞を総なめにしたそうで、比べてどうだと、いろんな感想や意見もあるみたいですが私はそっちは未鑑賞。
確かに、海外暮らしが長い割には英語がイマイチ(かなりか?)な大介とか、麻有子の離婚してたった5年で生活観の感じない見事なキャリアっぷり(実際アメリカはこんなかなー)とか、ちょっと私の感覚からしたら??・・・な感じもありましたが、小日向さんも生瀬さんも大好きな俳優さんで個人的にはヨカッタです。
二人の掛け合いなんて、ちょっと漫才みたいで何十年も友人関係(演技なんだけど)でいるこの二人が羨ましくなったりしました。
もう一人の主人公、麻有子の年下の友人ミナ(菊地凛子)。凛子さんの演技って、実はちゃんと観たの初めて。彼女のいかにも海外育ち、って感じとしゃべり方が実は一番四人の中で違和感なかったりして。
TVのCMでも大人の人向けの映画だ的な宣伝していますが、まさにそんな感じ。私にもジャストな映画でした。
人間40年もやっていると、なんにも考えずに生きていた20年前の事が、恥ずかしくもあり、口惜しくもあり(もっとこうしておけば良かったとか、まさに後悔先に立たず)、なんであんなに時間を無駄にしていたのか不思議なくらいに思えます。でも、まだまだ人生は続くのですよねぇ。嫌でも(苦笑)。
「(あまりいい思い出のない場所に対して)そこには、過去だけじゃなくって未来もある。」
「人生には〝正解〟なんてない。」
劇中のこの二つのセリフが印象に残りましたね、「そうだよね・・・そうよ、そうだわよ!」ってなんだかちょっと勇気が湧いてくるみたいな。『寄り道してこなかった大人たちへ』ってフライヤーに書いてあったのですが、寄り道しまくりの私にも楽しめる作品でした。
「サイドウェイズ」@映画生活
麻有子については、離婚して(エリート大企業の御曹司と)、いくら元々海外暮らしの帰国子女だとしても、アメリカでちゃっちゃと仕事みつけられて、リスタート切ってる美人の成功者。だし、
ぱっとしないと言えども、「先生、先生」と呼ばれるご身分で、永年の友人の為っちゃそうですが、アメリカまで結婚式に来れちゃっう(休めるってことでしょ?オカネあるってことでしょ?)道雄、とか、
今は売れない引退も同然のTVスターで、雇われ日本料理店長でも、セレブ娘をGet出来ちゃってる大介とか。
「やっぱ〝独身貴族〟ってことでしょ、羨ましい限りよねん。」と、既婚の人々(ってか主に私は!)思っちゃうんですよねー。
↓ここからネタバレ少々。ナパ・バレーの美しい風景は観ないとダメよ。
不惑の独身男、シナリオライターの道雄(小日向文世)は、20年来の親友、俳優崩れの大介(生瀬勝久)の結婚式の出席にカリフォルニアに降り立った。その昔アメリカ留学中に知り合い、以来友情を育む二人は今はもういいおっさん。であるが、気持ちはどこか昔のまま。その当時、道雄が密かに心よせ家庭教師をしていた日本人女性・麻有子(鈴木京香)が、ナパのワイナリーで働いているらしい。ワイン好きな道雄は、大介の結婚パーティで出すワイン選びと称し、独身最後の羽伸ばしと意気込む大介とナパへドライブ旅行へ出かける。
風光明媚だと、なんかこう観ているこっちもノビノビ出来ますね~。カラっとしたブドウ畑に青い空。キャッキャと男女四人がピクニックする姿に「いいな~(行きたいな←呑みたいな)」とつい思ってしまった。
本家の「SIDE WAYS」は映画の各賞を総なめにしたそうで、比べてどうだと、いろんな感想や意見もあるみたいですが私はそっちは未鑑賞。
確かに、海外暮らしが長い割には英語がイマイチ(かなりか?)な大介とか、麻有子の離婚してたった5年で生活観の感じない見事なキャリアっぷり(実際アメリカはこんなかなー)とか、ちょっと私の感覚からしたら??・・・な感じもありましたが、小日向さんも生瀬さんも大好きな俳優さんで個人的にはヨカッタです。
二人の掛け合いなんて、ちょっと漫才みたいで何十年も友人関係(演技なんだけど)でいるこの二人が羨ましくなったりしました。
もう一人の主人公、麻有子の年下の友人ミナ(菊地凛子)。凛子さんの演技って、実はちゃんと観たの初めて。彼女のいかにも海外育ち、って感じとしゃべり方が実は一番四人の中で違和感なかったりして。
TVのCMでも大人の人向けの映画だ的な宣伝していますが、まさにそんな感じ。私にもジャストな映画でした。
人間40年もやっていると、なんにも考えずに生きていた20年前の事が、恥ずかしくもあり、口惜しくもあり(もっとこうしておけば良かったとか、まさに後悔先に立たず)、なんであんなに時間を無駄にしていたのか不思議なくらいに思えます。でも、まだまだ人生は続くのですよねぇ。嫌でも(苦笑)。
「(あまりいい思い出のない場所に対して)そこには、過去だけじゃなくって未来もある。」
「人生には〝正解〟なんてない。」
劇中のこの二つのセリフが印象に残りましたね、「そうだよね・・・そうよ、そうだわよ!」ってなんだかちょっと勇気が湧いてくるみたいな。『寄り道してこなかった大人たちへ』ってフライヤーに書いてあったのですが、寄り道しまくりの私にも楽しめる作品でした。
「サイドウェイズ」@映画生活
麻有子については、離婚して(エリート大企業の御曹司と)、いくら元々海外暮らしの帰国子女だとしても、アメリカでちゃっちゃと仕事みつけられて、リスタート切ってる美人の成功者。だし、
ぱっとしないと言えども、「先生、先生」と呼ばれるご身分で、永年の友人の為っちゃそうですが、アメリカまで結婚式に来れちゃっう(休めるってことでしょ?オカネあるってことでしょ?)道雄、とか、
今は売れない引退も同然のTVスターで、雇われ日本料理店長でも、セレブ娘をGet出来ちゃってる大介とか。
「やっぱ〝独身貴族〟ってことでしょ、羨ましい限りよねん。」と、既婚の人々(ってか主に私は!)思っちゃうんですよねー。
by bijomaru0330am | 2009-10-18 23:45 | 試写会