「ミルク」を観る
2009年 04月 04日
昨年鑑賞した監督での作品「イントゥ・ザ・ワイルド」の記憶も新しい、ショーン・ペン主演「MILK」を観て来ました。
最近、あまり予備知識(嫌でも入ってきちゃうけど)を入れないで作品を鑑賞する、初期のMyスタイルに戻って観ているのですが、これはちょっとは知識があってもいいかも(って、結末を家族にバラされて出掛けていった私の怒りは幾ばかりか・・・っ)。何せ‘ミルク’っていうのが本名ではなくて、何か揶揄とあだ名とか思っていたのですよ、私(恥~)。
だってなんだか可愛らしい名前(あくまで私見)じゃないですか?ミルクって。そうではなかったけれど、ショーンは名前からの想像通りのチャーミングなハーヴェイ・ミルク氏を演じていました。
今回ネタばれとかはないです。史実で、1984年にはアカデミーの記録映画賞を撮っているドキュメンタリー作品も存在しているそうですから。
>あまり予備知識を入れないで作品を鑑賞する
この作品については今年度のアカデミー・最優秀主演男優賞獲得作品として既に有名。そりゃ観ないわけには、ね!ってコトは重々インプットして行きましたよ。
ハーヴェイ・ミルク氏とは同性愛者と公言してアメリカで初の公職についた人。それはなんと1977年。
なんか結構最近な事の気がします(私とっくに生まれてる)。ちょっと意外な気がしました、アメリカって人種には煩くても趣味嗜好とかにはもうちょっと寛容なのかと思っていました。宗教って大きな存在なんですねー。・・・無宗教の我が国だったら、日本に置き換えたら・・・もっと厳しい状況だったかな、逆に(間違いなく村八分す)。
流石に賞を獲るだけあるな、ショーンって本当はゲイ?って思っちゃった。
どこがどうって具体的に表現しづらいんですけど、ひと目でそれ、って判るんですよ。
それからハーヴェイ氏がそうだったんでしょうが、言葉の端々が個性的でした。ちょっと拗ねたコみたな、ちょっとゲイのウェットに富んだ皮肉を言うとことか、私からしたら「それじゃぁ刺されて死ぬぞ」って思うような事をズバリと言う。「政治は舞台だから時には声高に言わないと!」っていう様なセリフがあったんですが、正にそんな感じ
皆、実在の人物ばかり登場していて、作品の最後の最後に、ご本人とその役を演じた俳優さんのフォトが並んで流れるのです。が、出ていた皆さん、スゴいんですよ、似ているっていうだけじゃなくて、取り付かれてる?・・・ですか?なんかオーラ凄すぎ。
作品全体、みんなで主演賞を獲ったみたいだ、と感じました。
ストーリー展開としては、小さな公職選挙に何度も落ちたり、ゲイゆえに嫌がらせされたりそれに怯えたり、恋愛もサイド(結構メインかも)ストーリーにあって、「ゲイ」ってことを除くとへんてつ無い気がします。
とっても細かく史実を再現しているそうだし、脇を固める俳優さん達もそれはそれはいろんな努力をしたみたいなので、「俳優の努力でこうも人は変って見える」、みたいな部分を鑑賞するのもいいかも。
でも、ストレートでともすれば‘腐女子’に分類され系の私には、冒頭いきなり40歳オトコのゲイ・ラブシーンはキツいものが。PG12は納得です、その後もちょこちょこ「ラブシーン」出てきますよ~。男性俳優としてストレートにファンな貴女はあの俳優さんとショーンのラブシーン(その他にもそれぞれいちゃいちゃシーンあり)でショックを受けちゃうかも。
(ぁ営業妨害ではありません)
ゲイだけでなく、レズビアンや有色人種など、マイノリティーの権利を勝ち取った政治の映画という側面が一番なのでしょう、でも「政治映画」の堅苦しさはハーヴェイのチャーミングさのおかげでいい意味でないですよ。
「ミルク」@映画生活
最近、あまり予備知識(嫌でも入ってきちゃうけど)を入れないで作品を鑑賞する、初期のMyスタイルに戻って観ているのですが、これはちょっとは知識があってもいいかも(って、結末を家族にバラされて出掛けていった私の怒りは幾ばかりか・・・っ)。何せ‘ミルク’っていうのが本名ではなくて、何か揶揄とあだ名とか思っていたのですよ、私(恥~)。
だってなんだか可愛らしい名前(あくまで私見)じゃないですか?ミルクって。そうではなかったけれど、ショーンは名前からの想像通りのチャーミングなハーヴェイ・ミルク氏を演じていました。
今回ネタばれとかはないです。史実で、1984年にはアカデミーの記録映画賞を撮っているドキュメンタリー作品も存在しているそうですから。
>あまり予備知識を入れないで作品を鑑賞する
この作品については今年度のアカデミー・最優秀主演男優賞獲得作品として既に有名。そりゃ観ないわけには、ね!ってコトは重々インプットして行きましたよ。
ハーヴェイ・ミルク氏とは同性愛者と公言してアメリカで初の公職についた人。それはなんと1977年。
なんか結構最近な事の気がします(私とっくに生まれてる)。ちょっと意外な気がしました、アメリカって人種には煩くても趣味嗜好とかにはもうちょっと寛容なのかと思っていました。宗教って大きな存在なんですねー。・・・無宗教の我が国だったら、日本に置き換えたら・・・もっと厳しい状況だったかな、逆に(間違いなく村八分す)。
流石に賞を獲るだけあるな、ショーンって本当はゲイ?って思っちゃった。
どこがどうって具体的に表現しづらいんですけど、ひと目でそれ、って判るんですよ。
それからハーヴェイ氏がそうだったんでしょうが、言葉の端々が個性的でした。ちょっと拗ねたコみたな、ちょっとゲイのウェットに富んだ皮肉を言うとことか、私からしたら「それじゃぁ刺されて死ぬぞ」って思うような事をズバリと言う。「政治は舞台だから時には声高に言わないと!」っていう様なセリフがあったんですが、正にそんな感じ
皆、実在の人物ばかり登場していて、作品の最後の最後に、ご本人とその役を演じた俳優さんのフォトが並んで流れるのです。が、出ていた皆さん、スゴいんですよ、似ているっていうだけじゃなくて、取り付かれてる?・・・ですか?なんかオーラ凄すぎ。
作品全体、みんなで主演賞を獲ったみたいだ、と感じました。
ストーリー展開としては、小さな公職選挙に何度も落ちたり、ゲイゆえに嫌がらせされたりそれに怯えたり、恋愛もサイド(結構メインかも)ストーリーにあって、「ゲイ」ってことを除くとへんてつ無い気がします。
とっても細かく史実を再現しているそうだし、脇を固める俳優さん達もそれはそれはいろんな努力をしたみたいなので、「俳優の努力でこうも人は変って見える」、みたいな部分を鑑賞するのもいいかも。
でも、ストレートでともすれば‘腐女子’に分類され系の私には、冒頭いきなり40歳オトコのゲイ・ラブシーンはキツいものが。PG12は納得です、その後もちょこちょこ「ラブシーン」出てきますよ~。男性俳優としてストレートにファンな貴女はあの俳優さんとショーンのラブシーン(その他にもそれぞれいちゃいちゃシーンあり)でショックを受けちゃうかも。
(ぁ営業妨害ではありません)
ゲイだけでなく、レズビアンや有色人種など、マイノリティーの権利を勝ち取った政治の映画という側面が一番なのでしょう、でも「政治映画」の堅苦しさはハーヴェイのチャーミングさのおかげでいい意味でないですよ。
「ミルク」@映画生活
by bijomaru0330am | 2009-04-04 23:45 | 試写会