「ジェネラル・ルージュの凱旋」を観る
2009年 04月 01日
先日、昨年ウキウキとお金を払って(←ココ大事)鑑賞した「チーム・バチスタの悲劇」がとっとと地上波で、たった一年で放送になってしまったので、「こりゃまたコレも来年早々に地上波か?」と観る気が若干失せていた、「ジェネラル・ルージュの凱旋」。またまたとっても評判がいいみたい・・・特に堺雅人さんが・・・なので、珍しく「映画の日」に見て来ちゃいました。はは、また原作は読んでいないんですよ、もうこのシリーズはいいでしょう、と。
評判や予告編程度の知識はありますが、またまたどんな話か知りません。
前作を観た時の薄い印象は、もうシリーズ二作目ですからね、ナイです。人物像も背景も環境も‘映画の中だけ’ですが、把握しているつもり。それだけに、阿部ちゃんの厚生労働省役人・白鳥にはオモシロキャラに期待しているし、田口先生(竹内結子ちゃん)にも相変わらずのボケボケを期待。で、で、勿論NHKで大ブレイクの堺さん演じるジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍・仮)=速水先生に大期待!シリーズの強みを遺憾なく発揮してくれたかな~な作品でした。
↓ここから少々ネタバレあり。今回も見る予定の方はパスして下さいね。
東城大学付属病院には、「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれる敏腕だがワンマンで人でなし、と呼ばれる救命救急のセンター長・速水医師(堺雅人)がいる。決して救急車の要請を断らず、スタッフからはその激務から嫌われている様だ。そんな速水が医療メーカーと癒着している、と告発文が「バチスタ」の一件から院内倫理委員会の委員長になってしまっている田口医師の元に届く。
倫理委員会の「副」委員長は高嶋・弟・政伸演じる、精神神経科の准教授沼田医師。
「副」に甘んじていることが、忌々しくてしょうがない!という態がもうスクリーン前面に出ていて、始めの30分はこのお方の独壇場。田口センセ、しっかりぃ・・・。正直、期待が大きい分この30分がタルかった~、セリフで説明ばっかだし、動きも少なくて。
「ガリバー・白鳥」が登場して、ギュギュッと画面も絞まって話も面白くなり安心しました。田口センセも生き生きしてきたし♪やっぱいいです、原作とは相当違う人物キャラらしいけど(笑)。
癒着を名指しされていた企業の社員が病院屋上から転落死し、この一件は殺しも含め院内で大事に。また告発文は官僚・白鳥の元にも届いており、当然白鳥もこの一件に首をつっこんでくる。二通の告発文には若干の相違があり、手書きの一通には共犯に看護士長の花房(羽田美智子)も噛んでいる、との内容が。
堺さんと羽田さん、良かったです。真剣勝負の現場にいるんだ!って鬼気迫る演技が。魅せてくれました。
このストーリーの大きなKeyとして「誰が告発文を書いたか、出したか。」があるのですが、登場人物が少ないので、結構すぐに察しはつきます、ミステリー好きにはね。セリフやヒントも多いし。終盤の笑いを誘うオチネタもすぐ分かるし。もうひとつのKeyはあってはならない“災害”シーンですか。トリアージには胸がぎゅっとなりました。
様は癒着はしてるんですよね。
んじゃぁ何で癒着してたか、どうしてしなくちゃなんなかったか。
昔、勤めた会社で取引先の船積み会社(大々企業)さんが、部長付の私にものスゴイ気を使ってくれました。いやいや~、別に癒着していたんじゃナイんですよ、全ては円滑に物事を進める為の‘努力’を私がしていた(らしい)から、って事です。いや、比べるにはちっちゃ過ぎちゃったんですけど(恥)。
民間一般企業と医療関係の会社絡みの付き合いは比べ物にならない。
病院ではお客様=患者、一般企業ではお客様=取引先やエンドユーザー。
似ているのは、そうですね、「癒着」と「~の為に」がごちゃごちゃになっている点ですか?
決して誉められたことではないんです、当人がどう動いたかは別にして、正当な経理以外の売り掛けの動きは如何なるときでも不正は不正。
(注:私は不正はしていません、・・・仲が良かったダケです)
最近なにかと‘たらいまわし’という表現でニュースにあがる、救命救急。
以前、救命救急センターにいたお医者さんに用事があった時、「君はここに似合わないし、来ることも無い様に。」と言われたことがあります。若かったのでよく意味が判らなかったのですが、その寒々としたイメージから、来たくないな、とは内心思いました。
そこは「お医者さんなら助けられる、でも一刻を争う患者さん」が居るところ。だから、出来たらお世話にならないように、行かないようにするのが一番、と今は判るし思うんです。
でもどうしても行かなくちゃならない時、そこがそこにいる医師が思い切りその能力を発揮出来ない様な、機能が働いていない様な所には出来たら行きたくないものです。でもそういう時って大概場所は選べない。だから、人の命を預かる様な職業の方は、営利を求めてもいいから、余計な邪念なく緊急の際には最大限の力を発揮出来て、その結果私が死んじゃっても、お互い後悔の無いような環境や心持で居て頂きたい、と思います。
この大学病院、設定が科目で20以上、その他診療専系でも15以上の部門があるんですよね、なので、いくらでも事件が起こりうる。原作のシリーズはまだまた人気でこれからも映像化されるでしょう。
終盤、「東城大学付属病院」オールスターズ(医師)も登場、「お医者さんってカッコいい!」(白衣や年収じゃなく~)って思いました。
まま、堺さんや玉山さんみたいなイケメンの外科医はそうそう居ないので、やはりドラマで作り事なんですけどね。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」@映画生活
評判や予告編程度の知識はありますが、またまたどんな話か知りません。
前作を観た時の薄い印象は、もうシリーズ二作目ですからね、ナイです。人物像も背景も環境も‘映画の中だけ’ですが、把握しているつもり。それだけに、阿部ちゃんの厚生労働省役人・白鳥にはオモシロキャラに期待しているし、田口先生(竹内結子ちゃん)にも相変わらずのボケボケを期待。で、で、勿論NHKで大ブレイクの堺さん演じるジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍・仮)=速水先生に大期待!シリーズの強みを遺憾なく発揮してくれたかな~な作品でした。
↓ここから少々ネタバレあり。今回も見る予定の方はパスして下さいね。
東城大学付属病院には、「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれる敏腕だがワンマンで人でなし、と呼ばれる救命救急のセンター長・速水医師(堺雅人)がいる。決して救急車の要請を断らず、スタッフからはその激務から嫌われている様だ。そんな速水が医療メーカーと癒着している、と告発文が「バチスタ」の一件から院内倫理委員会の委員長になってしまっている田口医師の元に届く。
倫理委員会の「副」委員長は高嶋・弟・政伸演じる、精神神経科の准教授沼田医師。
「副」に甘んじていることが、忌々しくてしょうがない!という態がもうスクリーン前面に出ていて、始めの30分はこのお方の独壇場。田口センセ、しっかりぃ・・・。正直、期待が大きい分この30分がタルかった~、セリフで説明ばっかだし、動きも少なくて。
「ガリバー・白鳥」が登場して、ギュギュッと画面も絞まって話も面白くなり安心しました。田口センセも生き生きしてきたし♪やっぱいいです、原作とは相当違う人物キャラらしいけど(笑)。
癒着を名指しされていた企業の社員が病院屋上から転落死し、この一件は殺しも含め院内で大事に。また告発文は官僚・白鳥の元にも届いており、当然白鳥もこの一件に首をつっこんでくる。二通の告発文には若干の相違があり、手書きの一通には共犯に看護士長の花房(羽田美智子)も噛んでいる、との内容が。
堺さんと羽田さん、良かったです。真剣勝負の現場にいるんだ!って鬼気迫る演技が。魅せてくれました。
このストーリーの大きなKeyとして「誰が告発文を書いたか、出したか。」があるのですが、登場人物が少ないので、結構すぐに察しはつきます、ミステリー好きにはね。セリフやヒントも多いし。終盤の笑いを誘うオチネタもすぐ分かるし。もうひとつのKeyはあってはならない“災害”シーンですか。トリアージには胸がぎゅっとなりました。
様は癒着はしてるんですよね。
んじゃぁ何で癒着してたか、どうしてしなくちゃなんなかったか。
昔、勤めた会社で取引先の船積み会社(大々企業)さんが、部長付の私にものスゴイ気を使ってくれました。いやいや~、別に癒着していたんじゃナイんですよ、全ては円滑に物事を進める為の‘努力’を私がしていた(らしい)から、って事です。いや、比べるにはちっちゃ過ぎちゃったんですけど(恥)。
民間一般企業と医療関係の会社絡みの付き合いは比べ物にならない。
病院ではお客様=患者、一般企業ではお客様=取引先やエンドユーザー。
似ているのは、そうですね、「癒着」と「~の為に」がごちゃごちゃになっている点ですか?
決して誉められたことではないんです、当人がどう動いたかは別にして、正当な経理以外の売り掛けの動きは如何なるときでも不正は不正。
(注:私は不正はしていません、・・・仲が良かったダケです)
最近なにかと‘たらいまわし’という表現でニュースにあがる、救命救急。
以前、救命救急センターにいたお医者さんに用事があった時、「君はここに似合わないし、来ることも無い様に。」と言われたことがあります。若かったのでよく意味が判らなかったのですが、その寒々としたイメージから、来たくないな、とは内心思いました。
そこは「お医者さんなら助けられる、でも一刻を争う患者さん」が居るところ。だから、出来たらお世話にならないように、行かないようにするのが一番、と今は判るし思うんです。
でもどうしても行かなくちゃならない時、そこがそこにいる医師が思い切りその能力を発揮出来ない様な、機能が働いていない様な所には出来たら行きたくないものです。でもそういう時って大概場所は選べない。だから、人の命を預かる様な職業の方は、営利を求めてもいいから、余計な邪念なく緊急の際には最大限の力を発揮出来て、その結果私が死んじゃっても、お互い後悔の無いような環境や心持で居て頂きたい、と思います。
この大学病院、設定が科目で20以上、その他診療専系でも15以上の部門があるんですよね、なので、いくらでも事件が起こりうる。原作のシリーズはまだまた人気でこれからも映像化されるでしょう。
終盤、「東城大学付属病院」オールスターズ(医師)も登場、「お医者さんってカッコいい!」(白衣や年収じゃなく~)って思いました。
まま、堺さんや玉山さんみたいなイケメンの外科医はそうそう居ないので、やはりドラマで作り事なんですけどね。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」@映画生活
by bijomaru0330am | 2009-04-01 23:45 | 映画鑑賞