「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」を観る
2009年 03月 18日
日本でも動物、しかもペットものを映画にすると興業がいいですが、この「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」は本国アメリカでメガ・ヒットだそう。
でもさ、・・・主演がアメリカの永遠の恋人(個人的には理解しがたい・・・ファンの方々ごめんなさい)、ジェニファー・アニストンと、オーエン・ウィルソンだからじゃん(こてこてのアメンカンじゃん)と思っていたのですけど。観てみて確かにそれもあるとは思いましたが、
「アメリカも、より家庭的な普通の幸せに飢えているのかも。」と感じました。
わんちゃんネタばっかでない、いい作品です。
↓ここからネタバレちょっとあり。でも観ないと判らないよさがあります。
ジョン(オーエン)とジェニー(アニストン)は共に新聞記者として働くカップル。何事も計画好きなジェニーと、彼女にベタ惚れゆえに言いなりのジョン。ジェニーの計画その1、暖かいところで新婚生活をする!ってことで、結婚早々フロリダに引越し。
いやぁアタシね~、実はアニストン苦手。本国ではブラピと結婚した当時、「アニストンが勿体無い」状態だったそうだし、今でも「なりたい髪形No1」とかのアニストン。でもでも私には彼女のゴシップネタのほうがデータとして多いし、出演作もなんかいかにもヤンキーな「短パンTシャツ娘」のイメージしかなくって、好きくないの。
それに毎回書いていますがオーエンの「m」の発音が・・・キツい。耳に。
でも!犬♪大好きなのですよね、柴犬の次にラヴラドールが好き(マーリーはラヴ)だし。
さて、ジョンは大手・地元新聞の記者として転職(当たり前ですね引っ越したんだから)、
まんまとジェニーの「計画その2(ダンナを有名企業に就職させる)」は成就ですー。でも、ジャーナリスト(記者)ではなく、コラムニスト(評論家かな)としての採用なんですよ。
そして「計画その3」は・・・いわずと知れた「子作り」。こうも典型的なカップルだと、ちょっと「サブっ」ってなるほどフツーなんですけど(天邪鬼な私を許して)。でも、ちょっと早いな、ってことでペットを飼う事に。それがラヴラドールのマーリー。
ちょっとっていうか、あんまり賢くないわんちゃんだったんですね、彼は。・・・お利口さんの犬種なんですけどね、基本的にラヴは。でもマーリーは、噛み癖とひっぱり癖が治らないコ(永遠にぃ)で、フロリダ特有の天候(ネタバレだからナイショ)のせいで大鳴きします。
結構理想な生活を目指してきたジョンとジェニーはかなーり手を焼きます(笑えるほど)。
が、・・・話の中ではそう困ってない風(困ってるけどね、生活の上では)。それより、愛情が上回っているの。マーリーは二人の生活の一部に自然となって時が過ぎます。
ペットてそこが凄い所なんですよね~。
ジョンのコラムは日々の生活を書きますが、ついつい馬鹿犬のマーリーの話題が多くなり、人気のコラムに。そうこうするうちに、父・母になる覚悟も出来、妊娠→出産。
その過程もアメリカ的っていうか、フロリダっぽい(偏見丸出し)っていうか(笑)。
ジョンとジェニーはべったべたにKissしまくりの、ガバっと足を絡めあう様な抱き合い方のカップルで、「日本人です。」な私には抵抗が・・・でも、きっとこれがフツーの若人アメリカカップル。いいさね、HOTで。
子供が増え、プール付の家に越し、キャリアUPの為にフィラデルフィアに転居。う~ん、憧れですね。言っときますが、この夫婦そこそこのレベルで裕福なんですよ、これはもう大前提の話ですから(笑)。予め「そういうもの」と思って観たほうがいい。それがそう嫌味(妬み?)に感じないのは、凄く普通に当たり前の悩みやトラブルがあるんですよ、夫婦でファミリーなので。それに常にマーリーが絡んでくる。
ジョンはジャーナリストだったのが、コラムリストになった当惑と仲間の記者に対しての憧れとちょっと嫉妬なども織り交ぜられてるし、ジェニーはキャリアを捨てて家庭に入るけど、育児疲れや仕事への未練も覗かせる。「こんなつもりじゃなかった!(計画ズタボロ)」
全体的にコミカルにものすごくファミリー作品なんです、いうなればN○Kの夕方の海外ドラマ並みに健全で判り易い。尺は1時間56分ですが、やろうと思えば2クールはいける程の話をぎゅぎゅっと凝縮。
邦題に「世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(どうなの?このセンス。)なんてついていますが、原題は「マーリー&ミー」。Me=ジョンで、主役はオーエンです。男同士(!)マーリー相手にボヤくジョンがいい。今回そんなオーエンの「m」、気にならなかったな~。
彼はこういった普通の等身大のアメリカン・ガイを演じたほうが似合いなのでは。
フロリダの夏、フィラデルフィア秋・冬など、四季を感じられる作品で(落ち葉の中、親子でアメフトなんてエディーバウアーの宣伝フィルムかと思った。)アメカジなファッションも親近感があります。・・・アニストンはこんな格好がすごく良く似合う。“永遠の恋人”にもちょっと納得かな。
命あるもの限りがある。なので、結末はご想像出来ると思います。20~40代を演じたアニストンがいいママです、カップルから家族への肯定を判り易く表現してくれた、ペットのいる彩りのある暮らしは素敵ですね。
吹替上映なら、比較的小さなお子様でも鑑賞できるのでは。でも本当にキスと抱き合いは多いですよ(笑)。
「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」@映画生活
でもさ、・・・主演がアメリカの永遠の恋人(個人的には理解しがたい・・・ファンの方々ごめんなさい)、ジェニファー・アニストンと、オーエン・ウィルソンだからじゃん(こてこてのアメンカンじゃん)と思っていたのですけど。観てみて確かにそれもあるとは思いましたが、
「アメリカも、より家庭的な普通の幸せに飢えているのかも。」と感じました。
わんちゃんネタばっかでない、いい作品です。
↓ここからネタバレちょっとあり。でも観ないと判らないよさがあります。
ジョン(オーエン)とジェニー(アニストン)は共に新聞記者として働くカップル。何事も計画好きなジェニーと、彼女にベタ惚れゆえに言いなりのジョン。ジェニーの計画その1、暖かいところで新婚生活をする!ってことで、結婚早々フロリダに引越し。
いやぁアタシね~、実はアニストン苦手。本国ではブラピと結婚した当時、「アニストンが勿体無い」状態だったそうだし、今でも「なりたい髪形No1」とかのアニストン。でもでも私には彼女のゴシップネタのほうがデータとして多いし、出演作もなんかいかにもヤンキーな「短パンTシャツ娘」のイメージしかなくって、好きくないの。
それに毎回書いていますがオーエンの「m」の発音が・・・キツい。耳に。
でも!犬♪大好きなのですよね、柴犬の次にラヴラドールが好き(マーリーはラヴ)だし。
さて、ジョンは大手・地元新聞の記者として転職(当たり前ですね引っ越したんだから)、
まんまとジェニーの「計画その2(ダンナを有名企業に就職させる)」は成就ですー。でも、ジャーナリスト(記者)ではなく、コラムニスト(評論家かな)としての採用なんですよ。
そして「計画その3」は・・・いわずと知れた「子作り」。こうも典型的なカップルだと、ちょっと「サブっ」ってなるほどフツーなんですけど(天邪鬼な私を許して)。でも、ちょっと早いな、ってことでペットを飼う事に。それがラヴラドールのマーリー。
ちょっとっていうか、あんまり賢くないわんちゃんだったんですね、彼は。・・・お利口さんの犬種なんですけどね、基本的にラヴは。でもマーリーは、噛み癖とひっぱり癖が治らないコ(永遠にぃ)で、フロリダ特有の天候(ネタバレだからナイショ)のせいで大鳴きします。
結構理想な生活を目指してきたジョンとジェニーはかなーり手を焼きます(笑えるほど)。
が、・・・話の中ではそう困ってない風(困ってるけどね、生活の上では)。それより、愛情が上回っているの。マーリーは二人の生活の一部に自然となって時が過ぎます。
ペットてそこが凄い所なんですよね~。
ジョンのコラムは日々の生活を書きますが、ついつい馬鹿犬のマーリーの話題が多くなり、人気のコラムに。そうこうするうちに、父・母になる覚悟も出来、妊娠→出産。
その過程もアメリカ的っていうか、フロリダっぽい(偏見丸出し)っていうか(笑)。
ジョンとジェニーはべったべたにKissしまくりの、ガバっと足を絡めあう様な抱き合い方のカップルで、「日本人です。」な私には抵抗が・・・でも、きっとこれがフツーの若人アメリカカップル。いいさね、HOTで。
子供が増え、プール付の家に越し、キャリアUPの為にフィラデルフィアに転居。う~ん、憧れですね。言っときますが、この夫婦そこそこのレベルで裕福なんですよ、これはもう大前提の話ですから(笑)。予め「そういうもの」と思って観たほうがいい。それがそう嫌味(妬み?)に感じないのは、凄く普通に当たり前の悩みやトラブルがあるんですよ、夫婦でファミリーなので。それに常にマーリーが絡んでくる。
ジョンはジャーナリストだったのが、コラムリストになった当惑と仲間の記者に対しての憧れとちょっと嫉妬なども織り交ぜられてるし、ジェニーはキャリアを捨てて家庭に入るけど、育児疲れや仕事への未練も覗かせる。「こんなつもりじゃなかった!(計画ズタボロ)」
全体的にコミカルにものすごくファミリー作品なんです、いうなればN○Kの夕方の海外ドラマ並みに健全で判り易い。尺は1時間56分ですが、やろうと思えば2クールはいける程の話をぎゅぎゅっと凝縮。
邦題に「世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(どうなの?このセンス。)なんてついていますが、原題は「マーリー&ミー」。Me=ジョンで、主役はオーエンです。男同士(!)マーリー相手にボヤくジョンがいい。今回そんなオーエンの「m」、気にならなかったな~。
彼はこういった普通の等身大のアメリカン・ガイを演じたほうが似合いなのでは。
フロリダの夏、フィラデルフィア秋・冬など、四季を感じられる作品で(落ち葉の中、親子でアメフトなんてエディーバウアーの宣伝フィルムかと思った。)アメカジなファッションも親近感があります。・・・アニストンはこんな格好がすごく良く似合う。“永遠の恋人”にもちょっと納得かな。
命あるもの限りがある。なので、結末はご想像出来ると思います。20~40代を演じたアニストンがいいママです、カップルから家族への肯定を判り易く表現してくれた、ペットのいる彩りのある暮らしは素敵ですね。
吹替上映なら、比較的小さなお子様でも鑑賞できるのでは。でも本当にキスと抱き合いは多いですよ(笑)。
「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」@映画生活
by bijomaru0330am | 2009-03-18 23:45 | 試写会