「7つの贈り物」を観る
2009年 02月 09日
数ある試写会のジャパン・プレミアでハリウッドスターを拝めるのは至極得した気分です。
それも昨年に引き続き、同じスターに‘お会い’(正しくはお見かけ)出来たのはラッキーでした。(一年に三回も来日してたら当たるかな)彼がプレミアで来日して、レッドカーペット→試写だと、必ず押す(予定時間が伸びていること)のよね(なのでギリギリ入場でも大丈夫なのよね~笑)。主演ウィル・スミス、「7つの贈り物」を観てきました。
冒頭、「ネタバレしないで感想書いて宣伝して!」的なMCだったので、レビューが難しいんですが、なんとか頑張ってみたいと思います。舞台挨拶で毎度の陽気な(しかも過度に)ウィルからは想像も出来ない、苦悩し涙し、戸惑う彼を見ることになる作品でした。
人の生物学的年齢に係わらず、「経験という糧」は物事の許容範囲を造ってくれるように思います。この作品はそんな許容範囲によって(私見)すごく印象が違うのでは。
TVでどっかの著名人が、「日本人の理性や価値観からは受け入れ堅い(主人公のする)行動。」とコメントしてました。私も数年前だったらこんなストーリーは「自己満足」とか「利己主義」とか、「偽善」「個人情報の乱用」「虚偽」、(おっとネタバレ)・・・といった言葉を初めに思いついたに違いありません。今でこそ受け入れられる範囲ではありますが、何せ根本的に“極楽蜻蛉”な私には、主人公の「彼」の行動は理解に苦しむ部分が多々。気持ちは・・・少しは理解出来ますが。
ウィル自身も「自分自身とは全く違う(思考の)男性」とコメントしていました。
冒頭、「彼」は7人の名前を書いたメモを手に嘆き悲しむ風情でいる。
‘悲しむ’より‘苦悩’の方が近い感じで。MCが「話の初めは混乱しちゃうかもしれないけれど、しっかり観ていて」というように、過去と現実(でもどこがどこなのかちょっと線引きが曖昧)が交錯する。美しい女性と抱擁を交わす彼、仕事にいそしむ彼。微笑み、感じの良い(でもどこか儚い)彼、兄弟と口ケンカする彼、友人(親友らしい)とも言い争っている(でも喧嘩ではないみたい)彼。次第にはっきりして来るのは「彼は何かを遂行すべき行動を計画的に自らの意思で取っている(辛そうに)」らしいこと。
「7人」の人々が出てきている時点で題名とリンクしているのだから、察しはつくのだが、「なぜ?」「どうして?」とこんがらがった糸を解す様に観ていると、彼の究極の贈り物が姿を現すのだ。
個人的に好きなシーンは共演のロザリオ・ドーソン演じる女性と犬と草原を散歩するシーン。ぜんぜんオシャレなシチュエーションじゃない(女性は病気がちで顔色も悪い)んですが、なんか心休まりました。
ロザリオって、役でも現実でもとっても魅力的で素敵な女性(彼女も挨拶で登壇したので)と見受けられました。なんか「どこか」でも好きな顔だった、と思ったら、「MIB2」でウィルと共演していた彼女!その当時、気に入っていた彼女でした。調べたら「シン・シティ」にも出てた?・・・どの役だったのかな、裏社会を仕切っていたおっかないオネーちゃんかな?
話が反れましたが、この「究極の贈り物」、貰った人はどうなんでしょうか、一生手に入らないと諦めていた「もの」だから、掛け値無しに心から感謝している事でしょう。
映画作品としては仲々良かったんでないか、と思いつつもどこかなんとなく納得していない自分もどこかに居ましたね。
この役をこんな風に出来るウィルは、「今年も観客動員数一位獲得だな」と感じる旬な日本贔屓な俳優だ、と思いました。
「7つの贈り物」@映画生活
それも昨年に引き続き、同じスターに‘お会い’(正しくはお見かけ)出来たのはラッキーでした。(一年に三回も来日してたら当たるかな)彼がプレミアで来日して、レッドカーペット→試写だと、必ず押す(予定時間が伸びていること)のよね(なのでギリギリ入場でも大丈夫なのよね~笑)。主演ウィル・スミス、「7つの贈り物」を観てきました。
冒頭、「ネタバレしないで感想書いて宣伝して!」的なMCだったので、レビューが難しいんですが、なんとか頑張ってみたいと思います。舞台挨拶で毎度の陽気な(しかも過度に)ウィルからは想像も出来ない、苦悩し涙し、戸惑う彼を見ることになる作品でした。
人の生物学的年齢に係わらず、「経験という糧」は物事の許容範囲を造ってくれるように思います。この作品はそんな許容範囲によって(私見)すごく印象が違うのでは。
TVでどっかの著名人が、「日本人の理性や価値観からは受け入れ堅い(主人公のする)行動。」とコメントしてました。私も数年前だったらこんなストーリーは「自己満足」とか「利己主義」とか、「偽善」「個人情報の乱用」「虚偽」、(おっとネタバレ)・・・といった言葉を初めに思いついたに違いありません。今でこそ受け入れられる範囲ではありますが、何せ根本的に“極楽蜻蛉”な私には、主人公の「彼」の行動は理解に苦しむ部分が多々。気持ちは・・・少しは理解出来ますが。
ウィル自身も「自分自身とは全く違う(思考の)男性」とコメントしていました。
冒頭、「彼」は7人の名前を書いたメモを手に嘆き悲しむ風情でいる。
‘悲しむ’より‘苦悩’の方が近い感じで。MCが「話の初めは混乱しちゃうかもしれないけれど、しっかり観ていて」というように、過去と現実(でもどこがどこなのかちょっと線引きが曖昧)が交錯する。美しい女性と抱擁を交わす彼、仕事にいそしむ彼。微笑み、感じの良い(でもどこか儚い)彼、兄弟と口ケンカする彼、友人(親友らしい)とも言い争っている(でも喧嘩ではないみたい)彼。次第にはっきりして来るのは「彼は何かを遂行すべき行動を計画的に自らの意思で取っている(辛そうに)」らしいこと。
「7人」の人々が出てきている時点で題名とリンクしているのだから、察しはつくのだが、「なぜ?」「どうして?」とこんがらがった糸を解す様に観ていると、彼の究極の贈り物が姿を現すのだ。
個人的に好きなシーンは共演のロザリオ・ドーソン演じる女性と犬と草原を散歩するシーン。ぜんぜんオシャレなシチュエーションじゃない(女性は病気がちで顔色も悪い)んですが、なんか心休まりました。
ロザリオって、役でも現実でもとっても魅力的で素敵な女性(彼女も挨拶で登壇したので)と見受けられました。なんか「どこか」でも好きな顔だった、と思ったら、「MIB2」でウィルと共演していた彼女!その当時、気に入っていた彼女でした。調べたら「シン・シティ」にも出てた?・・・どの役だったのかな、裏社会を仕切っていたおっかないオネーちゃんかな?
話が反れましたが、この「究極の贈り物」、貰った人はどうなんでしょうか、一生手に入らないと諦めていた「もの」だから、掛け値無しに心から感謝している事でしょう。
映画作品としては仲々良かったんでないか、と思いつつもどこかなんとなく納得していない自分もどこかに居ましたね。
この役をこんな風に出来るウィルは、「今年も観客動員数一位獲得だな」と感じる旬な日本贔屓な俳優だ、と思いました。
「7つの贈り物」@映画生活
by bijomaru0330am | 2009-02-09 23:45 | 試写会